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圧倒的なコスパとカラバリ!Alessandro Luppi(アレッサンドロルッピ)のモックネックニットをレビュー!

今春に長袖と半袖をそれぞれ1着ずつ購入したAlessandro Luppi(アレッサンドロルッピ)のコットンモックネック。これがクオリティと価格の両面でとても満足度が高かったので、そうなると秋冬モデルも気になてきますね。

 

というこで、秋冬向け発売されているウールのモックネックニットを購入したのでご紹介します。これもなかなか良い感じですよ。

 

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アレッサンドロルッピについて

イタリア中北部レッジョーロで数多くのOEMを手掛けてきたニット専業ファクトリー「MAGLIERIA SONIA」のオリジナルブランドとして2000年代後半にスタート。ブランド名はファクトリーの社長でデザイナーでもあるアレッサンドロ ルッピ氏に由来するそうです。 

 

ジョンスメドレーやザノーネ、ドルモア辺りと比較すると知名度は大きく劣りますが、それらと引けを取らない確かなクオリティと最近のインポートブランドの中では出色のリーズナブルな価格設定で服好きの間で俄かに注目を集めています。

 

アレッサンドロルッピのモックネックをレビュー

概要

同素材のクルーネックやタートルネックも展開されていますが、やはりアレッサンドロルッピの十八番はモックネックになるでしょう。単純にタートルネックよりもトレンド傾向ということもありますが、ここのモックネックはネックの高さやリブのテンションが絶妙なんです。

 

そして何より生地が面白い。春夏モデルのドライコットンも特徴的でしたが、本品のウール生地にも驚かされました。ウールのハイゲージニットはどれも大差はないという認識を持っていましたが、これは全然違いますね。質がどうのとかではなく、ベクトルが違う感じです。

 

今回もネットで注文していて、手元に届いてから最初に袖を通した際には、間違ってカットソーでも買ってしまったのかと思ったぐらいです。どいうことかと言うと、伸縮性が低く、ややざらついた肌触りをしており、ニット生地らしくないなと感じたのです。

 

ソフトな着心地の一般的なハイゲージニットに慣れていると違和感を覚えるかもしれませんが、このハリコシのある感じ私は好きですよ。見るからに耐久性も期待できそうなのもポイントですかね。

 

カラー展開は圧巻の30色。ニットに限らずここまでカラバリを揃えているアイテムはなかなかお目にかかりません。今回選んだのは「グレイッシュネイビー」と表記されたやや明るめでくすみがかったネイビーです。ネイビーのニットはいくつか持っていますが、この色調は意外と珍しいので被ることはありません。30色も展開されているので、一般的なネイビーも用意されています。

 

素材がウールになるので、コットンの春夏モデルより値が張るのかなと思っていましたが、全くそんなことはなく手頃な15,000円台となっています。今のご時世、イタリア製でこの価格は良心的を超えて驚異的です。名の知れたブランドと比較すると倍以上の価格差があるので、むしろクオリティが心配になってきそうですが、その点はご安心ください。じゃないとここまで推せませんよ。

 

ディテール

糸からこだわり抜かれており、イタリアの名門ゼニア・バルッファ社が独自に手掛けているキャッシュウールを使用。厳選されたエクストラファインメリノウールを紡績から加工染色まで一貫して行うことにより、ニット生地に仕上がった際の発色の良さに定評があります。

 

先にも触れた通り、ハイゲージニットでありながらハリコシを感じられ、ややザラついた肌触りが印象的な生地となっています。それがキャッシュウールの特性なのか、糸の構成(2PLY)によるものなのか、それとも編み方によるものなのかは分かりませんが、柔らかさが売りのニットとは違う、シャキッとした新鮮な着心地は癖になりますね。好き嫌いは分かれそうですが。

 

ゲージ数は公表されていませんが、ほどほどに肉厚で透け感はありません。ジョンスメドレーのような美しい超高ゲージニットも嫌いじゃないですが、今のライフスタイルでいえばハイゲージニットでもこれぐらいしっかりしていた方が安心して使えます。ちなみに私はしませんが、防縮加工が施されているため、自宅で手洗い可能みたいですよ。

 

ネック高は約5.5㎝。最近はなんちゃってモックネックもよく見かけますが、これはしっかりと高さはあるので、ジャケットの襟裏汚れを防ぐ効果は十分に期待できます。リブの締め付けも具合も適度にあるので、襟元がヨレてしまう心配はなさそうです。

 

袖と裾のリブ幅やテンションのバランスも良好です。ここ結構大事。

 

サイズ感とシルエット

身長173cm 体重65kg 標準体型の私が着ているのはサイズ46。イタリアのニットはタイトな物が多く、いつもサイズ選びに悩まされますが、このモデルの場合はいつものサイズで大丈夫。

 

ボディラインを拾わない程度にゆとりがありながら、全体的にはすっきりとしているので、ジャケットやブルゾンのインナーに使うなら間違いないですね。着丈・身幅共に理想的です。

 

コーディネート

ジャケット:Brilla per il gusto(ブリッラ ペル イル グスト) 

ニット:Alessandro Luppi(アレッサンドロルッピ)

パンツ:BERNARD ZINS(ベルナールザンス)

シューズ:PIEVE(ピェーヴェ)

 

王道のネイビージャケットと。ニットとは微妙に色調がずれているので、どうかなと思いましたが、上手くはまってくれました。

 

デニムジャケット:Jeanik(ジーニック)

ニット:Alessandro Luppi(アレッサンドロルッピ)

パンツ:BARNSTORMER(バーンストーマー)

シューズ:Berwick(バーウィック)

 

こちらはカジュアルにデニムジャケットと。引き続きネイビー合わせなってしまいましたが、これが合うんですよね。逆に法則的には相性が良いはずのブラウンとはそこまでだったので、想定していた感じとは違う使い方になりそう。

 

続けざまに色ち買い

シルエットやサイズ感の良さは春夏モデルで既に分かっていたものの、新鮮な生地感に虜になったアレッサンドロルッピのウールニット。

 

あまりに気に入ったものなので、翌週には別のカラーを追加購入していました。自分史上最速のリピ買いです(笑)。

 

やっぱり価格が後押ししますね。購入先は楽天市場でお馴染みの「粋な着こなし」なのですが、毎月5のつく日に発行されるクーポンやポイントアップを駆使すれば実質12,000円ぐらいで買えるんですよね。リピ買いも捗ります。

 

2着目として選んだのは「チョコレート」と表記されたやや赤みが強く、暗めのブラウン。私が大好きなブラウン・ベージュ・グレージュ系統もカラバリはかなり充実しているので目移りしちゃいますよ。

 

ちゃんとしたコーデ写真は撮れてませんが、こんな感じでベージュのアウターとかに合わせたいですね。

 

まとめ

今年の春に出会って以降、まさか年内に4着も買うとは思っていませんでしたよ。

 

最初のレビュー記事を見返すと『色ち買いもしたいし、秋冬ニットも気になる。これから私の定番の1つへと加わるかもしれません。 』と書いていましたが、全くその通りになってしまいました。

 

価格やカラバリもそうですが、意外と他にはない生地感だったり、バランス良く調整されたシルエットが私にドンズバで刺さるんですよね。

 

同素材のタートルネックや、なぜかほとんど価格が変わらないカシミヤ混のモックネックなど気になるアイテムが他にもあるので、まだまだ数が増えるかもしれません。

 

今回は以上です。