トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

ローファーに合うフットカバーを探して② SEEK&FALKEを比較!

ローファーに合うフットカバー探し第二弾。

 

今回は各所で評判が高いSEEKとFALKEのフットカバーを比較してみます。

 

FALKEは以前に違うモデルを履いていたことがありましたが、SEEKのソックスは初体験です。その実力はいかがでしょうか?

 

tradman-dc.com

 

 

比較対象はこちら

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◆ SEEK

フットカバー(浅履き)

価格:1,320円

www.gunze.jp

 

SEEKは日本を代表するアンダーウェアメーカー・グンゼの男性向けブランド です。ここのシームレスインナーに興味があるということは過去記事でも触れましたが、ソックスも作ってたんですね。知りませんでした。こちらは最も履き口が浅いモデル。公式オンラインショップを見る限り25cm~27cmのワンサイズのようです。

 

tradman-dc.com

 

◆FALKE

13250 COOL 24/7

価格:1,650円

item.rakuten.co.jp

 

ドイツ発、1895年創業の老舗ソックスメーカー。フットカバーの定番「14625 STEP」と比べて、より履き口が浅くローファーに適したモデルです。従来より通気性・吸湿性に優れた素材を使用しており、モデル名の「24/7」は24時間・週7日間いつでも快適にという意味が込められているそうです。ソックスとしては珍しく多サイズ展開しており、私は41-42(25.5cm-26.5cm相当)を購入。

 

見た目

まずはローファーを履いた時の見た目から。前回同様に使用するローファーはG.H.BASSの「ラーキン」です。

 

◆SEEK

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この手のフットカバーは履き口が丸みを帯びていますが、SEEKのフットカバーは直角の履き口が特徴。

 

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側面外側と踵にやや高さがあるので、靴によっては生地が少しだけ見えてしまう場合があるかもしれませんが、個人的にはこれぐらいなら許容範囲内。ベージュを選べばそれもほとんど目立つことはないでしょう。

 

◆FALKE

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見ての通り、SEEKよりもかなり浅めの履き口です。

 

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生地は完全に見えないですね。これなら、どのローファーでも問題ないでしょう。

 

滑り止めの効果

◆SEEK

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◆FALKE

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結論から言うと、脱げにくさということに関しては、圧倒的にSEEKの方が優れていると私は感じています。

 

滑り止めの形状はSEEKの波型に対してFALKEは点字型です。単純な滑り止めの面積ならFALKEの方が大きいのですが、まぁそれはあまり関係ないことですよね。SEEKの脱げにくさは滑り止め以外にも理由がありますが、それは後述。

 

FALKEについては気になったことが一つ。それは、今まで見てきたどのフットカバーよりも滑り止めの位置が低いことです。

 

普通は滑り止めがアキレス腱の付け根(少し凹んでいるところ)を捉えて吸着力を増すものですが、FALKEのこのフットカバーは滑り止めが踵の出っ張ているところに位置するので、上手く引っ掛からずに、滑り止め性能を十分に発揮出来ていないような気がします。サイズが合ってないということはないはずですが、SEEK程のフィット感を得られない要因の一つだと思います。

 

その他

滑り止め以外のディテールを見ていきましょう。

 

◆SEEK

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足底の衝撃軽減のためにクッションが入っています。最初は違和感もありましたが、慣れたらなかなか快適。ただ、バチバチに攻めたタイトフィットのローファーならこの厚みも邪魔になる可能性がありますね。

 

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綿とポリウレタンの混合生地。比率の表記がないので詳細は分かりませんが、さすがはSEEKといったところ、非常に滑らかで足なじみのよい生地です。靴下では経験のない生地感ですね。

 

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ソックスを裏返すと履き口とつま先が伸縮性のあるテーピングが施されていることが分かります。私はSEEKのフットカバーの脱げにくさの一番の理由は、このテーピング補強にあると思っています。

 

一般的にフットカバーの履き口がカットオフとなっているので、ふとした瞬間にフットカバーの縁が靴の履き口に引っ掛かり、生地がヨレて脱げてしまうという経験は皆さんもあることでしょう。

 

ところがこのフットカバーは伸縮性のあるテーピングで補強されていることで、履き口の安定感が段違い。生地が持っていかれるという感覚とは無縁です。私が今まで経験してきたフットカバーは「踵の滑り止めで何とかしよう」というアプローチでしたので、まさに目から鱗でした。

 

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テーピングの効果か、フットカバー単体でキレイに自立します。ほぼ直角な踵の角度も脱げにくさの秘訣かもしれませんね。 

 

◆FALKE

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綿80%・ナイロン18%・ポリウレタン2%の生地を使用。定番の「14625 STEP」と比べてナイロンの比率が高めで、ガス焼きをして表面の毛羽立ちを抑えた糸を使用することで、冷感性のある夏向けの素材です。

 

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こちらはソックスを裏返した状態。正直語れるようなディテールはありません。 黒くなっている糸の塊はブランド名・サイズ表記の裏側です。プリントじゃなくて刺繍だったんですね。

 

まとめ

完全にSEEKアゲ、FALKEサゲの内容になってしまいましたが、フットカバーはその人の足の形や履いている靴にもよって、着用感は大きく変わってくるので、あくまでもご参考程度に。FALKEユーザーの方も多くいらっしゃると思うので、あくまでも私には合っていなかったということで。

 

といえども、私としてはローファー用のフットカバーはSEEKが最適という結論に至ったので、とりあえずはこの比較シリーズも2回目にして終了です。

 

まだ耐久性の面では分からないところがあるので、意見が変わる可能性もありますが、現時点で絶対的にSEEKをおすすめします。1,000円ちょっとで手に入るので、未体験の方は是非とも一度手に取ってみてください。ちなみにユナイテッドアローズ系列によく置いてあるのを見かけます。

 

今回は以上です。