
11月も後半に入り、街並みのクリスマスムードが高まってきました。そうなると気掛かりになってくるのがプレゼント問題。自分が貰う分にはいくらでも欲しいものは思い浮かぶのですが、いざ誰かにあげるとなると何を渡すべきか頭を悩まされるものです。
相手が貰って喜んでもらえるものを贈りたいという気持ちは当然ですが、場合によってはプレゼントされて困るものがあるから厄介なのです。特に私のようにこだわりの強い男性がお相手なら。
そこで今回は「こだわりの強い服好き男性に贈る失敗しないプレゼント」という視点でおすすめのアイテムをご紹介していきます。特に貰った後で扱いに困らないということに重点を置いてい選んでみました。
なお、プレゼントを渡す相手としてイメージしているのは私に近い男性、つまり30代以上で普段はスーツやジャケットを着て仕事をしていて、クラシカルな装いを好む服好きな男性としておきます。ではどうぞご覧ください。
避けるべきアイテム

ファッションアイテムをプレゼントとして貰った場合、相手の前で数回は身に着けることが礼儀だと思いますが、私のようにこだわりの強い服好き男性は自分の趣味が完全に確立されており、そこから外れたものをコーディネートに取り入れることを極端に嫌います。しかも傍から見ればその基準を理解するのは同性からしても難しいものです。まぁ、まさに私のことなのですが、実体験として扱いに困ったプレゼントを頂いたことはありました。(それが原因となってケンカになったことも・・・)
そこでまずは前提として貰って困らせてしまう可能性の高い避けるべきアイテムを先に挙げておきます。優先すべきは「喜ばれる」よりも「困らせない」です。結果的にその方がお互いに幸せになりますよ。
サイズのあるアイテム
具体的に言うと服や靴です。近くにいれば相手が普段身に着けているものがMサイズだとか26.5cmだとか知り得ることになるかもしれませんが、それを鵜呑みにしてはいけません。ブランドによってサイズ感がバラバラであるということもそうですが、服好きならフィッティングもシビアなので、「ニットなら気持ちゆったりめ」「ブルゾンならジャストフィット」といった具合でその物によっても基準が異なってきます。もはや本人しか分からない世界です。さらに微妙なシルエットの違いにもうるさいので、服や靴にはリスクが一杯詰まっています。
ネクタイ
サイズは関係ない、そして大人の男性なら必要なアイテムといえばネクタイが思い浮かぶのではないでしょうか。最近はネクタイをしない方も増えていますが、昔からプレゼントの大定番です。しかし私達服好きからしたらネクタイも一筋縄にはいきません。実はネクタイでもサイズ感は意識されます。長さではなく主に横幅です。ネクタイの一番太い箇所を大剣と呼ぶのですが、この大剣の幅が人によって好みが分かれます。幅9.0cmを愛用している方に幅7.5cmのネクタイを渡してもきっと扱いに困ります。「たったの1.5cmじゃないか」と思われそうですが、私達にとってこの違いが致命的なのです。それに好きな方だと数十本と所有していることもざらなので、一生懸命に選んだ色柄も被ってしまう可能性があります。
手袋(レザーグローブ)
冬のギフトで人気が高いアイテムの1つが手袋です。特にレザーグローブなんて大人の男性に最高に似合います。ただ、やはり手袋にもサイズはあります。しかもそれなりに高級なものであればS・М・Lのような分かりやすい表記ではなく、7.0~9.5みたいな馴染みのないサイズが細かく分かれていることが多いのです。そもそも手の大きさは身長や足のサイズとは必ずしも比例していないので、サイズ感を把握すること自体が難しいような気がします。手袋といえばフリーサイズのニット製品が身近なので見落とされがちですが、こちらもやはりシビアなフィッティングが要求されるので試着なしは危険です。
こだわりの強い服好き男性に贈る“失敗しない”プレゼント5選

ではここからは私の考える「こだわりの強い服好き男性に贈る失敗しないプレゼント」について。繰り返しになりますが、まずは貰って困らないということを優先しているので、やや拍子抜けというか地味に感じるかもしれませんが、こだわりの強い服好きだからこそ、その価値はきっと伝わるはずです。
何本あっても困らないハンガー
予算 5,000円〜
「1本のハンガーに5,000円!?」と驚かれるかもしれませんが、それだけの価値は十分にあります。本格的なジャケットやコートの場合、首や肩回りのフィット感がとても重要になってくるのですが、適当なハンガーに掛けておくと型崩れを起こしてしまう可能性があります。この価格帯の高級ハンガーとなれば人体の構造に沿って1本ずつ丁寧に作られているので、洋服本来のシルエットを保つことができるのです。また、見ためも美しいのでクローゼットに掛けた際の見栄えを数段よくなります。
服好きであればこの手のハンガーは既に数本持っている可能性もありますが、正直何本あっても困るものではありません。予算に応じて本数を増減できる点もプレゼント向き。国産の中田ハンガーは特に有名で、間違いのない選択肢の1つとなります。
ワンランク上の携帯用シューホーン
予算 10,000円〜
いわゆる靴ベラ。特に革靴好きにおすすめです。適正なフィッティングを行っていれば靴に足を入れる際にシューホーンは必須となります。そのため外出時には携帯用シューホーンを持ち歩いているものですが、値段はピンキリでプラスチック製のものであれば1,000円以下で手に入ります。実際にそういう安価なもので済ませている方も多いでしょう。だからこそワンランク上のシューホーンは喜ばれます。
鞄や財布に定評のあるレザーブランドが展開している本革を取り入れたシューホーンは分かりやすく高級感があって特におすすめです。また、こちらに関しても既に何かしらを持っている可能性はありますが、携帯用は鞄ごとに複数用意していると便利なので、新しく貰って困るということはないかと思います。
カラバリ充実の靴下セット
予算 10,000円〜
靴下はどこまでいっても消耗品です。そのためここにお金をかけられる方もある程度限られてきます。また、他の身に着けるアイテムよりは比較的に好みの差が出にくく、サイズがあるにしても25.0~27.0のように大まかなので、プレゼントには適しています。
おすすめはオンオフ使える薄手のリブソックス。特別高価ではなくとも1足2,000~3,000円ぐらいでそれなりに良いものを選ぶことができます。予算次第ではありますが同じ靴下の色違いを5〜10色ぐらい用意できれば理想的。ビジネス使いしやすいグレー・ネイビー・ブラウンを中心に普段は選ばないレッドやパープルあたりをを組み込んでみても面白いかも。
最初からセットになっているものがあれば手っ取り早いのですが、百貨店の紳士売場やブランドの公式オンラインショップでバラ売りされている靴下を専用ボックスにラッピングしてくれるサービスもあります。単価が低いので先に挙げたハンガーやシューホーンに足す形で靴下を2〜3足だけ追加してみるのも良いかもしれませんね。
自分では買わない高級洋服ブラシ
予算 15,000円〜
服好きの方であれば着用後のケアも怠らないはず。その際に使用する洋服ブラシもそれなりに良いものを使っているかと思いますが、コストをかける優先順位は決して高くはないので5,000円前後のブラシで妥協している方が多いように感じます。まさに私がそうです。
普通に考えると5,000円の洋服ブラシも十分高価なのですが、これまたピンキリで上を見れば20万円以上なんてものもあります。さすがにそれは現実的ではないとしても、1万円以上となると「なかなか自分では買おうと思わないけど、貰えるのなら嬉しい」というプレゼントとしてある種の正解と成り得ます。予算が許すのであれば最高峰のイシカワブラシなんて贈られたら惚れ直しちゃいますね。
鉄板ブランドのカシミヤマフラー
予算 25,000円~
最後は冬ギフトの王道中の王道。なんせサイズという概念がありません。いや、正確に言うとサイズの違いはあるのですが、メンズ向け(ユニセックス)として販売されているものであれば正直どれでもOKです。デザインも奇をてらうものではなく、無地若しくはクラシカルなチェック柄であれば失敗することもないでしょう。(手持ちとの被りは気になるところですが、ネクタイのように大量に所有している人は多くはないはずなので、なんとか頑張って把握してください。)
唯一気を使うべきは素材のクオリティです。マフラーの良し悪しはほぼ素材に依存します。間違いないのは上質なカシミヤ。そこでおすすめはJohnstons of Elgin(ジョンストンズ オブ エルガン)やJoshua Ellis(ジョシュアエリス)、PIACENZA(ピアチェンツァ)といった最高級の生地メーカーとしても有名なブランドが手掛けるマフラーです。一般的な中判サイズでも3〜5万円しますが、その分クオリティの高さは折り紙付きです。服好きなら下手なハイブランドよりも絶対に喜ばれはず。
まとめ
こだわりの強い服好き男性に贈る失敗しないプレゼントを主観強めでご紹介しました。本当に面倒な男ですよね。なんかすみません。
そもそもファッション関連を避けておけば良いのかもしれませんが、ファッション以外で何に興味があるのかよく分からないケースもあるでしょうし、そういう男性は往々にして他の分野でも一定のこだわりが強い場合が多いので、結局ファッション分野から選んだ方が無難だったりします。
一緒に買いに行って本人に選ばせれば間違いないのですが、プレゼントの在り方については各々で考え方もあるかと思いますので、面倒な男に自分で贈り物を選ばなくてはならない方の参考になれば幸いです。
今回は以上です。