またしてもポロシャツの記事です。
結構な割合でポロシャツに関する記事を書いていますが、それだけポロシャツを愛しています。
そんなポロシャツ好きの私ですが、定番のラルフローレンのポロシャツは過去に一度も所有したことがありません。子どもの頃に着ていたような記憶もありますが、自分で買ったことはないと思います。
別にラルフローレンが嫌いなわけじゃありません。むしろ好きなブランドで、シャツやブルゾンは今でも所有しています。
どうしても、同価格帯でシンプルなポロシャツとなるとラコステが候補に挙がるので、ラルフローレンには手が伸びなかったのかもしれませんねー。
ただ、最近になってから私の中でアメトラの風が吹いているので、今年こそはラルフをと思っていました。(ギリギリまでラコステと迷いましたが…)
日本人にとって、ラコステ以上に馴染み深いラルフローレンのポロシャツを今さらながら初挑戦です。ベタ中のベタですが、これを知らずにポロシャツは語れません。
カスタムスリムフィットとスリムフィット
さぁ、今年はラルフローレンのポロシャツを買うぞと決めたものの、ラコステの「L1212」やフレッドペリーの「M3」「M12」のように、ラルフローレンのポロシャツと言ったらこれという絶対的定番モデルはあまりイメージがありません。
いわゆるビックポニーを筆頭に派手なデザインは趣味じゃないので、無地のワンポイントロゴの中から探していきます。
デザインが決まれば、次にサイズ感の異なるシルエットを選んでいきます。
クラシックフィット
最もゆったりとしたシルエット
スリムフィット
最も細身なシルエット
カスタムスリムフィット
クラシックフィットとスリムフィットの間の細身のシルエット
ポロシャツはジャストフィットで着たいので、クラシックフィットは除外です。そもそも店舗にはクラシックフィットは置いませんでした。
となれば、カスタムスリムフィットかスリムフィットになりますが、公式オンラインショップを見てもイマイチサイズ感が掴めません。
なぜかと言えば、同じデザインの同じシルエットでも、なぜか色によってサイズ表記がバラバラなのです。一見すると同じモデルにしか見えませんが、原産国も型番も違うので、やっぱり微妙にサイズ感も違うのでしょう。
下のサイズ表はいずれも公式オンラインショップで取り扱われている「カスタム スリム フィット メッシュ ポロシャツ」のものですが、見比べると所々で違いが確認できます。特にSサイズなんてこれが本当なら完全に別モノですよ。
参照:カスタム スリム フィット メッシュ ポロシャツ | ラルフ ローレン公式オンラインストア
参照:カスタム スリム フィット メッシュ ポロシャツ | ラルフ ローレン公式オンラインストア
アマゾンや楽天の並行輸入品ならまだしも、公式オンラインショップで混在されると、ちょっとややこしいですね。これは店舗で試着しないと決められません。
ネットでの事前のサーチでは、「普段Mサイズの人はカスタムスリムフィットのSがオおすすめ」という意見が複数あったので、カスタムスリムフィットのSを基準にして試着をさせてもらいました。
ラコステもそうですが、ポロシャツの試着をさせていただけるのはありがたいですね。ポロシャツはサイズ感がキモなので。
ちなみに、私のスペックは身長173cm体重65kg肩幅44cmとなります。
カスタムスリムフィット:S
肩と胸まわりに多少の窮屈さはあるが、着られないことはない。でも洗濯による縮みを考えたら厳しいかも。
カスタムスリムフィット:M
身幅にほどよいゆとりがあり、普段着ているポロシャツと比べるとややゆったり。最近お腹周りが着になるなで、これくらいでも良いかも。ただ、着丈が長すぎてだらしない印象。
スリムフィット:M
一番しっくりくるいつものサイズ感。今回選んだのはこれです。詳細は後述。
カスタムスリムフィットSとスリムフィットMを平面で重ねると、身幅・着丈ともにスリムフィットMの方が約1cm大きくなっていました。わざわざ測ってくれた店員さん、ありがとうございます。
原産国や型番にもよるかもしれませんが、カスタムスリムフィットS→ スリムフィットM→カスタムスリムフィットMの順にサイズアップすると考えたら良さそうです。
ちなみに、私が伺った直営店のポロシャツは全てベトナム産でした。
ラルフローレンのポロシャツをレビュー
ディテール
昨年、白のラコステL1212を処分したので、今年の買い足しは白と考えていました。店頭でもベーシックな真っ白を最初に手に取りましたが、それよりも気になったのは、やや黄みががったオフホワイトです。単体で見ると分かりにくいので、白シャツと並べてみました。
爽やかな真っ白も良いですが、クリームっぽいこの色の上品な感じを気に入りました。
生地は王道のコットン100%鹿の子編み。あまり特筆することのない普通の鹿の子生地ですが、柔らかくて着心地は良いと思います。
同系統色のロゴは主張しすぎず、控えめ。こういうの好きです。
特徴的な前立てで、ラコステのL1212と比べて約1cm太くなっています。その分一番上のボタンは留めようとすると、前立てと襟が重なり、少し違和感があります。
ラルフローレンの場合、公式オンラインショップの着用モデルを見てもそうですが、一番上のボタンを留めることはあまり想定していないのでしょう。その代わりに、しっかりとして前立てなので、ボタンを開けてもよれたりしません。
また、ボタンはプラスチック製となっています。天然貝を使用したモデルも一部では存在しますが、ラルフローレンのポロシャツではプラスチックボタンがスタンダードみたいです。
襟は大きすぎず、小さすぎないベーシックな形ですが、肉厚でしっかりとした素材感となっています。
私はしませんが、ラルフローレンはポロシャツの襟を立てる着こなしを提唱しているので、その辺の影響もあるのかもしれません。
参照:スリム フィット メッシュ ポロシャツ | ラルフ ローレン公式オンラインストア
こんな感じで着ているイメージもありますね。
タックインしても裾が飛び出ないように、後身頃が長めのテニステールとなっています。
サイズ感
先程も書きましたが、身長173cm体重65kg肩幅44cmの私はスリムフィットのMサイズを購入しました。
いつものジャストサイズです。しっかりとした前立てはボタンを外すと存在感がありますね。上腕の半分程の長さしかない袖丈ですが、これくらいが正統派でしょう。
私がポロシャツを選ぶ時に特にこだわりたいのは着丈の長さです。タックアウトを前提とするなら、着丈が長すぎると間延びした印象があり、またジャケットのインナー使いも難しくなります。カスタムスリムフィットのMではなく、こちらを選んだ決め手も着丈の長さでした。
コーディネート
ベージュチノと合わせて
ポロシャツ:ラルフローレン
パンツ:エディフィス
靴:IL MOCASSINO
時計:オメガ
カジュアルな印象の強いラルフローレンのポロシャツにクリース入りのチノパンとビットローファーを合わせてドレスに寄せました。職場によってはビジネスでも使えそうですね。
グレースラックスと合わせて
ポロシャツ:ラルフローレン
パンツ:エディフィス
靴:G.H.BASS
時計:オメガ
基本的には先程と似たような感じです。上下モノトーンはシンプルになりすぎるので、少し癖のあるワインレッドのタッセルローファーで装飾感をプラス。
まとめ
純粋な質感という意味ではやはりラコステのL1212の方が上なのでしょうが、どことなく無骨な雰囲気はL1212と違う魅力があります。
一見するとどちらもシンプルなポロシャツですが、そこには洗練された洒落者の国・フランスとタフガイの国・アメリカのそれぞれのお国柄が感じられますね。別にどっちが良いとか悪いという話じゃなくて。
ちなみに、今回購入したポロシャツは定価17,600円のところ、30%OFFのセール価格となっていました。ただ、ホワイトやネイビーといった定番カラーはセール対象にはならないみたいですね。
今回は以上です。