紺ブレにレップタイとここ最近アメトラ気取りの私ですが、今回はその極めつけとも言えそうなBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)のDリング リボンベルトをご紹介します。
皆さんはリボンベルトって持っていますか?私は今回が初挑戦です。その存在は以前から知っていたものの、「こんなの恥ずかしい!」と敬遠していたアイテムでした。でもアメトラに全振りの今ならイケるかもと、謎の後押しがあり手に取ってみることに。これはなかなか良いかもしれない・・・!?
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アイビーとプレッピー
参照:プレッピーにアイビー、「ブレザーの変遷」を知っていますか? | MEN'S EX ONLINE | (mens-ex.jp)
本題に入る前に少しだけ。「プレッピーな気分は~」と表題しましたが、そういえばプレッピーって何なんだというお話です。
いや、何となくは分かるんですよ。でもプレッピーと似たようなニュアンスを持つ、アイビーという言葉があり、その違いがいまいち分からないのです。同じ意味?ちょっと気になるので調べてみました。
まず「アイビー」という言葉から。こちらはご存じの通り、ハーバード大学やイエール大学などアメリカ東部の名門私立大学群「アイビーリーグ」の学生達の服装を模した「アイビールック」のこと。紺ブレやボタンダウンシャツなど古き良き正統派のアメトラスタイルが特徴です。
一方で「プレッピー」とはアイビーリーグへの進学を目指す「プレパラトリースクール(進学校)」に通うティーンエイジャーのファッションのこと。アイビーリーガー達よりも下の世代を指すためか、アイビールックよりもカジュアルでどこか子どもっぽい服装だと言われています。
ただ実際には、1980年代に流行したプレッピールックは1950年代のアイビールックのリバイバルという側面が強いので、基本的にはアイビーとプレッピーは同意義という解釈でも問題はなさそうです。
強いていえば、プレッピールックの方が少し着崩したスタイルをイメージするので、今回のリボンベルトの場合はやはり「プレッピー」という形容詞の方がしっくりきますね。以上余談でした。
ブルックスブラザーズのDリング リボンベルトをレビュー
リボンベルト自体はアメリカ発祥というわけではなく、イギリスやイタリアのブランドも人気がありますが、リボンベルトといえば、やはりブルックスブラザーズとラルフローレンのアメトラ2大巨頭でしょう。その中でも特にトラッドな印象が強いDリング式のリボンベルトを購入しました。
まず目に入るのは、キラキラと存在感のあるゴールードのDリング。これはブレザーと合わせることを念頭にメタルボタンのゴールードを意識しました。
リボンの柄はブルックスブラザーズのネクタイの定番であるアーガイルサザーランド柄。特にこの配色は人気が高く、ブランドを代表するパターンと言えるでしょう。生地はネクタイと同様のシルク100%です。
生産国はアメリカ、生地はイギリス製。前回ご紹介したレップタイ同様に今後はイタリア、日本での生産に移行するようです。
リボンの幅は3.7cmで、一般的なドレスベルトよりは太めです。
着用するとこんな感じ。S~Lの3サイズ展開で、私はMサイズを購入。全長は103.5cmとなっています。
参照:ヒットの予感|BEAMS F(ビームスF)|BEAMS
リボンベルトといえば、こんな感じに剣先をだらんと垂らした着こなしをイメージしますが、購入したリボンベルトはアメリカサイズのMでも余りがない長さなので、ブルックスブラザーズの提案としてはあくまでも「きちんとベルトルーフを通しなさい」ということでしょうか。たぶんLサイズ(108.5cm)でも垂らすには長さが足らないような気がします。
リボンベルトのメリット、デメリット
好き嫌いがはっきり別れるリボンベルトですが、メリットとデメリットも明確です。
メリット
- 簡単に他の人と差別化が出来る。
- 地味なコーデも一瞬で華やかに。
- レザーベルトと違い、革靴の色味を気にする必要がなく使い回しが効く。
デメリット
- ベルトとして必要なサイズ調整機能は皆無。ジャストサイズのパンツを選ぶべし。
- 全般的に多色使いのものが多いので、色合わせが難しくなりがち。
- 多分耐久性は低そう。
確かに短所はありますが、それを踏まえても一本持っていると着こなしの幅が広がるのでおすすめです。Dリングだと少し癖が強く難易度が高くなりますが、尾錠タイプのバックルやリボンとレザーのコンビモデルなら抵抗も少なくなるかもしれませんね。
参照:BEAMS PLUS(ビームス プラス)BEAMS PLUS / レザータブ リボンベルト(ファッション雑貨 ベルト・サスペンダー)通販|BEAMS
コーディネート
シャツ:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
パンツ:CEASTERS(ケステル)
ベルト:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
時計:OMEGA(オメガ)
白シャツにベージュのチノパンとあまりにもシンプルなコーデですが、リボンベルトを差し込むだけで、地味な装いも印象が変わりますね。
ジャケット:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
シャツ:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
ネクタイ:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
パンツ:LEVI‘S(リーバイス)
ベルト:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
ソックス:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
時計:OMEGA(オメガ)
プレッピーを意識するならこれくらいやっても良いでしょう。ソックスはネクタイの赤を拾って星条旗柄です。だいぶ前にプレゼントで貰いましたが、ついに使いどころが見つかりました。(笑)
パンツがデニムだと、リボンベルトが良い具合に馴染んでいますね。これくらい控えめなら、他の柄物とケンカしないで済みそうです。
まとめ
いつもと違い、どちらかと言えば少し変化球的なアイテムのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?
誰にでもおすすめというアイテムではありませんが、トラッド寄りのファッションが好きな方、着こなしに変化をつけたい方なら挑戦してみる価値はありますよ!
今回は以上です。