トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

ポロシャツだけじゃないぞ!フレッドペリーのレザースニーカー「スペンサー」

フレッドペリーと言えば?」と聞かれたら90%の人はポロシャツと答えるでしょう。本ブログでもポロシャツの定番「M12」について取り上げました。

tradman-dc.com

 

ポロシャツ以外だとボンバージャケットやモッズコートが有名ですね。他にもスイングトップは毎年ビームスやシップスから別注品が発表されて注目を集めています。

 

今回取り上げるスニーカーもフレッドペリーの人気アイテムの1つですが、他の定番品と比べてあまり語られてこなかったイメージがあります。

 

ファッションブランドのスニーカーはどこか軽んじられる傾向にありますが、ここのスニーカーはなかなか侮れませんよ!

 

 

よく見る奴には名前がある

f:id:dacchi37:20210912133559j:plain

このスニーカーを街中で見たことありせんか?見ての通りフレッドペリーのスニーカーなのですが、フレッドペリーのスニーカーにも幾つか種類があり、これには「スペンサー」という立派な名前が付けられています。いまいち名前までは世間的に認識されていないみたいですが、このスペンサーはブランドのフットウェアコレクションを代表するアイコン的モデルなのです。

 

アディダス「スタンスミス」コンバースジャックパーセル、スペルガの「2750」など多くの名作スニーカーと同じく、スペンサーもテニスシューズに出自を持ちます。

 

モデル名の由来は往年の名プレイヤーであるスペンサー・ゴア氏から。彼はテニス界で最も権威があるウィンブルドン選手権の初代チャンピオンとして知られており、ブランドの創業者フレッド・ペリー氏が生まれるより更に前の時代に活躍したレジェンドです。

 

フレッドペリーのフットウェアコレクション

あまり語られないフレッドペリーの靴には数多くのモデルが存在し、公式オンラインショップを覗いていただけたら分かりますが、ラインナップもかなり充実しています。その中から人気モデルを幾つかご紹介。

 

www.fredperry.jp

 

◆Spencer Leather

f:id:dacchi37:20210912195656j:plain

f:id:dacchi37:20210913175919j:plain

参照:Spencer Leather | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 

今回レビューするレザースニーカー「スペンサー」の現行モデル。私が所有している物と違い、シュータン部分にも月桂冠ロゴがあしらわれています。詳細は後述。

 

◆Hughes Low Canvas

f:id:dacchi37:20210913174207j:plain

f:id:dacchi37:20210913174212j:plain

参照:Hughes Low Canvas | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 

キャンバススニーカーの「ヒューズ」は「スペンサー」と並ぶ人気モデルです。どのようなコーディネートにも合いそうな極めてシンプルなルックスのスニーカーですが、履いている時には分からないタータンチェックのインソールが個性をアピールしています。ハイカットモデルもあり。

 

◆B722 Leather

f:id:dacchi37:20210913175619j:plain

f:id:dacchi37:20210913175624j:plain

参照:B722 Leather | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 

現役時代のフレッド・ペリー氏がコートで履いていたシューズにインスパイヤされたモデル。ブランドのアイコン「M12」と同じディップライン(2本線)が特徴です。月桂冠ロゴは側面とシュータンの他に踵にも刺繍されており、まさにどの角度からもアイコニックなロゴが確認出来ます。まぁ、個人的には少しやり過ぎなような気がしますが・・・。

 

◆Breaux Leather

f:id:dacchi37:20210913181129j:plain

f:id:dacchi37:20210913181133j:plain

参照:Breaux Leather | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 

2016年からスタートした日本生産モデルの「ブロー」。他のモデルと違い月桂冠ロゴは着いていなかったり、アッパーと同色で目立たないようにする一方で、踵に筆記体でブランドネームがプリントされるなど、一線を画すドレッシーなデザインとなっています。甲から踵にかけてのラインが狭くなっているなど、シルエットも他のモデルとは少し異なっているみたいです。

 

◆Fred Perry×G.H.Bass Penny Loafer

f:id:dacchi37:20210913183706j:plain

f:id:dacchi37:20210913183710j:plain

参照:G.H.Bass Penny Loafer | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 

アメリカの老舗ブランド「G.H.Bass」とのコラボモデル。定番のコインローファーをベースにごっついコマンドソールとプルストラップ(踵のテープ)が取り付けられています。オリジナルとはまた違った雰囲気ですが、私は結構好きだったりします。

 

フレッドペリーのスペンサーをレビュー

私が所有しているスペンサーは3年程前に購入したもので、現行品とはディテールが若干異なりますが、シルエットや基本的なデザインは変わっていないと思います。

 

f:id:dacchi37:20210912133545j:plain

フレッドペリーのスニーカー全般に言えることですが、かなりシャープなシルエットになっています。特に甲からつま先にかけて急激に幅が狭まり革靴のような形状をしています。ぼってりと丸みを帯びたスニーカーが多い中で、比較的ドレッシーなシルエットと言えるでしょう。

 

一方で幅広の足を持つとされる我々日本人は、サイズ選びの際に気を付ける必要がありそうです。ちなみに、コンバースのチャックテイラーだと26cmがジャストの私ですが、このスニーカーでも同じく26cmを履いています。ただ、コンバースと比べるとややキツく、ハーフサイズ上げても良さそうですが、フレッドペリーのスニーカーは1cm単位でしかサイズ展開をしていないところが難点ですね。

 

f:id:dacchi37:20210912133615j:plain

アッパーの素材はスムースレザーで、質感は可もなく不可もなく、値段なりといった感じでしょうか。革靴と一緒でちゃんとケアをしたら、ある程度長く履けますよ。

 

現行モデルと違い、月桂冠ロゴは側面だけ。服にしろ靴にしろ、コーデ全体でロゴマークは1ヵ所までに抑えたいので、個人的にこちらの方が使い勝手は良いですね。

 

f:id:dacchi37:20210912133646j:plain

鳩目がないシューレースホールは、スッキリとしてどこかスマートな印象がありますね。

 

f:id:dacchi37:20210912133659j:plain

後ろはこんな感じ。踵の白色の部分も本革です。ラバーソールは結構なボリューム感があり。

 

f:id:dacchi37:20210912133529j:plain

この手のスニーカーはソールの白さが命です。定期的に靴用消しゴムを使いクリーンな状態を維持出来るようにしています。

 

コーディネート

f:id:dacchi37:20210912140835j:plain

シャツ:無印良品

パンツ:A.P.C

靴:フレッドペリー

時計:フレデリックコンスタント

 

男の基本、白シャツとデニム。普段はローファーを合せることが多いですが、このスニーカーとも好相性です。デニムとスニーカーでもカジュアルになり過ぎないのが良いですね。

 

f:id:dacchi37:20210912140902j:plain

ジャケット:アーバンリサーチ

シャツ:人吉シャツ

パンツ:シップス

ベルト:ユニクロ

靴:フレッドペリー

 

ジャケパンスタイルのスニーカーと言えばホワイトが定番ですが、ジャケットからパンツまで明るいトーンで纏まっているので、ブラックの方が全体的に引き締まります。月桂冠のロゴも程よいカジュアルダウンになっているような気がします。

 

まとめ

フレッドペリーは私のお気に入りのブランドの1つです。ポロシャツ以外にもシャツやニットにブルゾンと色々所有していますが、今回はスニーカーのご紹介でした。

 

ここ最近、ファッションの好みがドレス寄りになるにつれて、なかなか出番のないスニーカーでしたが、あらためて履いてみると月桂冠のロゴがジャケパンスタイルやシンプルなコーデのアクセントになって意外と悪くないですね。シャープの形状も相まって細身のパンツとよく合います。

 

一方で、本来であれば夏場に積極登用したいところでしたが、私の夏コーデはラコステを始めワンポイントロゴ付きのポロシャツが中心なので、このスニーカーだとロゴマーク同士がケンカしてしまいます。

 

ロゴマークどこまで許せるか問題」は私の中で長年解決出来ていないテーマです。これについてはいつか別の記事で。

 

今回は以上です。