6月ですね。昨年より遅れていますが時期に梅雨入りです。
お気に入りの服や靴の登板機会が減り、気分まで曇りがちになってしまいます。
まぁ、それはどうしようもないのですが、せめて手にする傘に愛着を持てたら多少は晴れやかな気持ちで雨の日を過ごせるかもしれせんね。
今回はそんな「気分が晴そうな傘」をいくつかと、私の所有品をご紹介していきます。
せっかくこだわりの服や靴で身を固めるならコンビニのビニール傘じゃ勿体ないですよ!
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やっぱり専業メーカーの傘が良い
餅は餅屋。こだわりの一本はやっぱり専業メーカーから選ぶのが間違いないでしょう。「進化をしない」ことでよく名前が挙がる傘ですが、言い換えればそれだけ早い段階で完成された分野であるということ。やはり歴史の長い老舗が多く存在しています。
フォックスアンブレラ
参照:フォックス・アンブレラ マラッカ(籐) リーガル / ブラック 【ギフトラッピング無料】 | ヴァルカナイズ・ロンドン
高級傘といえば真っ先に名前が上がるのはやっぱりココ。1868年にイギリスで創業、名実共に世界最高峰の傘ブランドとして君臨しています。現在主流となっているスチールフレームと化学繊維の生地を用いた傘を最初に生み出したとされています。フォックスアンブレラの傘の最大の特徴はまるで英国紳士が手にするステッキのように優雅な雰囲気を纏った「細巻き」でしょう。まさに持っているだけで画になる傘ですね。
前原光榮商店
参照:トンボ洋傘 前原光榮商店オンラインショップ | 【紳士】トラッド-16-ブラック
おそらく日本では最も著名な傘メーカー。その真骨頂ともいえるのは一般的な傘の2倍にあたる16本もの骨が使われたフレームです。強風に耐えうる頑丈さが増すだけでなく、16本の骨組は見た目の上でも存在感があり、より円に近い形状となるため美しくもあります。フォックスアンブレラとは対象的に広げた時にこそ映える傘ですね。また、ハンドル部分の素材を10種類以上の中からカスタムすることが出来るので、まるでオーダーメイドのような特別感を味わえます。
槙田商店
参照:Makita Trad Black Watch 紳士 – 槙田商店公式ショップ
1866年に山梨で創業した江戸時代から続く老舗。生地の染色技術に定評が高く、華やかな柄の女性モノが特に人気ですが、紳士用でもクラシック柄を中心に深みのある上品な傘が揃っています。また、傘本体だけでなく傘生地や服地を製造販売するファブリックメーカーとしての側面を持っています。
マリアフランチェスコ
参照:https://www.deradera.co.jp/c/brand/m1/magliafrancesco/item-mf-st-beige
1854年から続くイタリアの老舗。エルメスやブリオーニなどの一流ブランドのOEMを手掛けていることで知られています。職人のハンドメイドによる確かなクオリティはもちろんですが、イタリア的なデザイン性の高さも魅力の一つですね。
クニルプス
参照:T.220 Pinstripe Black - ONLINE STORE Knirps公式ショップ - Knirps公式サイト
折り畳み傘のパイオニアとして有名なブランド。本国ドイツでは「クニルプス(knirps)」と辞書で引けば「折り畳み傘」と説明されるほど一般に浸透しているそうです。また、ワンタッチ自動開閉機能の発明や、耐久性と軽さの両立を追求する姿勢は、伝統を重んじる傘業界の中でも先進的な存在といえるかもしれません。
デザイン重視ならファッションブランドの傘も
先に挙げたようなこだわりの詰まった傘は魅力的ですが、言ってしまえば所詮は傘。雨風を凌ぐ道具としての性能は量販店に置いている物と大して差はありません。ならば割り切ってデザイン重視でお気に入りのファッションブランドから選ぶという手も大いにありだと思います。とはいえ衣類メーカーに傘を作るノウハウはないので、基本的には専業メーカーによるOEMかライセンス商品となります。
ラルフローレン
あらゆる分野に進出している世界的アパレルブランドのラルフローレンにはもちろん傘だってラインナップされています。控えめに鎮座するポニーロゴが気分を上げてくれそうですね。
マッキントッシュ
参照:BEAMS F(ビームスF)MACKINTOSH / ドット柄 アンブレラ(ファッション雑貨 折りたたみ傘)通販|BEAMS
レインコートにルーツを持つマッキントッシュなら雨具繋がりで傘との親和性も高そうです。ビームスなどのセレクトショップでもよく置いているので服好きの中でも割と定番的なアイテムかもしれません。
父の日のプレゼントにいかが?
そういえば今月は父の日ですね。母の日と比べると蔑ろにされがちですが、プレゼントにちょといい傘なんていかがでしょうか?
プレゼントって難しいですよね。その人の好みもあるし、本当に必要な物は自分で買うでしょうし。父の日に限らずプレゼント選びはいつも悩まされます。
その点傘は服や趣味の道具と違って、余程奇抜なデザインでない限り個人の趣味から外れることはないでしょう。ある意味どれも似たような物なので。
当然自分用の傘ぐらい誰でも持っていると思いますが、1万円以上する物となればなかなか自分では買わないんじゃないですかね。
「自分じゃ買わないけど貰って嬉しい(困らない)」というプレゼントの要件をバシッと満たしてくれるのが実はそれなりの傘なんです。
もし、お父様がビニール傘を使っているようでしたら、プレゼントの候補に入れてみても良いかもしれませんね。
ちょうど梅雨真っ最中でしょうし、実用性も間違いなしです。
所有品をご紹介
最後に現在私が愛用している傘を簡単に紹介します。
こちらが5年程使っているアクアスキュータムの傘です。トレンチコートで有名な英国ブランドを名乗っていますが、製造元は日本の傘メーカー・オーロラで所謂ライセンス商品かと思われます。完全にルックス重視ですが、長く使っても壊れる気配が全くないあたり流石は日本製といったところでしょうか。ちなみにお値段は1万円強だったと記憶しています。
スマートに見えるのは専用カバーで覆われているから。カバーなしだともう少し太くて野暮ったい感じになります。クラシックな傘は「細くてナンボ」みたいなところがあるので購入時にチェックするポイントです。
木製のハンドルとブランドモチーフが刻印されたメタルプレート。質感はそこまで大したことはないのですが、パッと見た感じの雰囲気とアクアスキュータムのネームバリューでなかなかハッタリが効いていますね(笑)。
広げるとこんな感じ。総柄ですがダークトンのチェックなので大人の男性が持っても悪目立ちすることはないでしょう。
構造はスタンダードな8本組。特に語るべきポイントはありません。
まとめ
ファッションが好きでも傘にまで気を使わない人って結構多いと思うんですよね。だからこそ少しでもそこに投資をすれば差がつきます。
私が持ってる傘なんて正直全然大した物ではありませんが、色んな方に褒めてもらった記憶があります。
それに対外的な面だけでなく、雨の日に少しでも気分を上げられるということは代え難いメリットです。
だからこそ本当はフォックスアンブレラか前原光榮商店の傘が欲しいんですよ。ミーハーなんで。でも頑丈故に買い替える理由が見つからないのです。(笑)
今回は以上です。