トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

年間365日着用!男のインナーはユニクロのエアリズムマイクロメッシュVネックTが正解だと思う。

洋服好きの皆さん、インナーウェア(肌着)にはこだわっていますか?

 

こだわりという程のものかは分かりませんが、私はいつもユニクロの「エアリズムマイクロメッシュVネックT(現:エアリズムデオドラントメッシュVネックT)」を着用しています。

 

誇張表現ではなく、季節や場所を問わず、本当に毎日です。

 

少なくなくとも直近3年以上は1日たりとも欠かさず着続けています。

 

ベストではないかもしれませんが、男の肌着問題を解決してくれるのはコレですよ!

 

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服を邪魔しないシームレス

「エアリズムマイクロメッシュVネックT」の最大の特徴は服を邪魔しないシームレス加工にあります。

 

野球が好きな方には馴染みのある(2シームとか)言葉ですが、シームとは縫い目のこと。つまり縫い目がないということです。表面の凹凸を無くすことでインナーの透けを防止してくれます。

 

女性用下着では昔からよくあるシームレスですが、男性用としてはユニクロでこのシリーズが登場するまで、そこまで一般的ではなかったような気がします。

 

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肌着を含むTシャツのネックはリブであったり、生地の折り返しによる襟ぐりで補強が施されるているのが一般的ですが、このシャツはカットオフ(切りっぱなし)となっています。スーツでもノータイが多く、基本的には第一ボタンを開けるので、丸首ではなくVネックであることは必須です。

 

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袖口も同じくカットオフです。

 

補強なしの切りっぱなしなので、耐久性が気になるところですが、週1回のペースで1年程使う分には、ほつれが発生することはありません。

 

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当然ですが、シームレスといえども完全に縫い目がないわけですがなく、前後の身頃と袖の取り付け部は縫い付けられています。ただ、平坦な縫い目なのでシャツの上から浮き出るような心配はないです。

 

白は透ける

私の会社の就業規則には「男性社員のシャツの下着は白色であること」という旨が記されています。学生の頃もそんな規則があったような気がしますが、要するに一般的に白のインナーはシャツから透けないと認識されているということでしょう。

 

でも、白は透けます。

 

そもそもインナーが透ける原因は、シャツとインナーと肌のトーンの違いにより発生します。

 

白のインナーは白シャツからしたら、目立たない存在かもしれませんが、肌との色味が違い過ぎるためインナーと肌との境界線がはっきりと目立つことになります。

 

多くの日本人の色素は白シャツから透けにくい薄いベージュなので、肌の色味を隠すのではなく、シャツの中で境目を無くすことに注力した方が透け対策には無難なのです。

 

ということで、私のエアリズムインナーは全てベージュです。

 

ただ、私は色白な方なので新品時はベージュの色味が濃く、肌との境界線がうっすらとできてしまいます。洗濯を繰り返せば自然と色褪せて良い具合の色味になりますが、最初だけは少し気になります。肌色といっても人それぞれなので、ベージュの色味で濃淡のバリエーションがあればありがたいですね。今後に期待しています。

 

信頼と実績のエアリズム

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皆さんお馴染みのエアリズム。

 

こちらは「エアリズムマイクロメッシュ」とう名称のとおり、普通のエアリズムメッシュより細かい網目で、通気性と伸縮性に優れた素材です。

 

この素材の欠点を挙げるならば、吸水性にはあまり期待できない点です。多量の汗をかくとシャツに染み出てきます。こと吸水性に関してはコットンには大きく劣ります。その代わりに、すぐに汗が乾き不快感は少ないので、一長一短といったところでしょうか。

 

接触冷感を謳っているように、エアリズムは夏用のイメージが強い素材ですが、私としてはオールシーズンOKです。そもそもインナーで温度調整をしようとは一切思っていないので、シャツの邪魔をせず、最低限の汗と皮脂汚れを防いでくれればそれで十分なのです。

 

私の場合は、居住地は九州、仕事は内勤、プライベートはインドア派なので、エアリズムと対となるヒートテックはもともと縁がありませんが、ヒートテックのシームレスインナーもあるので、生活環境によってはそちらとの使い分けもおすすめです。冬でもハイゲージのニットを着るときに、インナーのラインが浮き出たらかっこ悪いので、シームレスがベターですよ。

 

着用するとこんな感じ

ワードローブ内で最もインナーが透けそうな白のリネンシャツの下にいつものエアリズムインナーを着ています。

 

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ちょうど第三ボタンの位置までがVラインになるのですが、全然見えてないですよね。当然、乳首透けもありません。 

 

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ネックライン同様に目立ちやすい袖口もほとんど透けていませんね。

 

ユニクロ以外のシームレスインナー

ここからは、ユニクロ以外で私が気になっているシームレスインナーをご紹介します。

 

無印良品

www.muji.com

 

まずはユニクロと競業する無印良品から。

 

機能性に全振りしたエアリズムのユニクロに対して、オーガニックコットンを50%以上使用した無印良品と両者の特徴が現れていますね。

 

大きく違うのは価格で、ユニクロの倍以上の1,990円で設定されています。ユニクロが安すぎるというのはありますが、下着と考えたら約2,000円は少し高いかもしれません。

 

グンゼ

www.gunze.jp

 

続いて日本の下着メーカーの雄、グンゼの紳士向け上位ライン「SEEK」より。 

 

価格もさすがといったところで、安いもので3,000円から、プレミアムラインなるものは7,000円を超えます。

 

手に取ったことがないので、なんとも言えませんが、素材感やシルエットのこだわりによる着心地が違うのでしょうか。一度体験してみたい思いはありますが、インナーをSEEKで揃えるとそれなりにコストがかかり、それなら他の洋服に回したいという思考になってしまいます。(笑)

 

シャツはそもそも下着論

少し話はそれますが、メンズファッションにおいて、シャツはもともとジャケットの下着という話は聞いたことはあるでしょうか?

 

それを根拠に、 下着であるシャツの下にさらに下着を着るのはおかしいと主張する方を稀に見かけます。

 

私は洋服に限らず、こういった「そもそも論」は結構好きな方で、物事の出自に基づいた考え方を踏襲したくなる気持ちは分かります。

 

でも、「シャツはそもそも下着論」は否定派です。だって、シャツ一枚で外に出歩くから。

 

季節や場所を問わず、絶対にジャケットは脱がないというポリシーをお持ちの方なら、理に適っていますが、現代の一般人にとってシャツは下着なわけありませんよね。

 

なので、シャツはもちろん、ポロシャツだろうと、Tシャツだろうと、部屋着や寝間着だろうと絶対にインナーは着ています。パンツ履くのと一緒ですよ。

 

まとめ

結局のところ、インナーはVネックのシームレスで色が肌の色に近いベージュであれば、そこまでこだわりはありません。

 

私がユニクロのエアリズムマイクロメッシュVネックTを推す理由はそれらの条件を満たした上で、耐久性に優れて、どこでも買えて、1,000円以下と安いからです。

 

インナーは地肌との接着面積はどの服よりも多くなるので、着心地に大きな影響をもたらしますので、SEEKのような高価で上質なものを求める方の気持ちも理解できます。

 

でも、被服にかけられる予算には限りがあります。インナーを軽視はしませんが、私の場合はお金をかける優先順位はかなり下の方にあります。

 

最後に余談ですが、この手のインナーの最大の欠点は見た目が最高にダサいこと。

 

そんなことは女性と初めての夜を伴にする時にだけ気にすればよいことで、今となっては下着一枚の状態を他人に見られる恥じらいとは無縁と思っていましたが、先日会社でコロナワクチンの職域接種を行ったとき、不意に訪れました。

 

夏でも長袖のシャツを着ている私は、例年のインフルエンザワクチン接種同様に二の腕まで袖を捲り上げれば問題ないだろうと高を括っていましたが、本当に肩に注射するんですね。

 

肩までは捲れないので、敢えなくシャツを脱がされ、肌色Vネック姿を多くの人に晒しながら注射を打ちました。

 

ワクチン接種がこれからの方は服装には気を付けた方が良いですよ。さもないと脱がされます。(笑)

 

今回は以上です。