先日、普段からはてなブログ上で親交のある服地パイセンさんが、グッドウェアのTシャツでサイズを変えて着くらべるという内容の記事をアップされていました。
グッドウェアのTシャツは定番中の定番なので、あらゆるオンラインショップでモデルさんの着用画像がアップされていますが、やっぱりこうして同じ方が異なるサイズを着比べているとより分かりやすいですよね。
なんせこの手のカジュアルアイテムは「ジャストサイズ」が個人によってまばらなので、1サイズだけのサンプルだと判別に困ることがあります。
だからこそ、「分かりやすくて参考になるなぁ」と感心しながら読んでいたのですが、同時に「そういえば自分も同じようなことが出来るんじゃないか」と気が付いたわけです。
ということで、今回はラコステの定番ポロシャツ「L1212」でサイズ違いの着比べをやってみます。サイズ迷子の方は是非ご参考ください。
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比較対象はこちら
比較対象は過去にレビュー済のこちらの3枚。いずれも日本製の「L1212AL」です。
なお海外製(フランス製、トルコ製、モロッコ製など)は同じ表記のサイズでも若干大きさが違ってきますので、あくまでも日本製のご参考ということでお願いします。
■サイズ2(FR 2、US XS)
カラー:モスグリーン
購入年:2018年
■サイズ3(FR 3、US S)
カラー:ボルドー
購入年:2022年
■サイズ4(FR 4、US M)
カラー:ホワイト
購入年:2021年
製造年にバラつきはあるものの、各サイズの寸法は現行と変わりないと思われます。
また、サイズ3のボルドーは今年の購入品ですが、この企画をしたいがために積極的に着用して、4回の洗濯済み。なのでどれも鹿の子生地特有の生地の縮みまで考慮したサイズ感と思ってください。
平置きで比べてみる
まずは平置きにして違いを見てみましょう。
上画像では分かりやすいように少しずらしてしますが、右肩の縫い目を基準に重ねて比較していきます。
袖丈は1サイズ毎に1cmずつ長くなります。ただ、肩幅にも違いがあるので実際に着用するともう少し差がでます。
身幅は約3cmずつアップしていきます。周径では倍の6cmとなるので、その差がどうでるのか。
最後に私が一番気になる着丈。差は1.5cmずつですが着用すると大きな違いが生まれるポイントです。
実際に着て比べてみる
ここからは実際に着用して比べてみます。
モデルとなる私のスペックは身長173cm 体重65kg 肩幅44cmとなっています。少し肩回りに特徴がありますが、基本的には標準体型の範疇かと思います。
ちなみに比較をする上でパンツとのバランスも大切のなるかと思いますが、ここではA.P.Cのプチニュースタンダード(29インチ)を着用していますので、ご参考までに。
■サイズ2(FR 2、US XS)
おそらく2010年頃だとこれぐらいがジャストサイズと持て囃されていましたが、現在だと完全にタイトなサイズ感といえるでしょう。胴体にほとんどシワが入らないところからもピチピチ具合がよく分かりますね(笑)。
購入時はもう少し痩せていたのでちょうどいい感じたのですが・・・。今でも着れないこともありませんが、油断するとお腹周りが残念な感じになってしまいます。同じくらいの身長でも細身の方なら全然このサイズでもアリと思いますよ。
■サイズ3(FR 3、US S)
今年購入したサイズ3は現在の体形に合ったジャストフィット。全体的にすっきりしたシルエットながらボディラインは拾っていないので、私としても理想的なサイズ感だと思っています。私と似たよな標準体型で特にこだわりがなければ、まずはサイズ3をおすすめします。
■サイズ4(FR 4、US M)
着こなしに幅を持たせるために意図的に1サイズ上げて購入。といえでも決してオーバーサイズということはなく、緩めのリラックスフィットが主流の現在の基準で照らし合わせれば、むしろこれぐらいがジャストなのかもしれません。ただ、写真のような細身のパンツだと全体のシルエットがあまりきれいに見えないので、気持ちワイドめなパンツでバランスを取ると良いでしょう。
横並びで比較。身幅については見ての通りですが、着丈にも結構な差が出ているんですよね。分かりやすいようにサイズ2とサイズ3の裾の位置に赤線を引いてみました。
番外編
■サイズ5(FR 5、US L)
同じく仲良くさせていただいているはてなブロガーのYMさんは、私とほぼ同じ体系ながらサイズ5を選んでいます。ややルーズなサイズ感によるリラックスした雰囲気と大人の品格を両立した着こなしを得意とされている方なので、このサイズをセレクトするのも納得。上の記事は長袖の「L1213」が主題ですが、半袖の「L1212」を着用した画像も掲載されていますので、是非ご覧になってください。
ということでリラックスした着こなしを目指すなら、サイズ5も視野に入れていきましょう。
ジャケットを羽織って比べてみる
一枚で着ても夏の主役として活躍するポロシャツですが、カジュアルなジャケットスタイルのインナーとしても重宝するのも魅力の1つ。だからこそ、ポロシャツを選ぶ時はジャケットとの相性も気になるのです。
ここで着用するのはリングヂャケットの「No-269」というクラシックな型を採用したジャケット。サイズ46で着丈は約73.5cmとやや長めに設定されています。
■サイズ2(FR 2、US XS)
基本的にポロシャツはタックインしたくないので、着丈が特に重要です。そして着丈に関しては今ではタイトになってしまったサイズ2がベストじゃないかと思ってたりします。
ジャケットのインナーはあくまでもタックインしたシャツが基本なので、外に出した裾が長すぎるとどうしても間延びした感じになっちゃうんですよね。
■サイズ3(FR 3、US S)
サイズ3でも問題ないと思います。ただ、それは羽織っているジャケットの着丈が長めに設定されているからこそ。もう少し丈が短いジャケットだとバランスが悪く感じるかもしれません。お手持ちのジャケットをよく確認されてください。
■サイズ4(FR 4、US M)
これは見ての通り完全に着丈が長すぎですね。さらにポロシャツの身幅にゆとりがあることで、ジャケットの下で生地がもたついてしまっています。だいぶ残念な感じですね。どうしてもと言うならタックインして使うしかありません。
先程同様に裾の位置で赤線を引いて比較します。一目瞭然ですね。
まとめ
今回はラコステのポロシャツ「L1212」のサイズ違いを着比べてみました。
大定番アイテムなので既にお手元にある方も多くいらっしゃることと思いますが、着こなしの幅が広いのもこのポロシャツの魅力です。サイズ選びの正解は1つじゃないんですよね。
私は色々迷った結果、異なるサイズが3着も揃ってしまいましたが、今後しばらくはサイズ3でいくつもりです。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回は以上です。