私は昔からチェック柄が好きで、気が付けばワードローブのジャケットやスラックスは柄物だらけになってしまいました。
さすがに最近は落ち着いてきましたが、数年前まではその傾向はより顕著に現れており、当時の趣味全開なのが約2年前にトゥモローランドで購入したこのシャツブルゾンです。
ヨーロピアンカジュアル趣向とトゥモローランド
「ヨーロピアンカジュアル」という言葉自体が曖昧な括りなのですが、イメージするところはファッション雑誌「men's FUDGE」に登場するロンドンやパリのシティーボーイ風の服装です。
今でもこの系統は好きではありますが、30代を過ぎたら少し難しくなってきますよね(笑)
そんな当時はファッジにもよく掲載されていたトゥモローランドによくお世話になっていました。
トゥモローランド自体は他の大手セレクトショップと比較して価格帯が高めということもあり、決して若い人向けではありませんが、品格を感じさせながらもポップで遊び心があるアイテムはシップスやアローズとは一線を画して、当時の私の趣味にドンピシャでした。
最近はあまりチェックしていませんでしたが、今シーズンのアイテムであればここら辺がイメージするところでしょうか。
https://store.tomorrowland.co.jp/shop/tomorrowland/item/view/shop_product_id/86255
https://store.tomorrowland.co.jp/shop/tomorrowland/item/view/shop_product_id/87769
どちらも目を引く柄のセットアップですね。
実は私が購入したこのド派手なチェック柄のシャツブルゾンも本来はセットアップなんですよね。
https://wear.jp/item/35912490/
さすがにこの格好で街を歩いたらかなり目立ちますねw
単品使いも推奨されていたので、ジャケットだけ売ってもらいました。
シャツブルゾンには両胸にポケットが付いており、デザインとして当時流行していたCPOジャケットが元ネタかと思いますが、コットンにポリエステルを混合した生地はかなりのハリ感がありワークウェアさながらの印象を受けます。
カラフルな柄モノを着こなすポイントは色拾い
セットアップならともかく、ここまで派手な柄のブルゾンはインナーやパンツの組み合わせは限られてくるので、コーディネートを考えるのも大変です。
というのも、一般的によく言われることですがメンズファショッンにおいてコーディネート全体で使用する色は2色、多くとも3色以内に抑えることが望ましいとされています。
で、このブルゾンは赤(赤茶)、緑、ベージュの三色が使われています。
アウターだけで3色を使っているので、インナー・パンツ・靴・ソックス等はこの3色中から選ぶ必要があります。
と言えども、私の場合そこまで厳格にこの3色ルールを守っているわけではありません。
まずモノトーン(白・黒・グレー)はカウントしません。
さらに同系統の色でトーン違いは一色に扱いとします。
「ネイビーとブルー」「ブラウンとオレンジ」といった感じです。
本当はトーンもしっかりと合わせるべきですが、そこを追求できるほど手持ちのバリエーションが揃っていないので妥協ポイントです。
いずれはワードローブを充実させて、色合わせにもっとこだわりたいですね。
コーディネート
モノトーンと合わせて
スラックス:エディフィス
靴:ジャランスリワヤ
白のTシャツにチャコールのスラックス、白のソックスに黒のローファーとブルゾン以外は色味を排したコーディネートです。
色数を押さえる手っ取り早い方法がモノトーンの活用ですが、これはブルゾンだけが浮いてしまう印象を受けます。
そんなに悪くもないとは思うんですけどね。
ベージュ・ブラウンを拾って
ブルゾン:トゥモローランド
ポロシャツ:ブルックスブラザーズ
チノパン:CEASTERS(ケステル)
靴:IL MOCASSINO
ポロシャツのライトブラウンはベージュ、ローファーのダークブラウンは赤茶(レンガ色)と同系統色と捉える少しインチキをした色拾いコーデ。
そういえば先日ローファー軍団に加わったG.H.BASSはワインレッドなので、それを使っても良かったかもしれません。
レンガ色をダークブラウンで拾うのはちょっと強引でしたかねw
グリーン・ベージュ・ブラウンを拾って
ブルゾン:トゥモローランド
ポロシャツ:ラコステ
チノパン:エディフィス
靴:IL MOCASSINO
インナーにグリーン系のポロシャツを持ってきて、ブルゾンで使用された3色を配色したコーデ。
2番目と同じ様なパンツですが、ベージュの色味はこちらの方がブルゾンで使われている色味と近くて馴染みは良いです。
まとめ
多色使いのアイテムを取り入れる場合、他を徹底的にシンプルにしてしまうというのも手段の一つです。
ただ個人的には可能な限り各色を他の服や小物で拾った方がコーディネート全体の調和が取れるのでおすすめではあります。
ちなみに 今回はトゥモローランドについては派手な服ばかり取り上げましたが、基本的にはトラッド路線に基づいたシックなアイテムが中心に揃っています。
トゥモローランドは他の大手セレクトショップと違い、製造メーカー(ニットメーカー)として創業したという出自を持っていることもあり、オリジナルアイテムの品質はセレクトショップの中でも随一ではないでしょうか。
少し値は張りますが、上質な洋服を求める大人の方にも是非ともおすすめなショップです。
今回は以上です。