
ニットなんて何枚あっても困らないというスタンスの私ですが、予算には限りがあるので今季はハイゲージとミドルゲージそれぞれ1枚ずつに留めておくつもりでした。ただ、素敵なニットを目にしてしまうとついつい財布の紐が緩んでしまいますね。
今回ご紹介するのはお初となるブランド「nomiamo(ノミアモ)」のハイゲージモックネックです。ファッションディレクターの神藤 光太郎氏が監修を行い、イタリアの老舗ファクトリーで製造されている比較的新しいニット専業ブランドとなります。
なお、購入は昨年の11月初め頃でしたが、楽天市場などのオンラインショップで調べてみるとちょうどセール対象となり、多少の在庫は残っているようなので気にる方はこの機会にいかがでしょうか。ではどうそご覧ください。
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ノミアモについて
ストラスブルゴの取締役を経て、現在は自身で設立したスピラーレの代表取締役社長を務める神藤 光太郎氏が手掛けるニット専業ブランド。生産を行うのはイタリア・フィレンツェで50年以上に渡り有名ブランドのOEMを担った老舗ファクトリーです。(一部日本製のモデルもあり)
これまで数多くのイタリアブランドを日本に紹介してきた神藤氏。YCHAI(イカイ)やFinjack(フィンジャック)など近年躍進を遂げたブランドも彼が仕掛け人でした。そんな神藤氏の感性によって素材やシルエットにこだわり抜かれ、長年愛用できるようなベーシックなニットが揃っています。イタリアメイドでありながら価格がこなれているのも嬉しいところ。
ちなみに「nomiamo(ノミアモ)」という聞き馴染みの薄いネーミングは日本語の「編み物(amimono)」のアナグラムに由来しているそうです。
取り扱いは神藤氏が主催するオンラインショップ「MASTER PLAN(マスタープラン)」と一部のセレクトショップとなります。
ノミアモの12ゲージモックネックをレビュー
概要

ざっくりとしたローゲージから33ゲージという超ハイゲージまで様々なレンジでニットウェアを展開するノミアモですが、本品ではエクストラファインメリノウールによる12ゲージを採用しています。
この12ゲージという数字が実に絶妙。ゲージ数が上がるにつれ滑らかさと光沢感は強くなる一方で、生地は薄くなるため重厚なアウターだとミスマッチに感じてしまいます。その点レンジの下限となる12ゲージならハイゲージ特有の風合いは残しつつ、ある程度生地の厚みもあるので、上に合わせられるアウターの選択肢も増えてきます。メルトン生地のコートとかになればミドルゲージ以上が無難でしょうが、そういうアウター以外であれば12ゲージで十分にフォローできる印象です。以前は12ゲージを扱うブランドは多くありませんでしたが、最近はだいぶ増えてきましたね。

私が確認する限りではカラーバリエーションは3色のみ。ここ最近異常にカラバリ豊富なブランドを手に取ることが多かったのでやや物足りなく感じますが、その中の1つがとても素敵なお色でしたので購入に踏み切った次第です。いわゆるグレージュにはなるかと思いますが、トーンが明るく色味はだいぶグレー寄り。グレージュのニットは何枚か持っていますが意外と被らないんですよね。ブラウンやベージュのアイテムと合うこと想像に難くありません。
サイズ感は全体的にコンパクトではありますが、シルエットには癖がなくインナー使いをメインに活躍するはず。サイズ選びさえ間違えなければ長く愛用できる一着になるかと思いますよ。
ちなみに定価は25,300円。同じイタリア製のニットで高コスパと持て囃されたグランサッソの数年前の価格がこれぐらいだったでしょうか。インポート物はどこも値上がりしているので、こういうブランドの存在は助かります。
ディテール

エクストラファインメリノウールで編み上げた12ゲージニット。しっとりと滑らかな手触りが特徴的です。ほどよい厚みがあるため明るい色味ですが透け感は気になりません。

ネック高は約4cm。個人的には5.0~5.5cmぐらいが理想だと思っているので、少し高さが足りませんが、ジャケットの襟裏はギリギリカバーできているので許容範囲内でしょう。

丁寧な仕事が見て取れるボディとアームを繋ぎ合わせるリンキング。

袖のリブは先端に向かって絞り込まれる形状になっており、試着した時にまず手首に吸い付くようなフィット感の高さを感じました。裾リブのテンションもちょうどいい具合です。
サイズ感とシルエット

公式によるブランド紹介では「タイト過ぎず適度な緩さを備えたモダンなフィッティング」と解説されていますが、少なくともこのモデルに関しては全体的にだいぶコンパクトに作られています。
身長173cm 体重65kg 標準体型の私は普段であれば46か48を選ぶところですか、本品ではサイズ50を購入しました。普段ならあまり選択肢に挙がらないサイズですね。ただ、身幅が細めではあるものの、着丈や袖丈も短めに設定されているのでサイズアップさせてもバランスはきれに保たれています。
おそらく48でも問題はなさそうですが、ボディラインを拾わない程度にゆとりのあるフィッテイングが最近の好みです。
コーディネート

ジャケット:RING JACKET (リングヂャケット)
ニット:nomiamo(ノミアモ)
シューズ:CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)
グレージュなのでベージュジャケットとグレースラックスには難なく馴染みます。明るいトーンがジャケットの色味にもよく合っているかと。

アウター:Valstar(ヴァルスター)
ニット:nomiamo(ノミアモ)
シューズ:REPRODUCTION OF FOUND(リプロダクション オブ ファウンド)
もう1つイメージしていたのがこちらのスエードブルゾンとの組み合わせ。全体的に同系統色ではありますが、パッと明るいインナーを合わせることで装いに奥行きが生まれます。
まとめ
ノミアモの12ゲージモックネックをご紹介しました。初見のブランドでしたが、コスパ・クオリティの両面で満足度の高い一着となりました。
このブログでも何度か述べてきましたが、ハイゲージニットは一定のレベルに達するとそれ以上はほぼ違いが分からなくなります。そしてこのニットは私の目で見る限りだとその上限には到達しているように感じました。
購入店にはこれしか置いていなかったので、ノミアモの他のアイテムに触れてはいませんが、ブランドのオンラインショップを覗くとなかなか面白そうなラインナップが揃っているようです。
現時点では実店舗での取り扱いが限られているのはネックですが、今後も注目していきたいブランドの1つとなりました。
今回は以上です。