突然ですが、私はチェックが好きです。
ジャケットやスラックスも気付けばチェックが増えてしまいましたが、特に多いのはやっぱりシャツ。
「チェックシャツ=オタク」というのは一昔前の図式でしょうが、一つ間違えるとダサくなるといことは今も同じです。
今回はワードローブにある柄モノシャツの中からチェックを含む4着をご紹介。
チェックシャツのマイルール
チェックシャツがダサいと言われる所以は、どこか子どもっぽいイメージからくるのではないでしょうか。
子どもっぽいとはカジュアルであるということ。であればチェックシャツの着こなしはドレスに寄せる工夫をしましょう。
チェックシャツを着る時に私が意識しているポイントをご紹介します。
チェックの色数は少なく
こういう柄も個人的には嫌いじゃないのですが、ただでさえカジュアルなチェックに複数の色が使われるのであれば、その印象はより強くなります。
白+単色(同一系統色)で構成されているチェック柄の方が比較的に取扱いは簡単です。
他のアイテムでシャツの色を拾う
インパクトの大きいチェック柄ですが、顔回りに近いシャツであればなおさらです。下手したらコーディネート全体で見た時に、シャツだけ浮いて見えてしまいます。
パンツは当然ですが、靴や鞄でもシャツの柄を構成する色とリンクさせることで、全体を落ち着かせましょう。全く同じ色というのは難しいですが、同系統の色味であれば大丈です。
チェック×チェックは避ける
これはよく言われていることですが、コーディネートにチェック柄を複数使うことは避けましょう。絶対にNGとは思いませんが、難易度は高くなります。
チェック柄のアイテムを複数取り入れるのであれば、大きさや柄の種類を変えるなど気を使う必要があります。例えばジャケットはグレンチェックでシャツはギンガムチェックといった感じです。
ドレス寄りのパンツや靴と合わせる
結局一番簡単な手段はこれ。パンツはスラックスや細身のチノパン、靴は革靴やレザースニーカーを持ってきて、チェックシャツでカジュアルに寄ったコーディネートをドレス側に引き戻しましょう。
私自身、これらのルール全てを遵守しているわけではありませんが、チェックシャツを着るのであれば、2~3個はマイルールに沿うように意識しています。
ギンガムチェック
まず最初にご紹介するのはギンガムチェックのシャツです。
ギンガムチェックといえば青や黒のイメージが強いですが、こちらは少し珍しい紫色。いつ買ったのかあまり覚えていませんが、ワードローブ内でも古参のシャツです。タグを見る限りナノ・ユニバースのオリジナル品のようですね。
色を合わせようにも、紫系の服はこの一着だけです。
シンプルにモノトーンのパンツ・靴と合わせても良いのですが、ちょっと面白味に欠けます。
そこで、紫に近い色味のワインレッドのローファーを合わせてみました。ちょっと使いどころに悩んでた靴なので、出番があって良かったです(笑)
タータンチェック
チェックと言えばこのタータンチェックを連想される方は多いのではないでしょうか。そしてタータンチェックは一昔前のオタクファッションの象徴でもあります。
伝統的で素敵な柄なのですが、日本では妙なパブリックイメージがついているのも事実なので、取り扱いにも注意が必要です。
こちらは名門シャツファブリックメーカー「トーマスメイソン社」の生地を使用したブロードシャツ。発色の良さと柔らかい着心地は流石です。
また、タータンチェックといっても青系統の濃淡だけで構成されているので、比較的にスッキリとまとまりがあります。
ベターな組み合わせですが、パンツには濃紺のデニムを選びました。
ここではクリーンなリジットデニムであることがポイント。
これで激しい色落ちやダメージ加工されたデニムだったら、カート・コバーンよろしくなクランジファッションの完成です。
それはそれで悪くはないのでしょうが、少なくとも私には似合いことは必至でしょう。
また、どんなに色味に気を付けてもチェックシャツとデニムではカジュアル要素が強すぎるので、足元は黒のローファーで整えます。
ブラックウォッチ
次はフレッドペリーのオックスフォードシャツ。
ブラックウォッチは昔から大好きな柄で、シャツ以外にもスラックスやセーター、マフラーに手袋と色々持っています。
ただ、ブラックウォッチは組み合わせが難しい柄だと感じています。
色々試していますが、結局のところ柄を構成しているネイビーかグリーンの系統で合わせるコーディネートが無難です。
鉄板の組み合わせは、先程のようなリジットデニムとのコンビですが、この時期のコーデにしては暗すぎます。そもそもブラックウォッチは秋冬のイメージが強いですね。
春~初夏にブラックウォッチのシャツを着るのなら、パンツは明るめに。
このライムグリーンのチノパンなら、柄の色味と季節感のバランスが取れているように思います。
ネイビー・グリーン系以外のパンツなら、明るめのベージュも悪くないです。
ストライプ
最後はチェックではなくストライプ。
通称「ローソンシャツ」と呼んでいる、ジャーナルスタンダードのブロードシャツです。あまり気にかけていませんでしたが、ドイツ製みたいです。珍しい。
チェックと比べると所持枚数がグッと少ないストライプのシャツですが、このローソンシャツは周りの人からは妙に評判が良く、そのことに気を良くして結構な頻度で着ています。
コーディネートは青系統のみでまとめることが多いです。
写真のコーデはスラックス・靴(靴紐とライン)・時計(ベルト)をシャツよりトーンが暗いネイビーで統一しています。
ちなみに写真では分かりにくいですが、このスラックスはグレンチェックです。
あまり推奨されない柄on柄の組み合わせですが、柄の種類が全く違う事と、パンツのグレンチェックは目立たない事もあり、個人的には許容範囲内ではないかなと思っています。
まとめ
今後、単独で記事に取り上げることのなさそうな柄物シャツの一部をまとめてご紹介しました。
あらためて整理するとチェックシャツはコーディネートの幅が狭いですね。
じゃあ、おとなしく無地を着とけよという話ですが、結局は好きなんですよね、チェックが。
ここ最近はチェックを意図的に避けて、無地を選ぶようにしていますが、きっとまた手に取ることはあるでしょう。
使い回しの効く服を選ぶことが賢い選択であるのは間違いありませんが、深く考えずに好きなものを買っても、難なく着こなせる技量と器量を身に付けたいものですね。
今回は以上です。