トミーヒルフィガーのコットンジャケットのご紹介です。
私がトラッドスタイルを意識しだしたのは、2年半程前の30歳になる手前だったと記憶していますが、
このジャケットを購入した時期は約6年前になります。
コート類を除けば私のワードローブ最古参になります。
当時と現在では洋服に対する感性が全く異なるので、いまこのジャケットを選ぶのかと言われたら正直微妙なところです・・・
が、それでも長い間愛用し続ける理由があります。
トミーヒルフィガーのイメージは?
1985年にデザイナーのトミーヒルフィガー氏が自身の名を冠して立ち上げたアメリカ発のブランドです。
百貨店やショッピングモールでよく見かける、日本でも馴染み深いブランドの一つですね。
出典;カラーブロックボンバージャケット | TOMMY HILFIGER | Tommy Hilfiger - トミー ヒルフィガー 公式オンラインストア
出典;Lewis Hamilton Logo Hoody | TOMMY HILFIGER | Tommy Hilfiger - トミー ヒルフィガー 公式オンラインストア
トミーヒルフィガーの世間的イメージは画像のような色鮮やかでカジュアルなファッションではないでしょうか。
特にネイビー/ホワイト/レッドのフラッグロゴを全面にプリンとされたTシャツやスウェットを街中でよく見かけます。
出典;TH Flex スリムフィットブレザー | TOMMY HILFIGER | Tommy Hilfiger - トミー ヒルフィガー 公式オンラインストア
出典;ベーシックコート | TOMMY HILFIGER | Tommy Hilfiger - トミー ヒルフィガー 公式オンラインストア
一方でクラシックなブレザーやコートもラインナップされとおり、れっきとしたアメトラブランドとしての側面もあります。
系統としては同じくアメリカを代表するブランドのラルフローレンに近いイメージでしょうか。
実際過去にはラルフローレンと似た服をより安価で購入できる事を全面に押し出していたため、
当のラルフローレン氏から「ラルフローレンが買えない貧乏人のための模倣品」と揶揄されたほど。
まぁ、ラルフローレンもブルックスブラザーズから見れば同じ扱いをされてしまうのでしょうがw
※ラルフローレン氏はブルックスブラザーズ出身
服飾の歴史は模倣の歴史、このような事例はいくらでもあるし個人的には気する事ではないのです。
コットンジャケットのディテール
正式な商品名は「コットンブレザー」との事。
無地のネイビーで3パッチポケットなので、言われてみればブレザー的な要素もありますが、私的にはブレザー=メタルボタンは必須なので、普通のカジュアルジャケットとみなしています。
素材はコットン100%で、かなりざっくりと織られています。
一般的なツイル生地のコットンジャケットと比べると表面に凹凸があり、カジュアルな雰囲気です。
それなりに厚みのある生地ですが、織り目が粗い分に通気性にも優れています。
ラぺル幅は6.5cmとかなり細めです。現在は太めのラペルがトレンドらしいので、
ここまでラペルが細いジャケットは最近あまり無いかもしれません。
フラワーホールと第一袖ボタンでブランドカラーの赤い糸が使用されています。
今となっては着こなしの中でこの赤色が邪魔に感じる事もあります。
インナーに赤を持ってくれば結構しっくりくるのでしょうが、手持ちにはないですね。
赤色ってやっぱり難しい・・・(笑)
後ろはサイドベンツとなっています。
ダーツは入っていますがウエストのシェイプは控えめでボックスシルエットに近いです。
シルエットはアメリカブランドらしい野暮ったさがあり気に入っています。
サイズ感
私は身長173cm体重65kgの「THE平均的日本人男性」のスペックです。
で、このジャケットのサイズはというと・・・
まさかの「50」
現在ジャケットを選ぶ時は基本的には46で、私は肩幅が広めなのでモノによっては48を手に取ります。
当時どのような経緯でこのサイズを選んだか記憶にないですが、50はあり得ないです‼(ブランドによってサイズ感はまばらと言えども)
サイズ感に無頓着だった当時の私は、何も気にする事なく着用していましたが、次第に違和感を感じるようになります。
やはり身幅も着丈もあっていませんでした。
お直し屋さんに持って行く事も考えましたが、それなりに費用もかかるし面倒くさい・・・
そして2年前についにやってしまいました。
コインランドリーの乾燥機へGo
ビフォーの写真が残っていないので比較しようがありませんが、着丈・袖丈に関してはジャストサイズに近づきました。
袖丈は1cm、着丈は1.5~2cm程度縮みました。かなり太目だった身幅も程よくゆったりとしたサイズ感になってくれました。
細かい調整は効かないし、均等に縮むという保証はありませんので自己責任ではありますが、綿生地の場合はサイズ調整の手段として乾燥機にかけるという荒技もありではないかと。
ちなみに、かの有名なアニキこと片野英児さんはウールのブレザーを乾燥機にかけているようです・・・
アニキのアニ☆ブロ「そうだ 乾燥機で、紺ブレ 縮めよう。」 | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル]
ウールをぶち込む勇気は私にはございませんw
コーディネート
①
ジャケット:トミーヒルフィガー
シャツ:フレッドペリー
デニムパンツ:A.P.C
靴:ジャランスリワヤ
時計:フレデリックコンスタント
インナーにブラックウォッチのシャツを合わせてネイビーとグリーンでまとめたコーデ・・・のつもりが、フラワーホールの赤が結構目立ってしまい残念w
②
ジャケット:トミーヒルフィガー
ポロシャツ:ブルックスブラザーズ
スラックス:アーバンリサーチ
靴:IL MOCASSINO
時計:オメガ
鞄:SLOW
インナーはジャケットと同色のロングスリーブポロシャツ。
チェック好きの私はジャケットもスラックスも気が付けば柄物だらけ・・・
貴重なこの無地ジャケットに千鳥柄のスラックスを合わせました。
テーラードジャケットにトートバッグ肩掛けは基本的にNGですが、良い意味で雑に扱えるこのジャケットではそれも様になるような気がします。
③
ジャケット:トミーヒルフィガー
ポロシャツ:ラコステ
チノパン:シップス
靴:ジャランスリワヤ
時計:オメガ
半袖の鹿の子ポロシャツと明るいパンツを合わせた春のカジュアルジャケットスタイルです。
まとめ
私が所有するジャケットの中で最古参かつ最も毛色が異なる一着です。
テーラードジャケットはドレス中のドレスアイテムです。
羽織るだけでキチン感を出せますが、場所によっては周囲から浮いてしまう事だってあります。
その点このジャケットはテーラードジャケットの体を成していますが、素材感・シルエットのおかげでカジュアルな雰囲気が存分にあります。
近所のイオンモールや妻の実家に遊びへ行く時に程よいジャケットという貴重な位置づけです。
キチンとしてるけど、周りの人がTシャツやパーカーを着てても違和感はなく、多少雑に扱っても問題なし。
こんな一着があれば出番が多いのでおススメです。
少し前まである理由で買い替えを検討していました。
その時に検討していたジャケットです。
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