トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

男達はなぜラコステ「L1212」に惹かれるのだろうか? 大定番ポロシャツの魅力を紐解く!

ポロシャツの王様ことラコステの「L1212」

 

洋服好きの男性なら、その嗜好にかかわらず一度は 袖を通したこがあるのではないでしょうか。

 

「ポロシャツはラコステしか着ない」と明言されている方もいるほど、多くの男達を魅了し続けています。

 

もはや語り尽くされた大定番品ですが、僭越ながらこの記事でも取り上げてみたいと思います。

 

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原点にして完成系!オリジナルの魅力

やはり一番はこれでしょう。男性ならモノ自体と同じくらいに、そのバックグラウンドに惹かれる方も多いのではないでしょうか。「元祖〇〇」と言われるものは私も大好きです。

 

機能性の高いテニスウェアを求めて

ラコステ創始者ルネ・ラコステ1920年代に大活躍したテニスプレイヤーでした。

 

◆1910年代のテニスプレイヤーの服装

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参照:ノーマン・ブルックス - Wikipedia

 

画像はラコステ氏より少しだけ前の世代の選手ですが、当時のテニスプレイヤーの服装といえば、ドレスシャツのような長袖のシャツをスラックスにタックインしたスタイルが一般的でした。

 

さすがは紳士のスポーツといったところですが、決して激しい運動に適しているとは言い難く、ラコステ氏は品がありながらも、機能性に優れたテニスウェアを探していました。

 

そこで目に付けたのが、イギリスのポロ競技で着用されていた、吸水性の高いニット素材でした。 

 

ラコステ氏は母国フランスにそのニット生地を持ち帰り、1933年に知人の協力のもとにコットンニット製のテニスシャツを完成させました。これが現在まで続くL1212の誕生で、全てのポロシャツの始まりです。

 

時代に合わせてマイナーチェンジを繰り返していますが、基本的なデザイン・ディテールは現在に至るまで踏襲されています。ポロシャツの原点にして完成形と言えるでしょう。

 

「ワニ」にまつわるお話

ラコステといえば、あのアイコニックなワニのロゴマークです。

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その由来は、ラコステ氏の現役時代の一度噛みついたら離さないワニのような粘り強いプレイスタイルからきています。

 

◆ワニマークが付いたブレザーを着るルネ・ラコステ

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参照:ラコステ(LACOSTE)公式オンラインショップ - 1933年創業のプレミアム・カジュアルブランド

 

ワニマークの初登場は、現役時代のラコステ氏が試合前に着用していたブレザーでした。その後のワニと比べてサイズが大きく、デフォルメもされてないので迫力がありますね(笑)

 

今では左胸に小さく鎮座するワニですが、実はこのよくあるワンポイントスタイルはL1212が発祥とされています。

 

それまでもブランドロゴという概念はあったみたいですが、あくまでも服の裏側のタグに描かれているものでした。ブランドロゴをデザインの一部へと昇華したことは、ポロシャツの発明以上に多くのブランドへ影響を与えたL1212の功績と言えるかもしれません。

 

こだわりの原料を使用した生地とボタン

 

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参照:ラコステ L.12.12 ポロシャツ (無地・半袖) L1212AL - ラコステ(LACOSTE)公式オンラインショップ

 

L1212の最大の特徴はその柔らかく、美しい風合いを持つ生地にあります。

 

原料の綿は高級素材とされるスーピマコットンを使用。

 

スーピマコットンといえばユニクロでもお馴染みの素材ですが、同じ名称だから全て同じというわけではなく、品質によってグレード分けされています。

 

L1212では4等級と非常に高ランクのスピーマコットンが使用されています。ユニクロのスピーマコットンの等級は分かりませんが、生地の光沢や耐久性を比べれば格の違いは明らかでしょう。

 

また、特殊な染色技術により、繰り返し洗濯を行っても色落ちしにくい特徴を持っています。ガンガン洗濯してなんぼのポロシャツにとって心強い要素ですね。

 

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参照:ラコステ L.12.12 ポロシャツ (無地・半袖) L1212AL - ラコステ(LACOSTE)公式オンラインショップ

 

素材のこだわりは生地だけではなく、ボタンも同様です。

 

シンプルなポロシャツにおいて、ボタンが与える印象は非常に大きなものになります。

 

L1212のボタンには天然貝が使用されています。複雑な光沢を放つ天然貝はプラスチックとは一目で違いが分かる高級感があります。

 

また、生地の色味によって白蝶貝と黒蝶貝を使い分けていることもポイントです。

 

正規店で購入すると、ノベルティーの冊子が付属しますが、そこには使用している貝の成長に10年要すると記載があり、原料へのこだわりも窺われます。

 

トレンドに左右されない美しいシルエット

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参照:ラコステ L.12.12 ポロシャツ (無地・半袖) L1212AL - ラコステ(LACOSTE)公式オンラインショップ

 

総じてどのブランドでも伝統的なモデルは身幅はゆったりして、着丈は長めであることが多いのですが、L1212は初代の頃から、運動性能を高めるため当時としてはコンパクトなサイズ感となっていたため、ある意味クラシックな雰囲気は控えです。かといって十数年前のようなピタピタなタイトフィットでもないので、時代にとらわれない普遍的なサイズ感のシルエットなのではないでしょうか。

 

トレンドを意識すれば、サイズを上げてルーズな着方もありでしょうが、L1212に関しては、その意匠を汲み取りジャストサイズで着ることをおすすめします。

 

豊富なカラーバリエーション

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参照:https://item.rakuten.co.jp/jackpot/10065911/

 

豊富なカラーバリエーションも嬉しいポイントです。現在公式オンラインショップでは17色が確認できます。

 

また、シーズン毎に展開されるカラーが一部入れ替わるので、今年の新色をチェックする楽しみがありますね。

 

耐久性&着心地抜群の縫製

L1212は生地を裏返すことで、その縫製に対するこだわりを見て取れます。

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運動量が大きく、最も負荷のかかる袖の縫い付けは2重ステッチが施されています。

 

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また、常に肌と触れる襟回りと肩のラインは縫い目をテーピング加工により保護されており、耐久性と着心地の良さを実現しています。

 

長く愛用して経年変化を楽しめることを売りにするこのポロシャツにとって、それを実現するためには高い耐久性を持ち縫製は必須条件なのでしょう。

 

私のワニは日本生まれ

実は多国籍なワニたち

L1212を語る上で欠かせないのは、生産国による違いについてです。

 

主要な生産国は本国フランスの他に、日本・アメリカ・トルコ・ペルー・モロッコなどがあり、国内正規店で購入できるものは基本的に日本製です。

 

「フランス製こそ真の本物だろう」という妙な拗らせから、1着だけフランス製を購入したことがありましたが、同じサイズでも日本製比べて着丈がかなり長かったと記憶しています。

 

サイズ感以外にも使用している素材がフランス製の方がグレードが高いという噂も聞きますが、正直私には違いが分かりませんでした。

 

フランス製は購入できる場所も限られており、価格も少し割高。それに比べ日本製は私達の体型にフィットしていて、縫製も丁寧(のような気がする)なので、特にこだわりがない限りは日本製が正解かなと思っています。

 

所有品をご紹介

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ここまで、長々とL1212について書いてきましたが、私は「ポロシャツはラコステしか着ない」というくちではなく、また昨年には長年愛用していた白ワニを処分したことで、手持ちはこの1着のみです。

 

こちらは日本製のため、正式な型番は「L1212AL」となります。

 

色は現在ラインナップされていないモスグリーン。こういう何とも言えないくすんだ色味は大好物です。

 

3年前に購入して夏になると結構な頻度で着ているので、いい具合にくたっと感が出てきました。

 

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173cm65kg肩幅44cmの私はサイズ2を着ています。

 

洗濯を繰り返して完全に縮みきっていることと、購入当初より5kg近く太ってしまったことにより、ジャストよりもややタイト気味なサイズ感となっています。

 

普段ならポロシャツのボタンは全て留めるところですが、少しでも余裕を作るために一番上を開けています。

 

毎年のことですが、L1212のサイズ2を着ることが夏の目標です。明らかに昨年よりきつく感じるので、もう少し絞らないとマズイですね・・・(笑)

次に買う時はサイズ3で良いかなと思っていますが、もうしばらくの間はサイズ2を着ることをモチベーションに体型維持に励もうかと思います。

 

まとめ

あらためて文章に起こすことで、L1212の魅力を再認識させられました。

 

今年の夏はラルフローレンのポロシャツを購入しようかと計画していましたが、少し揺らいでいます(笑)

 

ラコステのポロシャツは何枚あっても困らない」

「L1212はセール対象にならないので、欲しい時に買うべき」

 

どこかで聞いた誰かの言葉が頭の中を駆け巡り、私をワニ地獄へと誘惑しています。

 

今回は以上です。