トラッドマンに憧れて

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【200投稿記念】さぁ、みんな始めよう!SNS時代でも「オワコン」にならないブログの魅力について語る。

正確に言えばこれが206記事目で、節目の投稿は約1ヶ月前に到達していましたが、ともかく当ブログ開設から2年4ヶ月でなんとか200記事を積み上げることができました。

 

有能なブロガーさんなら1年ぐらいで達成する数字かもしれませんが、当の私としては「ようやっとる」という自己評価。思い付きで始めたブログがまさかこんなに続くなんて思ってませんでしたからね。これもひとえに読者の皆様のおかげです。

 

過去50投稿毎に記念記事を書いてきましたが、今回は少し大きく出てブログという文化そのものについて述べてみようと思います。

 

SNS全盛の昨今「オワコン」なんて言われこともあるブログ。専門的な知識が必要でなんか難しそうと思われがちなブログ。いやいや決してそんなことはありませんよ。

 

200記事書いてようやく一人前のブロガーを名乗れるようになったかなと自負する私がブログの魅力を発信者側の視点で語ります。

 

ブログを始めてみようかなとか、漠然と何かを発信したいなという気持ちをお持ちの方の参考になればば幸いです。

 

(ちょっと長いので、目次から興味ありそうな部分だけでもご覧ください。)

 

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ブログとSNS それぞれの特徴について

今の時代、個人が何かを発信しようと思えばTwitterInstagramといった選択肢が身近でかつ手っ取り早いところかと思います。

 

私の場合、以前からいくつかのブログを読む習慣があり、SNSより身近な存在だったのでブログを選んだというだけなのですが、そもそも両者は全く性格の異なるメディアです。だからこそ何かを発信してみたいという方はそれぞれの特徴をある程度理解した上で、自分にあった手段を選んでみてください。

 

ここではブログとSNSTwitterInstagram等)の特徴をいくつかの視点で比較してみます。

 

情報量の違い

最も分かりやすい違いはこれですかね。

 

Twitterでは文字数が140字、画像は4枚。Instagramでは文字数が2,200字、画像は10枚が1投稿での上限となっています。

 

一方でブログに関してはそれらの制限は実質ないようなもの。もちろん容量の関係もあってサービスごとに決められた上限はあります。私が利用しているはてなブログだと20,000字が上限だそうです。20,000字ってちょっとした短編小説ぐらいのボリュームですからね。ブログの1記事でそんなに書く人はまずいないでしょう。

 

「インスタでで2,000字書けるなら、別にそれで良くない?」と思われるかもしれませんが、それはそれでなかなか難しい。Instagram上でそれなりの文字数を費やし商品紹介をされている投稿も見かけますが、なんせ長文に適したフォーマットになっていないので、まぁ読みにくい。打ち込む方も大変でしょう。

 

それに2,000字って意外と少ないんです。書きたいことを書き始めたら2,000字なんてあっという間に超えちゃいます。ちなみにここまででもう1,200字超え。あと800字で締めるなんて無理無理。このブログだと2,000字以下の記事って全体の5%以下だと思いますよ。

 

もちろんTwitterInstagramは手軽さを売りにしていて、それに特化した機能が備わっているわけなので、別に情報量を多く詰め込めるブログの方が優れているとかいう話でもありません。あくまでも別物。取って代わるようなものではないということ。

 

フロー型とストック型

普段からSNSを利用している方なら分かるかと思いますが、TwitterInstagramはフォローしたアカウントやユーザーが興味のありそうな投稿がタイムラインに上がってくる仕組みになっています。検索機能を使って主体的に情報を探すことも可能ですが、誰かに自分の投稿を見てもらうには、誰かのタイムラインに乗る必要があります。

 

SNSのタイムラインのように新しい情報だけが表示され、古い情報は流されてしまうメディアはフロー型と呼ばれています。フロー型で影響力を持つにはリアルタイムの情報発信が求められるのです。語弊があるかもしれませんが、TwitterInstagramではタイムライン(=リアルタイム)から外れるとその投稿の価値は大きく下がってしまいます

 

一方で旧来的なWebメディアであるブログはストック型に分類されます。「ストック=貯える」という意味の通り、検索エンジンからの外部流入が主体のブログでは投稿の新旧を問わず同等の価値を持っています。

 

さすがにあまりにも古い情報だと検索エンジン側から評価されなくなってしまいますが、少なくとも3年前の投稿と1日前の投稿ではその価値(=表示順位)の差ははほとんどありません。このブログを例に挙げると、直近1週間のアクセス数の内、1年以上前に投稿した記事が全体の70%以上を占めています。それだけ過去の投稿が価値を持っているということですね。

 

SNS(フロー型)が瞬間的な爆発力を求められる単距離走なら、ブログ(ストック型)は持久力が必要な長距離走といったイメージでしょうか。これまた全くの別物だということです。

 

収益を生む仕組み

若い世代を中心に「インフルエンサー」と呼ばれるSNSを駆使して収入を得ている方達がいますが、彼らはTwitterInstagramでどんなにフォローワーが増えて、多くの「いいね」がついたとしてもそれだけでお金が発生することはありません。著名なインフルエンサーはその影響力を背景に企業からの「案件」を受けることで収入を得ています。

 

ブログでもある程度の知名度を得れば企業案件を受ける場合もありますが、SNSインフルエンサーと違い私達ブロガーはブログそのものから収益を生み出しています。

 

ブログで収益をあげるにはいくつかの手段がありますが、最も手っ取り早いのが私も利用しているGoogle AdSenseアドセンスのようなクリック報酬型広告です。このサイトを含め、ネットを閲覧していると自分が興味がありそうな広告が間に挟み込まれることありますよね?あれです。皆さんが広告をクリックしていただくと私にお金が入る仕組みとなっています。アドセンスは審査に合格して登録すれば、後は広告は自動生成されるので運営者側の手間暇は一切かかりません。

 

クリック報酬型広告の他にアフリエイト(成果報酬型広告)もありますが、これはちょっと難易度が上がります。アフリエイトでは運営者が任意の広告を貼り付け、そこから閲覧者が商品の購入やサービスの登録を行うなど、一定の成果を挙げることで収益が発生します。言わば商品を売るわけなので、アドセンスと違い運営者側のセンスが問われます。私には向いてなさそうなので、アフリエイトは行っていませんが、上手く取り入れればより大きな収益を得ることも可能な上級者向けのツールといった感じでしょうか。

 

つまりアフリエイトは別として、アドセンスを利用することでブログの方がSNSよりも比較的簡単に収益化することができるのです。

 

まぁ、1円でもお金が発生したら収益化に違いないのですが、肝心なのはどれぐらい入ってくるかってことですよね。これはあくまでも私の場合ですが、月間約6万PV(アクセス数)で15,000円前後の収益が発生しています。

 

もしかしたら「たったそれだけ!?」と思われた方もいるかもしれません。実際に私がブログに費やしている時間で時給換算すると悲惨ですよ(笑)。でもこれで十分なんです。ブログは副業とすら思ってませんから。ただの趣味をやりながらお小遣いをもらってるぐらいの感覚です。

 

ある程度まとまった金額を稼ぐのはかなり大変なことかと思いますが、趣味として何かを発信しつつ、おまけで少しお金をいただく程度であれば意外とハードルが低いのがブログなんです。

 

こんな人はブログが向いてる

前項でのブログとSNSの違いを踏まえて、私が思う「こんな人はブログが向いている」というポイントをいくつか挙げてみます。これに当てはまる方はSNSよりもブログですよ!

 

文章を書くのが苦じゃない人

ブログの最大の利点は制限なく長い文章を書けることなので「文章を書くのが嫌で嫌でしょうがない」という方は流石に向いてないと言わざる得ませんが、別に得意じゃなくていいんです。私もそうでしたが、ブログを続けていると文章を書く力もある程度は備わってきます。恥ずかしいのであまり見て欲しくはないのですが、このブログだった最初の方はまぁ酷いですよ。

 

だからこそ言えるのは文章を書くのが得意じゃなくても苦じゃなければ全然問題ないよということ。もちろん文才のある方や文章が書くことが好きだという方であれば問答無用でブログです。

 

手っ取り早く収益化したい人

どうせやるならお金が貰える方が嬉しいに決まってます。成果として表れた方がモチベーションにも繋がりますしね。その点で先に触れた通り、SNSから収益に結びつけることは並大抵のことではありません。よほどの人気者にでもならない限り1円にもなりません。

 

ブログでも副業と呼べる程まとまった収益をあげている人はごく僅かだと思いますが、数千円~1万円のお小遣いレベルなら少し頑張れば実現可能です。とりあえず収益化を目指すならSNSよりもブログです。

 

毎日まとまった時間を取れない人

「え!?逆じゃね?」と思われそうですが、逆じゃないんですよ。これも先述の通りですが、TwitterInstagramのようなフロー型はタイムラインに乗っかってなんぼのコンテンツなので、それなりの影響力を持つためには安定して投稿をし続ける必要があります。私もひっそりとInstagramをやってるので分かりますが、毎日ないしそれに近いペースで投稿するのって相当大変なはずです。安定してまとまった時間を取れないと何かと難しいかと思います。

 

一方でブログはストック型のメディアです。投稿頻度が高いことに越したことはなのですが、その重要度はSNS程ではありません。月に2~3記事ぐらいのペースでも構わないので、世間の需要を捉え、より質の高い記事を書くことが大切です。なので、毎日は難しくてもたまに訪れるゆっくりと過ごせる休日にじっくりとブログに向き合えればそれで十分なんです。

 

パソコンが使える環境にある人

TwitterInstagramスマホでの操作を前提として発展したコンテンツですが、ブログの場合はパソコンがあった方が望ましい。スマホオンリーで立派なブログを運営されている方も知っているので、絶対にないとダメとは言いませんが、作業効率を高め快適なブログライフを送るためには自宅でパソコンが使える環境が整っていた方が良いでしょう。特段高スペックの物である必要はありません。一般的な家庭用ノートパソコンでOK。ということで、せっかくパソコン持ってるならブログですよ。

 

ブログの始め方、続け方

さて、ブログを始めてみたいなと関心を持っていただいたとして、いったいどうやって始めたら良いのか、そして本当に続けることができるのか何かと不安に感じることもあるかと思います。

ここでは全くのド素人の状態から思い付きでこのブログ始め、何とか軌道に乗せることができた私の経験を基に「ブログの始め方、続け方」をお伝えします。あくまでも私の場合なのでご参考までに。

 

テーマを決める

まずはどのようなブログを書くのか、自分が興味のあるテーマを決めましょう。アクセス数を稼ぐために競合が少なくて、かつある程度需要の高いテーマを狙うという手段もありますが、本当に好きなことじゃないと続かないので、そこはよく考えてくださいね。

 

また、より専門性の高いブログの方が検索エンジンGoogle)からの評価が良く、表示順位が高くなる傾向にあるので、ブログテーマも可能な範囲で絞った方が有利に働きます。例えばファッションブログでも「スーツ専門」「時計専門」「革靴専門」といった具合です。

 

ブログサービスを選ぶ

次にどのサービスを使いブログを開設するのかを決めていきます。有名なところでWord PressやAmebaブログなどがありますが、私がおすすめするのはやはりはてなブログです。その理由は以下の3点。

 

  1. 無料プランが基本なので、手軽に気負わず始められます。有料ブログの費用は1,000円/月程度が相場で、そこまで高額ではありませんが、それでもいきなりお金がかかってしまうと始めるハードルが上がってしまいますからね。
  2. 途中から有料プランに切り替えられます。収益化を目指すなら有料プランを利用する必要がありますが、途中からでも大丈夫。とりあえず無料で初めてみて、より本格的にやってみたいと思ったら有料プランに移行しましょう。
  3. ブロガー同士の繋がりが生まれやすいのもはてなブログの特徴。開設当初はほとんど訪問者がなく、モチベーションを保つのも大変ですが、はてなブログではSNSのようにブロガー同士がコミュニケーションを取りやすいシステムになっているので、初期段階で一定のアクセス数が期待できます。

 

Web関係に強い方であれば、プロからも評判の高いWord Pressが向いているかもしれませんが、私のようなド素人にははてなブログがちょうど良かったですね。

 

とりあえず1記事目を投稿

しっかりと勉強してからスタートしたいという気持ちも分かりますが、勢いも大事。サービスに登録してブログを立ち上げたら、とりあえず1記事目を投稿しましょう。内容なんてどうでもいいです。だって誰も見てませんから。その記事は後から削除しても構わないので、まず最初の1歩を踏み出すのです。

 

きっと最初の記事を投稿した後に意気揚々と自分のブログを検索することでしょう。そして検索に引っかからず落胆します。そこで始めたSEOなるものの存在を知るのです。SEOについては後々専門の方のブログをご覧いただくとして、実際にやってみないと身につかないこともあるので、初心者こそ記念すべき1記事目をエイヤと勢いで投稿してみるものだと思いますよ。

 

目標を設定する

始まりは見切り発車で良いと思いますが、続けていくためには目標も必要。ここで言う目標とは記事の数です。「少なくとも1週間に1記事」とか「とりあえず50記事は頑張る」とかの具体的な目標を決めモチベーションを高めましょう。

 

ちなみに私の場合「1年間100記事」でギリギリ達成しました。今になって思えば私にとっては結構厳しめな目標でしたが、それをこなすことでブログを書く習慣が身に付きました。

 

更新を続けながら知識を身につける

突き詰めるとブログ運営に必要な知識は実に膨大。でも碌な知識がなくともそれなりの体裁は整えることは可能です。繰り返しになりますが、とりあえずの勢いで始めて、目標に向かい記事数を積み重ねるうちに必要な知識は身に付きます。当の私もいまだに勉強中です。

 

軌道に乗ったら収益化を目指す

先に述べた通り、ブログで手っ取り早く収益を上げるならGoogle AdSenseがおすすめ。ただGoogle AdSenseを始めるには審査に合格する必要があります。その合格基準は明確にされていませんが、記事のクオリティやオリジナリティの他、ストックされた記事数も重視されているようです。

 

目安として大体30~50記事ぐらいは必要と言われており、また仮に早期に合格したとしてもアクセス数が少ないうちは発生する報酬もわずかなので、焦ることなくまずはブログを更新する習慣をつけ、徐々に記事の質を高め、ある程度軌道に乗った段階で収益化に着手していけば良いかと思います。

 

まとめ

記念投稿として私なりに思うブログの魅力や始め方について書いてみました。

 

一丁前なことを言うと、いちブロガーとして「オワコン」とは言わずとも一時期と比べ勢いが落ちているブログ文化をより盛り立てていきたい気持ちはあるので、ブログを始めてみようかなという方が一人でも多く増えることを願っています。

 

さて、ここまでで約6,500字。この熱量は到底SNSでは収まりませんね(笑)。こんな感じだから私はやっぱりブログが向いているのでしょう。

 

今回は以上です。