通年ノーネクタイを推奨している会社に勤めていることもあり、タイドアップをする機会は少ないのですが、個人的にはネクタイは好きなので年に1〜2本は何かしら買い足しています。
そこで今年は手元には少ないグリーン系を取り入れたいと思い、物色を続けてきました。アースカラーのグリーンは私のワードローブに多いブラウン・ベージュ系のスーツやジャケットによく馴染むんですよね。
ただ、グリーン系のネクタイは特別珍しいわけではないものの、定番とされるネイビーやボルドーあたりと比べると選択肢はだいぶ限られてきます。
そうした中で今季ビームスで取り扱かっていたJOHN COMFORT（ジョンコンフォート）のレジメンタルタイの配色が絶妙だったので購入に至りました。
物自体はオーソドックスで取り立てて書くような内容ではありませんが、簡単なブランド紹介と合わせて、私の大好きな組み合わせでもある茶×緑のネクタイの使用例を載せいるので、よろしければご覧ください。
【関連記事】
ジョンコンフォートについて
1908年に創業。ネクタイやポケットチーフなどの紳士小物類を中心に手掛ける英国発の老舗ブランドです。
ここ日本でもジョンコンフォートのネクタイは1980年代に人気を博し、今の50代以上の方であれば割と馴染みのあるブランドだったそうですが、1990年代初頭にブランドは休止期間に入ってしまい、その名をしばらくの間は目にすることはありませんでした。
その後、2017年にジョンコンフォートは復活しています。ただし、日本のネクタイメーカー FAIRFAX（フェアファックス）が手掛けているといことで、日本国内限定のライセンス品という認識でよろしいかと思います。
なので、100年以上前に創業した本家とは実質的には別物かもしれませんが、お馴染みのフェアファックス製（日本製）ということでクオリティの面では申し分なく、また原則的には英国製の生地を採用していることにより、同ブランドが本来持っいた雰囲気も再現できているのかもしれませんね。アーカイブの復刻モデルも積極的に展開されています。
価格帯は1万円代半ば、全国の百貨店の他に最近ではビームスでも取り扱いがありますので、機会があれば一度手に取ってみてください。
華やかになりすぎないけど、さり気なく洒落感のあるネクタイを探している方にはおすすめです。
ジョンコンフォートのネクタイをレビュー
概要
今季のビームスで展開されているマルチボーダーのレジメンタルタイ。やや濃いめのブラウン、ピスタチオのようなグリーン、その間にはサックスブルーの細いストライプが配されています。
どこのブランドとかは考えずに、完全にこの配色ありきでの購入でした。共にアースカラーのブラウンとグリーンの相性が良いのは言うまでありませんが、淡いトーンのサックスブルーが効いてますね。
この配色に組み込むならオフホワイトやベージュが無難なかもしれませんが、系統の異なる色が主張しない程度に入ることで、洒脱な雰囲気を感じられます。
でもよく考えるとブラウンを地面や木、グリーンを草や葉とすれば、このサックスブルーも晴天の空や山奥の清流のようにも見えますね。妙にしっくりくるのも納得。自然界の配色はやっぱり偉大です。
ブラウン・ベージュ系のジャケットに合わせることを念頭に置いていますが、思ってた以上に汎用性は高そうです。
ディテール
季節を問わず使えるシルク100%のネクタイ生地。英国らしくしっかりと糸が打ち込まれており、適度なハリ感があります。光沢も控えめなのが良いですね。
大剣幅は8.0〜8.5cmの間ぐらい。これぐらいが現在のスタンダードかと思いますが、個人的にはもう少し太くても良いかな。ただ、そうなると一気に選択肢が減るんですよね。
仕立ては3つ折りの裏地あり、芯地あり。最もオーソドックスな仕様ですね。
裏側には大きめのロゴパッチが貼られています。
コーディネート
スーツ：FIVE ONE（ファイブワン）
シャツ：メーカーズシャツ鎌倉
ネクタイ：JOHN COMFORT（ジョンコンフォート）
この写真だと少し分かりづらいですが、グレーとブラウンが混じったような色味のスーツと合わせています。普通のグレーでも合わなくはないと思いますが、やはりブラウンの要素が入っているだけに馴染みが良いですね。
ジャケット：RING JACKET（リングヂャケット）
シャツ：メーカーズシャツ鎌倉
ネクタイ：JOHN COMFORT（ジョンコンフォート）
こちらは分かりやすいブラウンジャケットとの合わせ。これはもう間違いないでしょう。自然界で調和する茶×緑は鉄板です。
ジャケット：Brilla per il gusto（ブリッラ ペル イル グスト）
シャツ：メーカーズシャツ鎌倉
ネクタイ：JOHN COMFORT（ジョンコンフォート）
ちょっと浮くかなと思いつつ、意外と悪くなかったネイビージャケット。ただ、細いストライプのサックスがシャツの色味と近すぎて少し気持ち悪いので、無難に白シャツで良かったかも。
まとめ
春ぐらいから茶×緑のネクタイを探していましたものの、なかなか見つからなかったのですが、最終的にはイメージ通りの物を買えました。
改めてですが、やっぱりネクタイは良いですね。スーツはもちろん、ジャケットスタイルもタイドアップした方がグッと装いの完成度が高まります。
このネクタイも機会を見つけて積極的に使えればと思います。
今回は以上です。
