トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

死ぬほど聞かれた「なんでiPhoneにしないの?」の答え。

先日、数年振りにスマホを新調しました。購入したのは10月に発売されたグーグルの最新ハイエンド機種「Google Pixel 7 Pro」です。

 

もう少し使ってみてから実機レビュー記事を書こうかなとは思っていますが、その前に今回も何人かに聞かれたあの問について、この場を借りてお答えしましょう。

 

 

死ぬほど聞かれた「なんでiPhoneにしないの?」の答え

一番の理由はキャリアがauだったから

若い方はピンと来ないかもしれませんが、iPhoneが日本に上陸した2008年から数年の間はソフトバンクが独占販売していたため、ドコモやauのユーザーがiPhoneを手に入れるためにはキャリアを鞍替えする必要がありました。

 

その頃、多感な10代後半だった私は近未来感を纏ったiPhoneに興味深々で、本音を言えばすぐにでも飛びつきたかったところでしたが、大学生ながら親に携帯料金を払ってもらっていた身分だったので、ソフトバンクに替えたいなんて言い出せるはずもありません。家族割の関係もありますしね。

 

そもそも当時は今以上にキャリメールが持つ重要性が高かったので、契約会社を変更するということ自体なかなかハードルが高いことでした。

 

時は流れ2010年。auからAndroidを搭載した初代スマートフォンが発売されます。

 

参照:auケータイ図鑑|おもいでタイムライン

 

そうそう、これですね。auのコーポレートカラーを纏った京セラ製のスマホ。懐かしい。予約して発売日に手に入れたことを今でもよく覚えてます。

 

翌2011年にauでもiPhoneの取り扱いが開始(ドコモは2013年から)となりますが、初スマホがアンドロイド端末だった私は以降もOSを変更する必要性を感じず現在に至ります。

 

スマホの時点でiPhoneAndroidのどちらも選べたのなら、iPhoneを手に取っていたかもしれませんが、その時には選択肢になかった。ただそれだけです。

 

会社からはiPhoneiPadを支給されているので、iOSを使えないということはないのですが、私用のメイン機は10年以上慣れ親しんだAndroidに結局落ち着きますね。

 

多数派に迎合したくないという偏屈心

現在日本のスマートフォン市場は70%近くをiPhoneが占めているそうです。20代以下の若年層に限定すると8~9割ぐらいになるのかもしれません。一方で全世界で見ると約30%、アップル社のお膝元アメリカでも50%程度とのことなので、いかに日本でのiPhone人気の高さが突出しているのかが分かりますね。

 

日本でここまで圧倒的な人気を集める理由・・・まぁ、色々あるとは思いますが、結局のところ「iPhoneのブランド力」と「みんなと同じ安心感」という2点に尽きるんじゃないか思います。

 

もちろんiOSAndroidそれぞれの特性を理解し、比較検討した上でiPhoneを選ぶ方も一定数いるのでしょうが、多数はブランド志向と同調性というある意味日本人らしい理由がそこにはあるはずです。

 

だからと言ってそのこと自体を批判したいわけじゃありませんよ。私もこのブログで度々ブランド物と呼ばれるようなアイテムや、誰もが1度は所有してきたような大定番品を嬉々として紹介してきたなので、根底にあるものは同じですね。

 

でもですよ、今さら「iPhoneのブランドに乗っかった」「周りと同じ物が欲しくなった」と思われるのも癪なんですよ。そんなこと誰も言わないことは分かってるんですけどね。えぇ、私が偏屈なだけです(笑)。

 

スマホを購入する段階や、まだiPhoneが普及しきっていなかった頃ならそこまで抵抗はなかったのかもしれませんが、今はもう手遅れです。だから機種変更する際にはiPhoneは最初から選択肢から外れてしまいます。

 

Android派からみたiPhoneのメリット

キャリアがauだったのでスタート時点でAndroidしか選択肢になかったことと、今更になってiPhoneに変更するのは多数派に迎合したみたいで癪だという2点がAndroid派であり続ける主な理由ですが、フラットな視点で見ればiPhoneにメリットがあるなと感じるポイントもいくつかあります。

 

■「みんなと同じ」は結局便利

スマホを社会インフラと考えた場合、ハードとソフトの仕様は統一されていた方が便利に決まっています。分かりやすい例を挙げるとエアドロップ機能。仲間内で写真を共有しようとして、iPhoneのエアドロップを使えばすぐに済むことですが、一人だけAndroid端末だった場合は余計な手間が生じますね。

 

また、これだけ世にiPhoneユーザーが溢れているわけですから、あらゆるトラブルや疑問を既に誰かが経験し、解決策がネット上で公開されているという確率だって比較的高くなるはずです。やはり多数派はあらゆる場面で便利なのだと思います。

 

■直感的で分かりやすい操作性

私は社用携帯電話としてiPhoneも使っているので、iOSAndroidを比較するということもある程度はできるのですが、操作性の観点ではiPhoneの方が上。そもそもAndroidは端末によっても異なる箇所があるので一纏めにはし難いのですが・・・それは置いておいて、iPhoneの細かい説明を受けずとも直感で理解できそうなシンプルな構造は初めてiOS端末に触れる人にでも分かりやすいように感じます。慣れてしまえば大差はないんですけどね、入口としはこれも大切な要素です。

 

だからこそ、これからスマホデビューをするシニア層にはiPhoneの方が良いような気もするのですが、「らくらくホン的」な物はAndroid端末なんですよね。

 

■豊富なアクセサリー類

多くのAndroidユーザーが羨む点は結局これじゃないですかね。ケースにしろスマホスタンドにしろiPhoneに関するアクセサリー類は種類が圧倒的に豊富なのに対して、各Android端末の選択肢は限られたものとなります。私はその類にあまりこだわりがないので気になりませんが、若い層(特に女性ユーザー)を引き込めていない理由の一つではありそうですね。

 

iPhoneは素晴らしい端末だと思う、でも・・・

十数年Android一筋の私から見てもiPhoneは素晴らしい端末です。これから初めてスマホを手にする方(小中学生か一部のシニア世代ぐらいか…)は特にこだわりがないのなら、とりあえずiPhoneを選んでおけば困ることはないでしょう。

 

でも、だからといって「iPhoneを選らばないのはおかしい」という風潮は相容れませんね。仮にiOSAndroidのそれぞれの特徴を理解している上でならまだいいのですが、そのようなことを言う層に限って明確な理由(ブランド力と同調性以外)もなしにiPhoneを選んだ人達です。

 

繰り返しになりますが、そのこと自体を批判したいというわけではなく、しっかりとした自分の考え(理論・根拠)がないのに他者へ意見をするのはどうなのかということです。

 

まとめ

すみません。完全に愚痴を書き殴っただけの内容でした。

 

お目汚し失礼しました。

 

一番伝えたかったのは最後の部分で、これはiPhoneAndroid論争に限らないことです。基本的に他者の所有物に異論を唱えること自体避けるべきで、もし何かを発するのなら理論整然とした根拠に基づく意見であるべきだと。ちゃんと議論が成立する相手であるということが大前提ですが。

 

今回は以上です。