今回は私が愛用しているPIEVE(ピエーヴェ)のレザースニーカーをご紹介します。
ジャケットスタイルに合わせるレザースニーカーを手頃な価格でお探しの方は必見ですよ。
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意外にも見つからない理想的なドレススニーカー
メンズファッションにおいてレザースニーカー(特にホワイト)の有用性は、もはや語るまでもない周知の事実かと思いますが、ひとえにレザースニーカーと言ってもその種類は膨大。有名どころだとアディダスのスタンスミスやナイキのエアフォース1など挙げられますね。
シンプルなレザースニーカーの代表格 スタンスミス
参照:【アディダス公式通販】スタンスミス / Stan Smith [GX6298]|オリジナルス スニーカー|adidas オンラインショップ
これらが人気の理由として語られるのは共通して「シンプルなデザインである」ということ。
確かに各ブランドの他のスニーカーと比べると主張が控えめですが、ジャケットスタイルなどのドレスを基調とした装いに取り入れた場合どうしても足元だけが浮いてしまいます。
もちろん「外し」としては有効的かもしれませんが、正攻法のコーディネートとしては少し難しいように感じます。
一方で同じく人気が高いコンバースの「オールスタークップ」や定期的に大手セレクトショップが別注するスペルガ「2750」のレザーモデルは、より装飾性を削ぎ落してブランド表記も極力目立たない仕様となっていて、スタンスミスなどと比べてもかなり使いやすいデザインに仕上がっています。個人的にもおすすめです。
一時期購入を検討していたオールスタークップ
参照:【コンバース公式通販】レザー オールスター クップ OX/LEATHER ALL STAR COUPE OX(ホワイト) | CONVERSE ONLINE SHOP
しかし、それでも偉大すぎるオリジナルの面影が所々に見え隠れするため、ドレススニーカーとしてはあと一歩といった感じでもあります。
意外にも理想的なドレススニーカーって見つからないんですよね。
そこで私が「ドレススニーカーの完成形」と思っている一足をご紹介しておきましょう。
参照:COMMON PROJECTS:ARTICLE LOW スニーカー: シューズ SHIPS 公式サイト|株式会社シップス (shipsltd.co.jp)
ニューヨーク発のブランド「COMMON PROJECTS」のレザースニーカーです。シップスやトゥモローランドで常時取り扱っているので、ファッションに精通している方ならご存知かもしれません。
上質なアッパー素材、流麗なシルエット、一切の無駄がないシンプルで匿名性の高いデザイン。どこを取っても完璧です。唯一の欠点はその価格。上画像のモデルだと6万円台の価格設定がなされています。
他にもJMウエストンやチャーチなど高級革靴ブランドが発表しているレザースニーカーも思わず見惚れてしまうぐらいに完成度は高いのですが、当然の如く10万円前後の値が付けられています。革靴ならともかく、スニーカーにこの金額を出せる人って限られていますよね。当然私は無理です。
さすがに10万円というのは極端な話ですが「お、これは・・・」って思ったドレススニーカーって正直手が出ないほどに高価な場合がほとんどなんですよね。
そこでおすすめしたいのが、今回ご紹介するPIEVEのレザースニーカーです。シックな顔つきの本格的なドレススニーカーですが、2万円以下と手に取りやすい価格となっています。
PIEVEのレザースニーカーをレビュー
そもそもPIEVEなんてブランド名を多くの人は聞いたこともないかと思います。以下、シップスの商品ページから引用。
イタリアでデザインされ、熟練されたポルトガルの工場で製造されるSHIPSのエクスクルーシブブランドです。
ブランド名のPIEVEはデザインスタジオ”PIEVE a NIEVOLE”から名付けられ、
そのPIEVEを通じてイタリアのデザインと、ポルトガルの作品とを通
じて仕事の場所や文化が交差している場所となっています。
引用:PIEVE: カーフレザー スニーカー: シューズ SHIPS 公式サイト|株式会社シップス (shipsltd.co.jp)
なんだか分かりにくい言葉で書いていますが「エクスクルーシブ=独占的」という意味なので、単純にシップスが海外メーカーと協業したオリジナルブランドの一種と考えて良いでしょう。
ここで紹介するのは約2年前の購入品になりますが、シップスの中では完全に定番品として根付いたようで、今シーズンも引き続きラインナップされています。また、現行モデルとの違いもおそらくはないはずなので、ご参考いただければと思います。
ディテール
アッパーにはロゴどころかラインやパンチングなどの装飾は一切入らない極端にシンプルでミニマムなデザイン。シルエットはやや細身でトゥの丸みも抑えられています。その特徴から同じくシップスでも取り扱いがあり、先にも触れたCOMMON PROJECTSの影響を大きく受けているのではないかと推察しています。
甲からつま先にかけてのボリュームも控えめで本格紳士靴のようなスマートな印象があります。
アッパーの素材はカーフレザーとのことですが、質感は可もなく不可もなく値段なりといった感じでしょうか。2年間そこそこの頻度で履いてきましたが、白スニーカーにとって最重要なクリーンさはまだまだ健在です。スニーカーといえどもレザーなのでクリーナーとクリームを使った最低限のメンテナンスは必要ですよ。
鳩目の金具が外側から見えないように裏面に配することで、すっきりとしたドレス仕様に。
シュータンとインソールには控えめにブランド名が印字されています。ゴールドのプリントもCOMMON PROJECTSに倣っているのでしょうか。
後ろ姿も至ってシンプル。ちなみにヒール部分は履いているうちにどうしても黒ずんだように汚れてしまいますが、この手のドレススニーカーは真っ白なソールが命です。定期的にシューズ用の消しゴムを使いきれいな状態を維持しています。
サイズ感
私が履いているのは26㎝相当とされるサイズ41です。参考までに定番のスタンスミスやチャックテイラーでも26㎝を履いてジャストなので、一般的なスニーカーと同じようなサイズ感と思っていただいてよろしいかと思います。
ただ、スマートな見た目と引き換えに日本企画のスニーカーの割には横幅が狭めなので、幅広さんは注意が必要です。
コーディネート
ジャケット:URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)
ポロシャツ:RALPH LAUREN(ラルフローレン)
パンツ:EDIFICE(エディフィス)
靴:PIEVE(ピエーヴェ)
この靴を履く時は基本的にスラックスと合わせます。ちょっとコーデ全体がドレスに寄りすぎたかなという時に革靴と入れ替えるだけで、バランスが取れるので重宝しています。これがコンバースとかニューバランスだと一気に難易度が上がるんですよね。もちろんハマればかっこいいんですけど意外と難しいと思います。
ジャケット:TOMORROWLAND(トゥモローランド)
ニット:EDIFICE(エディフィス)
靴:PIEVE(ピエーヴェ)
過去記事より転載。季節感皆無な装いで申し訳ありませんが、全体の色味が重くなりがちな秋冬の方が実は出番が多いような気がします。
まとめ
最近はほとんど革靴しか履かないようになりましたが、このレザースニーカーだけは例外です。コンセプトが「ビズシーンを意識したスニーカー」とのことなので、必然的にジャケットスタイルとの相性は抜群で、使い勝手の良さから気が付けば手が伸びてしまいます。
あくまでも「外し」ではないドレッシーなスニーカーって本当に便利ですね。もちろんカジュアルスタイルの格上げにもピッタリだと思います。
今回はベーシックな白スニーカーをご紹介しましたが、ブラックカーフやスエードモデルもいい感じなんですよねー。
おそらくシップスのどの店舗でも取り扱いがあるはずなので、一度ご覧になってみてください。
今回は以上です。