3月を迎えトラッドスタイル好きの皆さんにとっては、ジャケットシーズンの到来ですね!
私も春の基本はジャケットスタイルです。
でも、たまにはブルゾンを取り入れたカジュアルな装いを楽しみたいという気持ちも当然あります。
ジャケット好き以前に洋服好きなんだから!!
ちょっとだけスタイルの幅を広げれたならな・・・と
一重にブルゾンと言っても世の中には無数に存在します。
もちろん欲しいのはトラッドな雰囲気漂うブルゾン
そんな1着をここ1ヶ月程探してます。
そもそもブルゾンってなんだ!?
ここ日本でブルゾンという言葉がいつ頃から浸透しだしたのか定かではありませんが、地方出身の私の少年時代には、季節を問わず上着はすべて「ジャンパー」と呼ばれていました。
ブルゾンという言葉は大学生になるまで知らなかったような気がします。かろうじてブルゾンちえみ登場前です(笑)
ブルゾンの定義を調べようとWikipediaで検索をかけると大方の予想通りジャンパーのページに飛ばされます。
ジャンパー(英: jumper)は、ゆったりとした活動的な上着全般、遊び着、仕事着、作業着、運動着、防寒着などを指して用いられる[1]。ジャンバーは本来誤読であるが日本語における訛りとしてしばしば使われる。
作業着タイプのジャンパーの裾にたるみを入れて絞ったもの、およびジャンパーの中でもファッション性の高いものを指してブルゾン(仏: blouson)と呼ぶ[2][1][3]。
雑にまとめると、ジャンパーとは運動性能に優れた短丈の上着。その中でもファション性が高いものがブルゾンとの事。
ちなみに、「jumper」という英単語はアメリカ英語ではジャンパースカート、イギリス英語ではセーターやカーディガンの事を指すようです。
・・・うーん、ややこしい
私のイメージではブルゾン=リブ付き&ジップアップでしたがそういうワケでもなさそうですね。
ということで、ここでのブルゾンとは「テーラードジャケット・コート以外のカジュアルなアウター」と超超雑に定義させてもらいます。
トラッドなブルゾン's
主観で定義したブルゾンなので、本来の意味とは異なるモノもあると思いますが、ご了承ください。
ハリントンジャケット
立ち上がった襟、ジップアップ、短い着丈が特徴のアウター。
元々ゴルフ用のジャンパーとして誕生して、日本ではスイングトップという呼称の方が一般的でしょうか。
スイングというのもゴルフスイングが由来です。
気になるのは・・・
バラクータ G9
THEクラシックブルゾン
「トラッドなブルゾンが欲しい!」となって一番に思い浮かべたのはやはりこの名品です。
印象的なタータンチェックの裏地と背中の切れ目(アンブレラカット)は、多くの後発ブルゾンで取り入れられるディテールです。
セレクトショップ別注品も数多くあり、お店で見かける機会も結構あるのではないでしょうか。
先日、G9と思わしきスイングトップにジーンズとチャッカブーツを合せて初老の紳士を見かけましたが、やっぱりカッコいいですね。
一歩間違えると「おじさんジャンパー」になりかねませんが、ある程度年齢を重ねた方が雰囲気も出て似合いそうです。
ゴルフ好きの父にプレゼントとかも良いかもなぁー
ドリズラージャケット
大きなカテゴリーではドリズラージャケットもハリントンジャケットの中に含まれます。特徴としては一般的なハリントンジャケットは立ち襟ですが、ドリズラーはシャツ襟となっています。
そもそもドリズラーという名前自体はアメリカのブランド「マクレガー」の商品名そのものですが、一般名詞化され同じ特徴を持つハリントンジャケット全般がこう呼ばれるようになりました。
気になるのは・・・
シップス別注 マクレガー リネン50’sドリズラー
やっぱりここはマクレガーのドリズラーです。こちらはシップス別注で往年のディテールを再現しながら、リネン80%の生地が使用されています。軽やかの着心地はもちろんですが、リネンならではの表情も楽しめそうですね。
春にリネンのブルゾン、なかなかイイじゃないですか。
サファリジャケット
アフリカへ狩猟旅行をするために考案されたジャケット。
貴族のためのジャケットなので、「サファリ」という野性的な響きとは裏腹に、とても優雅な雰囲気を纏っています。
4つのプリーツポケットとウエストベルトが特徴です。その出自から基本的には春夏用で、薄手のコットンやリネンなどが使用される事が多いようです。
どちらかと言えばテーラードの要素も強く、この中に含むか迷いましたが、カジュアルアイテムである事は間違いないので入れてみました。
気になるのは・・・
ナノ・ユニバース別注 RING JACKET サファリブルゾン
サファリジャケット=4つポケットは必須ですが、他のディテールはモノによって違ってきます。
できるたげ装飾品は削ぎ落としてシンプルな方が好みなので肩章は不要です。
個人的にウエストベルトは好きなんですが、少しドレッシーすぎるかなと。
カジュアルに着こなしたいということであればベルトなしの方が良いかも。
気になったナノ・ユニバース別注のRING JACKETのサファリジャケットは 、私のイメージに近いです。
オフホワイトの色味もいいですね。
昨年のモデルですが在庫まだあります。
価格も下がってるのでお薦めです。
CPOジャケット
ここ数年若い方に大人気ですね。男女問わず様々な価格帯のブランドから出ています。
CPOとは「Chief Petty Officer=海軍下士官」の略で本来はミリタリーアイテムです。
襟付き、ボタン付きなので一般的なジップアップブルゾンよりきちんと感をだせます。
気になるのは・・・
ヴィンテージ 米軍実使用品
これだけCPOジャケットが巷には溢れているので、どうせなら本物を。
ミリタリー物には疎いので、色々と書くのはやめときます。
でもいつかは挑戦してみたいですね。
バブアー
いきなり固有のブランド名で申し訳ないですが、バブアーはやっぱりバブアーです。
バブアーでも乗馬用の「ビデイル」、ハンティングジャケットの「ビュフォート」とそれぞれ出自がありますが、それらを超越した個性がバブアーにはあります。
「ハンティングジャケット欲しいけど、どのブランドにしよう…」じゃなくて「バブアー欲しいけど、どのモデルにしよう…」ってなりませんか!?
バブアー最大の特徴はオイルドクロスですが、コーデュロイの襟やチェックの裏地なのど、そのデザインも魅力です。
最近は「バブアー的な何か」が色々なブランドから出てますね。
確かユニクロにもありましたよ、バブアーみたいなのが。
気になるのは・・・
バブアー ビデイル
カジュアル使いするなら、短丈のビデイルが良いですね。
「ビデイルSL」というモデルもあり、SLはスリムサイズを意味します。
ノーマル版と比べ着丈は同じでも身幅がややタイトです。
以前SLを試着しましたが、すっきりした見た目はそれはそれで良いのですが、もう少しゆったりとクラシックな雰囲気で着たいので選ぶならノーマルかなと。
それよりも、バブアーのジャケットを選ぶ際に悩ましい事は、オリジナルに忠実なオイルドクロスか利便性を考えてノンオイルにするかでしょう。
オイルドクロスは車に乗る時にわざわざ脱がないといけない、当然満員電車もNG。
クローゼットの保管も大変でしょう。
それでもノンオイルにはない深い色味と、くたっとした風合いは捨てがたい・・・
悩ましいですねー
オイルドクロスのバブアーを持って帰ってきた日には妻に何て言われるやら(笑)
バルスターブルゾン
スタンドカラーとボタンフロントが特徴の短丈のブルゾン。
使用される素材はスエード・ウール・コットンなど様々で、ニット素材のモノもよく見かけます。
呼称の由来はイタリアのブランド「VALSTAR」のバルスタリーノからデザインの影響を受けたアウターが一般名詞化されたためです。
気になるのは・・・
バルスター バルスタリーノ
[rakuten:realclothing:10005120:detail]
記事のタイトルの時点でバレバレですが、私の大本命はこのバルスタリーノです。
1935年の発表以来、現在までデザイン上の大きな変更はなく、全てのリブブルゾンの原型と言われています。
ゴート(山羊)スエードが最もスタンダードですが、私はコットン素材を中心に物色中です・・・
まとめ
春に向けたカジュアルアウターを探してます、というお話でした。
実際のところブルゾンと呼べるのは①②⑥だけでしょうか。
結局まだ何も買えていませんが、私の気持ちはバルスタリーノに傾いています。
次回の記事はバルスタリーノにピックアップして、その歴史や魅力について書いていこうと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。