トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

【鎌倉シャツ】オーダーシャツ完成レビュー!今後のリピートはあるのか??

すっかり記事にするタイミングを逃してしまいましたが、9月末に注文していた鎌倉シャツのオーダーシャツが完成しました。もう1ヶ月以上前のことですが・・・。

 

果たしてその出来栄えは如何に。そして今回はお得なオーダーシャツキャンペーンというきっかけがあったものの、今後も利用することはあるのでしょうか?

 

では、さっそくご覧ください。

 

【オーダーの様子はこちら】

tradman-dc.com

 

 

鎌倉シャツのパターンオーダーシャツをレビュー

概要

オーダーシャツフェアは2枚セットでのキャンペーンとなっていたため、対象の中からグレーストライプのブロードとギンガムチェックのロイヤルオックスの生地を選んでみました。

 

ベースとなるのはマイサイズであるスリムフィットの「40-84」。そこから各箇所の微調整をかけていきます。それでは1枚ずつディテールと着用イメージをご紹介します。

 

グレーストライプ

白地にライトグレーのストライプが走るイタリア製のブロード生地。バンチの状態だと分かりにくかったのですが、かなりピッチが細かいですね。約1mm間隔なので遠目からだとほぼ無地に見えますね。

 

この生地は少し変わっていて、60番手の単糸で織られています。一般的なドレスシャツは2本の糸を撚り合わせた双糸が使用されるので、単糸のブロード生地は結構珍しいのではないでしょうか。少なくとも私は初めて見ました。ちなみに同じブランド、同じ色柄で120番手の双糸も用意されていましたが、こちらを選んだのは単なる興味本位。

 

理論上、120番手の双糸と同じ生地の厚みになりますが、撚っていないだけに生地は柔らかく、表面にもわずかなムラがあります。良く言えば「ナチュラルな風合い」といった感じでしょうか。これはこれで面白い生地だと思います。

 

襟型はタイドアップでもノータイでもキマるフランチェーゼ(スプレッドカラー)を採用。カーブを描く襟はジャケットを着た時に収まりが良く、ここ最近鎌倉シャツが特に推している襟型です。

 

既製品とは異なるオーダーシャツオリジナルのブランドタグと生地ネームタグ取り付けられています。

 

スタンダードなドレスシャツをイメージしているので背プリーツはなし。代わりに背ダーツが入ります。(スリムフィットでボタンダウン以外を選ぶとと必ずこの使用になるます。)

 

背ダーツをよく見るとここでウエスト部分の生地をぎゅっと絞っているのが分かりますね。詳しくは後述しますが、ウエストは調整できてバストは調整できない仕様なのは、きっとそういうことなのでしょう。

 

カフスはベーシックなラウンドカフス。既成品も基本的にはこれです。

 

既成品では主に茶蝶貝が使用されるボタンですが、このシャツではより高価な白蝶貝が使われています。しっかりと厚みもあるので高級感も感じられますね。ちなみにボタンは選べません。この生地ならこのボタンと自動的に決まります。

 

当たり前ですが縫製の使用などは既製品と変わりません。安定のクオリティです。

 

実際着用するとこんな感じ。変更箇所はウエストを4cm絞り、腕の左右差があるので右だけ1cm長くして、腕時計をしない左手だけカフス径を0.5cm狭くしました。本当はバストとも調整したかったのですが、残念ながらそこは変更できない仕様でウエストだけを絞ったので、バランス的にどうなのかなという不安はありましたが、特に違和感はないですね。ただ、未洗濯でここから多少縮むとはいえ、まだちょっと身幅にゆとりがあるかなという感じはします。

 

きちんとコーディネートしたらこんな感じでしょうか。グレーのストライプシャツは使いやすく、大抵のスーツやジャケットに馴染みますが、やはりグレースーツとの合わせが鉄板でしょう。私が特にこだわるジャケットの袖口から見えるシャツのバランスも理想的です。

 

ギンガムチェック

続いては打って変わってカジュアルな印象のあるギンガムチェックのシャツです。王道のオックスフォード生地ですが、こちらは200番手の糸を使用したいわゆるロイヤルオックスフォードとなります。

 

一般的なオックスフォード生地では40番手程の太い糸が使用されるところ、200番手の超高番手が使われているので質感は全くの別物。凹凸は少なく手触りは滑らかで、ほのかな光沢を纏っています。それでいて4本の糸を撚り合わせた4PLYで織っているのでオックスフォードらしいハリも感じられます。カジュアルはもちろんビジネスで十分に使えそうな汎用性の高い生地ですね。

 

ギンガムチェックのオックスフォード生地ということで、襟型はやはりボタンダウンです。芯地を一切使わないフルロールを選ぶこともできましたが、今回は薄い芯地が入るオーソドックスボタンダウンにしました。ロールの具合いもいい感じです。

 

既製品のボタンダウンシャツには必ず胸ポケットが付く仕様となっていますが、個人的にない方がすっきりとして好みなのでポケットは省いています。

 

ボタンダウンを選べば自動的にセンターボックスプリーツの仕様となります。そして背ダーツが入らないのでウエストを調整することができません。

 

こちらも同じく普通のラウンドカウスです。

 

白蝶貝ボタンですが、先程のシャツと比べると薄くなっています。グレードによる違いなのか分かりませんが、これぐらいの厚みが生地の雰囲気には合っているかと思います。

 

エストを絞れないので袖丈とカフス経をいじっただけですね。まぁ、ボタンダウンシャツなのでぴったりしているより、程よくゆとりがあるぐらいがちょうどいいでしょう。

 

ビジネスで使うならこんなイメージでしょうか。ギンガムチェックといえど柄が細かく、生地感もドレッシーなのでジャケットスタイルともよく合います。

 

よりカジュアルに、王道的なアメトラスタイルとも相性が良いのは言うまでもありませんね。

 

今回の反省点、そして次はあるのか?

今回オーダーした2枚のシャツは「60番手単糸のブロード」「200番手4PLYのオックスフォード」とある意味正反対でどちらも少し珍しい生地でしたが、その点に関しては満足しています。せっかくオーダーするのなら店頭に置いていないような物が欲しいですからね。

なので敢えて反省点を挙げるならばサイズ感になります。そもそもなのですが、ベースとなる既成サイズが間違っていました。いや「40-84」がマイサイズであることには違いないのですが、裄丈優先で合わせた結果であって身頃はちょっと大きめなんですよね。首回りや肩幅も調整が効くみたいなので、ベースは1つ下の「39-83」が正解だったかなと今になって思っています。よく考えたらここ半年で少し体重も落ちたのでなおさらですね。

 

それを踏まえて、鎌倉シャツのパターンオーダーをまた利用するのか?というこですが、もちろん次はあります。というかもうオーダーしました。今回はネット注文です。

 

確かに価格に関しては既製品より高くなります。同等生地の既成品と比較すると概ね1.5倍です。圧倒的コスパ鎌倉シャツの大きな魅力ですが、パターンオーダーだとしてもスタンダードな生地で10,000~12,000円程度なので、より理想的なフィッティングを追求できると考えれば、決して価格面での優位性を失ったわけではないかと思います。セレクトショップや百貨店で適当なシャツを買ってもそれぐらいしますからね。

 

まとめ

オーダーフェアをきっかけに作ってみた2枚のシャツは必ずしも満足のいく物ではありませんでしたが、勝ち筋は見えたような気がします。

 

とりあえずしばらくは鎌倉シャツのオーダーを続けてみようかなと思います。シャツは消耗品といえどもサイズ感を妥協したくありませんからね。

 

リベンジで追加オーダー中のシャツも年内には届くと思うので、タイミングが合えばブログで取り上げます。

 

今回は以上です。