トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

デニム?ジーンズ?「アレ」の呼び方について真剣に考えてみる。

夏になるとネタ切れ気味になる当ブログ。

 

そんなことなので、今回の記事では以前から私を悩ましていた「アレ」の呼称について真剣に考えてみようかと思います。

 

インディゴ染めされた厚手のコットン生地、リベット補強された5ポケットのデザインが特徴的でデニムやらジーンズと呼ばれるあのパンツについてです。

 

実はこれまでの記事でもその呼び方は定まっておらず、私の感覚的には使い分けているつもりでしたが、この場でそれぞれの意味を整理しつつ、今後当ブログの中での呼称を統一できればと思います。

 

なお、この記事では当該のパンツを便宜上「アレ」と表記して進めます。

 

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世間で呼ばれる「アレ」の意味

まずここでは世間一般的に「アレ」はどのように呼ばれているのか、そしてそれぞれの言葉が持つ意味をまとめていきましょう。

 

デニム

おそらく今現在で最も市民権を得ている呼称。単にデニムと呼ぶ場合は「アレ」のことを指しているのは誰にでも分かるはず。

 

ただ、これは皆さんご存じの通りですが本来デニムとは生地の種類の名称です。具体的にはインディゴ染料で染めたタテ糸と、染色をしていない白い糸のヨコ糸を使用した肉厚の綾織り生地のことを指す固有名詞です。(余談ですが、タテ糸とヨコ糸の色を入れ替えた生地がダンガリー、タテヨコの糸は同じで織り方が平織りの生地がシャンブレーとなります。)

 

デニム生地を使われる製品は「アレ」に限らず、シャツやジャケットなんかも定番で、その他にもバッグなど小物類などその用途は多岐にわたります。

 

なのである程度伝わるとはいえ「デニム=アレ」は少し無理がありますね。

 

デニムパンツ

ならばパンツに限定すれば良いのではないかとデニムパンツという呼称も結構見聞きしますね。

 

でも残念。デニム生地のパンツは必ずしも「アレ」だけではありません。若干変化球的なところではありますが、デニムスラックスやデニム素材の軍パンなんて物もあるので、まだ固有名詞としては弱いかもしれません。

 

ジーンズ

デニムと並んでよく聞く呼称。かつて一世を風靡したジーンズメイトなんてお店もありますからね。

 

ただ、ジーンズという言葉の定義もなかなか曖昧で、「アレ」そのものではなく「アレ」のデザイン、つまり5ポケットのカジュアルパンツ全般を指していることが多いようです。確かにコーデュロイやピケを使かった5ポケットパンツをジーンズの一種と分類するケースもありますね。

 

つまりジーンズの生地は必ずしもデニム素材ではないと私は解釈しています。

 

ジーパン

これはもうある意味正解です。ジーパンという言葉に該当するのは「アレ」しかありません。

 

ただ、なんとなくジーパンと呼ぶのは気恥ずかしさを感じてしまいます。小学生ぐらいまでは普通にジーパン、ジーパンと連呼していたはずですが、いつ頃からかその呼び方はダサいというレッテルを貼られるようになり、「アレ」を指す際にはデニムやらジーンズと言うようになっていました。

 

間違いなくジーパンこそ「アレ」なわけですが、いまさら戻ることはできなさそう。

 

ちなみになぜジーパンと呼ばれるようになったのかは諸説ありますが、アメリカ軍兵士(GI=Government issuees)が穿いていたパンツなので「Gパン」だとか、Jeans pantsの略称「Jパン」が変化して「Gパン」などの説が有名です。

 

私なりに考えた正解はこれ!

「デニムジーンズ」

 

デニム生地で作られれたジーンズ(5Pパンツ)なのでデニムジーンズ。これなら間違いない。確実に「アレ」です。

 

ということで当ブログで「アレ」を指す言葉はデニムジーンズとすることにしましょう。

 

ただ、ちょっと長たらしいのでデニムジーンズを略称してデニムとかジーンズって呼んでるかもしれませんが(笑)。

 

まとめ

どうも、暇つぶし回でした。

 

デニムジーンズに限らずファッション用語って曖昧だったり、そもそも誤用されている言葉が多いんですよね。例えば「ワントーンコーデ」とか。

 

結局のところ読み手に伝われば問題ないとは思っていますが、できるだけ正しい意味の言葉を使いたいものですね。

 

今回は以上です。