トラッドマンに憧れて

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麻布テーラーでスーツをオーダー!今回はサルトリア仕立てにも挑戦。【オーダー編】

昨年より持ち越しとなっていた秋冬用のスーツをオーダーしてきました。

 

どこでオーダーするのかは少し迷いましたが、検討を重ねた結果前回と同じく麻布テーラーにお願いしました。

 

今回の記事は前編となる【オーダー編】です。その様子をご覧ください。

 

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今回作りたいスーツのコンセプトは?

前回もお世話になった麻布テーラー SQUARE福岡店さんへ。実は7月末に一度伺ったのですが、秋冬物の生地は立ち上がったばかり、出揃うのはお盆明け以降とのことで出直すことに。ちゃんと事前に確認すればよかったのですが、私のミスですね(笑)。

 

完成時期を逆算すれば出来るだけ8月中には注文したかったところですが、都合が付かず気が付けば9月に。ようやく先週末に実現しました。

 

今回オーダーするスーツは完全な秋冬仕様。今までは秋冬用といってもどちらかといえばオールシーズン対応可能なスーツが多かったので、いつもより季節感を意識してみました。

 

生地は重厚感のあるフランネルやサキソニーヘリンボーンなどが候補で、色味はミディアム~やや暗めのグレーが良いでしょう。基本的には無地で考えていますが、チョークドストライプや薄めのグレンチェックとかも気になります。もちろんベスト付きの3ピースです。

 

そして裏テーマは「ブリティッシュ。といっても本格的な英国式を目指すというわけではなく、生地の風合いやディテールでその雰囲気を再現する感じですね。

 

また、タイトルにもある通り、今回は上級オプションである「サルトリア仕立て」でお願いしています。詳しくは後述しますが、通常だと接着芯を併用しているところフル毛芯へと変更され、本切羽や本水牛ボタンなどいくつかの有料オプションが最初から含まれている特別仕様となっています。

 

オーダー内容を簡単にご紹介します。

細かいところは次回の【完成編】に譲るとして、ここではオーダー内容の概要をご紹介します。

 

ハウスモデル

麻布テーラーは所謂パターンオーダーなので、ジャケットのベースとなるハウスモデルが存在します。現在用意されているハウスモデルは以下の3パターン。

 

クラシコイタリア

英国式のスーツをベースにイタリアの感性を融合させた麻布テーラーのスタンダードモデル。

 

■コンチネンタル

クラシコイタリアと比較するとゴージラインが低く、ラペル幅はやや広め。また、ウエストシェイプとポケットの位置も低くすることで、落ち着いた雰囲気を醸し出します。最近トレンドのクラシックモデル。

 

ジェットクルーズ

カジュアルセットアップを念頭に置いた、軽やかなアンコンモデル。他の2モデルとは完全に別物です。

 

前回に続き今回もクラシコイタリアを選択しました。個人的な傾向ですが、パターンオーダーの場合は、生地やディテールをある程度自由に選べる分、ベースとなるハウスモデルはそのテーラーの色が濃く現れた型を選ぶようにしています。そして麻布テーラーの顔とも呼べるハウスモデルはクラシコイタリアだと思うのです。

 

また、クラシコイタリアという名称であるものの、今回の裏テーマでもあるブリティッシュスタイルを最も反映したハウスモデルがこの型だったりします。コンチネンタルのクラシックな雰囲気も魅力的ですが、ちょっとウェストラインが低すぎるんですよね。(英国式ジャケットはシェイプの効いたハイウエストが特徴の1つ。)

 

生地

最後までチョークドストライプと悩みましたが、選んだのはベーシックな無地のサキソニーウール。バンチで見るとやや暗めでチャコールっぽく映るかもしれませんが、実際に仕立てるともう少し印象も変わってくるかと思います。

 

起毛生地なので季節感はありますが、目付けは270gとそこまで厚手ではありません。英国産のヘビーウェイト(360g/m前後)の生地も検討しましたが、九州・福岡という土地柄もあり、ガチガチに目の詰まった素材だと着用期間がぐんと短くなるんですよね。だからこれぐらいがちょうど良い塩梅かなと。

 

ちなみにこちらはイタリアのファブリックメーカー「Vitale Barberis Canonico(ヴィタルバルベリス カノニコ)」の生地。贔屓にしているわけでは全くないのですが、気が付けばオーダースーツは3着連続でカノニコです。

 

サルトル仕立てに含まれるオプション

サルトリア仕立てには通常有料となるいくつかのオプションが最初から含まれています。

 

■ジャケット

・裏地キュプラ

・袖口本切羽

・本水牛ボタン

・台場仕立て

・フルステッチ

・襟裏折り返し(髭襟)

 

スラックス

・Vスリット

・シャツ止め

 

他にも何かあったような気もしますが、記憶にある限りではこんな感じだったと思います。ややマニアックなディテールも含まれていますが、裏地キュプラや本水牛ボタン、本切羽あたりの定番オプション計16,000円相当に、本バス(馬の尻尾の毛)を贅沢に使用したフル毛芯仕立てが加わり18,000円という価格になっています。

 

追加となるこの金額をどう捉えるかはその人次第ですが、私は結構お得なんじゃないかと感じています。

 

その他オプション

主要なオプションがサルトリア仕立てに含まれていたので、追加でお願いしたの以下の3点だけ。

 

■ジャケット

・チェンジポケット

 

■スラックス

・ベルトループレス サイドアジャスター

・1プリーツ(インプリーツ)

 

いずれも英国らしさを強調するディテールですね。チェンジポケットは私の中で定番ですが、サイドアジャスターをスーツで取り入れるのは初めてのこと。ビジネス用として大丈夫なのかという疑問も少しありましたが、ベストをジャケットの中に着ると腰回りは隠れるので、多分誰も気にしないでしょう。ちなみにサイドアジャスターのみ有料オプションです。

 

支払い金額

■生地代      77,000円

■ベスト      25,300円

■サルトリア仕立て 19,800円

■追加オプション  1,100円

 

総額       123,200円

 

3ピースの分だけ前回より金額は高め。正直、麻布テーラーで出せる金額はここら辺が上限ですね。もちろん生地によっては、より高額なスーツを仕立てることも可能ですが、どうせなら他のテーラーにお願いしたいなというのが本音です。

 

まとめ

オーダーするからといって個性を出したがる時期は流石にもう卒業したので、一見すると地味なスーツが出来上がると思います。

 

でもそれで良いんです。生地の微妙な風合いや誰も気付かないようなディテールで悦に入ります。目立ったら負け。

 

完成は10月中旬とのこと。2着目ということでフィッティング面での心配はないので、後は本バスを使ったフル毛芯仕立てが着心地にどのくらい違いを生むのかが楽しみですね。

 

今回は以上です。