過去記事でも触れたとおり、ユニクロで最もお気に入りのアイテム「エクストラファインメリノセーター」から待望のモックネックが登場しました。発表された時点で購入することは確定でしたが、近隣の店舗には置いていなかったこともあり、最近になってようやく入手しました。
これは期待に違わぬ名品の予感がします・・・!!
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待望のモックネック!複数買いを推奨する3つの理由
詳細なレビューの前に、私がこのモックネックをおすすめ(しかも複数買い推奨)をする3つの理由をお伝えします。
①安定の高品質、圧倒的コスパ
わざわざ言及するまでもない、周知の事実ですが、ユニクロのエクストラファインメリノセーターの生地が持つ光沢感や発色の良さは、インポートの2万円以上するようなニットと比べても一切遜色はありません。このレベルが3,000円以下で購入できることは異常なのです。モックネックに関しても従来のシリーズと同じニット素材なので、安定の高品質素材となっています。
②着用可能な期間の長さ(秋口から春先まで)
個人的にはモックネックよりもタートルネックの方が好きかもしれません。私、冬になればほぼタートルネックセーターしか着ないくらいなので。それでもモックネックを推す理由は、その着用期間の長さにあります。首回りは皮が薄く血管も集中するため、温めたり逆に冷やすことで、体温に大きく影響を及ぼす部位です。だからこそ首を覆う面積も広く、折返すことで生地が二重になるタートルネック(特にウール)の防寒能力は侮れなく、10月初旬の秋口や3月中旬の春先で着用するには体温調整が難しいのです。一方でモックネックは襟元の高さが低く、当然折返しもないので、タートルネックと比べたら熱を感じにくく、それに見た目もすっきりしていて暑苦しさもありませんので、3月中旬(最高気温25℃)くらいまでなら問題なく着用可能でしょう。
ちなみにユニクロとしては、エクストラファインメリノセーターシリーズの中でも、カラーバリエーション的にクルーネックが主力でVネックが次点という扱いです。クルーネックとVネックも数枚持っていますが、襟付きシャツをインすることが必須になるので出番は少なめです。単体で様になり、着用期間の長いモックネックは重宝しそうです。
③来年以降どうなるか・・・
複数買い推奨する一番の理由はこれ。そう、来年は売ってないかもしれないという懸念です。待望のモックネックではありましたが、色数も5色と少なく(クルーネックは15色)、取り扱い店舗も限られていることから、まだ様子見の段階であることは明らかです。数年前にカシミヤのモックネックが発売されたことがありましたが、翌年にはラインナップから消えています。エクストラファインメリノモックネックセーターも需要が少ないと判断されれば、今シーズン限りということは十分にあり得るのです。前述の通り、驚異的な価格を維持しているこのシリーズにおいて、ユニクロの他の製品以上に大量生産が宿命づけられているので仕方がないことではありますが・・・。
来年以降も続く定番品となることを願って、このエクストラファインメリノモックネックセーターの魅力をお伝え出来たらと思います。
エクストラファインメリノモックネックセーターをレビュー
色はライトグレー、チャコール、ブラック、レッド、ネイビーの5色展開。私はレッドとチャコールを購入しました。滑らかな肌触りと高級感のある質感は安定のクオリティーです。
ちょっと気になったのはチャコールの表情。エクストラファインメリノセーターのグレー系といえば、いわゆる「杢グレー」が主流でしたが、このカラーに関しては均一な色味となっています。正直言うと斑な杢目は少し苦手なので、これは嬉しいですね。ちなみにライトグレーはいつもの杢目となっています。
縫製やシルエットに関してはクルーネックやタートルネックと変わらないので、ここでは触れませんが、気になるのこのネックのリブ。このリブが実に素晴らしいのです。
よく見かけるなんちゃってモックネックと違い、襟高は5.5cmとしかっり高さはある一方、リブは肉厚で締め付けもしっかりしているので、よれる心配もありません。わざと弛めのタートルネックは存在しますが、ヨレヨレのモックネックは絶対にNGです。
昨秋発表されたのユニクロUのモックネックセーターは購入したものの、首元がチクチクしてほとんど着なかった覚えがありますが、このセーターの首元はそんな不快感は一切感じさせない滑らかな肌触りとなっています。
身長173cm体重65kgの「THE標準体型」を自称する私はユニクロではいつもMサイズを選びますが、最近は少しだけゆとりのあるサイズ感を好むので、Lサイズを購入しました。エクストラファインメリノセーターシリーズはユニクロにしてはタイトめな作りとなっているので、普段より1サイズ上くらいちょうど良いかもしれませんね。もちろん一気にサイズを上げてオーバーサイズな着こなしもありでしょう。
ちなみにこちらは男女兼用となっていますが、メンズのクルーネックやタートルネックとサイズ感の違いはありません。スペック上ではなぜか着丈だけ1cm短いですが、基本的に同じと思って良いと思います。
話は戻りますが、このネックの高さが絶妙ですね。中にシャツを着るとこういった感じのレイヤードも楽しめますよ。
コーディネート
ジャケット:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
パンツ:INCOTEX(インコテックス)
靴:PIEVE(ピエーヴェ)
時計:OMEGA(オメガ)
ネイビーとレッドの愛称の良さは分かっていたことですが、この紺ブレくらいのダークトーンだと、より一層鮮やかに映えますね。
ジャケット:SHIPS(シップス)
パンツ:A.P.C(アーペーセー)
靴:RED WING(レッドウイング)
時計:FREDERIQUE CONSTANT(フレデリックコンスタント)
グレーのニットは秋冬の万能選手です。どのジャケットと合せても80点以上に仕上げてくれます。久しぶりに引っ張り出したベックマン。今年は積極的に履いてみようかな。
ブルゾン:GREEN LABEL RELAXING(グリーンレーベルリラクシング)
ニット:UNIQLO(ユニクロ)
パンツ:SHIPS(シップス)
時計:OMEGA(オメガ)
スタンドカラータイプのライダースジャケットと合せた時に、首回りの収まりが良いのもモックネックならではです。別にタートルネックがダメというわけではないのですが、しっくりくるのはモックネックの方でしょう。
まとめ
実はオンラインストアでタートルネックとニットポロのレビューを書く際に、モックネックの要望を添えたこともありました。もちろんそんな声が届いたとは思いませんが、私以外にもモックネックを待ち望んでいた方の意見は多くあったはずです。
ユニクロからはあまりプッシュされている気配はありませんが、これは間違いなく名品です。だからこそ、来シーズン以降も定番化されるように皆さんにも是非手に取って欲しいのです。それも複数枚!!(笑)
ちなみにもう一枚買うならライトグレーかな。ブラックはともかく、万能そうなネイビーもインナーとなると結構使い辛いんですよね。せめてブラウン系かオフホワイトがあれば・・・。そこも含めて来シーズン以降に期待しましょう。
今回は以上です。