トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

【2025年】年間ベストバイと今年の総括。

年内最後の更新は恒例のベストバイ記事となります。購入品数自体は例年よりやや少なめでしたが、厳選をしているだけに内容は濃いランキングになっているかと思います。特に上位は激戦でした。

 

記事の後半ではこのブログ全体の振り返りも行っていますので、よろしければどうぞご覧ください。

 

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選考基準

対象:2024年12月~2025年11月までに購入した紹介済のアイテム

 

評価:満足度、コスパ、使用頻度の3項目合計点

  • 満足度(10pt)
    シンプルにそのアイテムを使用していて気分が上がるか。完全に主観による項目ですが、私にとって最も大事なことなので、他の項目より高い配点とします

 

  • コスパ(5pt)
    お金持ちじゃないので、当然コストパフォーマンスも大事ですよね。素材やクオリティに対して、価格の妥当性を評価します。セール等で安く購入できた場合もポイントに影響します。

 

  • 使用頻度(5pt)
    どんなに良いものでも使わなければ宝の持ち腐れ、意味がありません。ただし、使用実績となると対象期間で浅い時期に購入したものが有利になるので、来年以降の期待値込みでの評価となります。

 

以上、3項目の合計点で評価していきます。なお、合計点が同じ場合は①満足度②コスパ③使用頻度の優先順位で当該項目の点数が高い方を上位とします。

 

年間ベストバイ TOP10

■第10位:RRLのオフィサーズチノ

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  • 満足度 :7.0/10.0pt
  • コスパ :2.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.5/5.0pt
  • 合計  :12.5/20.0pt

 

デニムジーンズのようにラフに穿ける「普通のチノパン」というテーマで探していましたが、本当に普通のもので満足するわけもなく、購入に至るまで難航した結果、RRLの定番チノを選びました。一見しただけではなんてことのない普通のチノパンですが、ヴィンテージのワークやミリタリーから着想を得る同ブランドらしく、生地やディテールにこだわりが詰まっています。ただ、価格が4万を超えておりコスパ的にどうかと言われれば微妙なところ。

 

■第9位:エンターテイナーのドクターシューズ

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  • 満足度 :5.5/10.0pt
  • コスパ :3.0/5.0pt
  • 使用頻度:5.0/5.0pt
  • 合計  :13.5/20.0pt

 

年間通して圧倒的に着用時間の長いオフィスサンダルを3年振りに買い替えました。選んだのは昭和の時代から続く超ロングセラー。色味も含めて見た目は「THEオフィスサンダル」ですが、手間暇のかかるプラット製法を採用することで、他の室内履きとは一線を画す履き心地を味わえます。使っていて気分が高揚するという類ではありませんが、私の日常を足元から支える重要なアイテムです。

 

■第8位:鎌倉シャツのコットンリネンシャツ

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  • 満足度 :6.0/10.0pt
  • コスパ :3.5/5.0pt
  • 使用頻度:4.0/5.0pt
  • 合計  :13.5/20.0pt

 

仕事で使うドレスシャツは専ら通年生地ばかりでしたが、ここ最近は季節感を取り入れたいと考えるようになっています。春夏といえばリネンですが、ビジネス用ということであればコットンリネンがちょうどいいでしょう。シワ感は抑えめながら、リネン特有のシャリっとした清涼感のある風合いが感じられる生地となっています。いつもの鎌倉シャツでオーダーしており、来季のリピートが既に確定しています。

 

■第7位:ビームスFのフレスコスラックス

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  • 満足度 :6.5/10.0pt
  • コスパ :3.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.5/5.0pt
  • 合計  :13.5/20.0pt

 

パンツに限らずですが、近年インポート物の価格上昇が凄まじい。そんな中で以前よりも意識するようになったのがセレオリの存在です。特にビームスのドレスラインはリングヂャケットが手掛けているということもあり一定のクオリティが保証されています。国産フレスコ生地のザックリとした質感と上品なグレージュの色味もお気に入り。太すぎない適度なワイドシルエットも今の気分に合っていました。

 

■第6位:バラクータのG9

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  • 満足度 :7.0/10.0pt
  • コスパ :3.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.5/5.0pt
  • 合計  :14.0/20.0pt

 

トラッド好きなら避けては通れないクラシックブルゾン。「いつか買うだろう」の「いつか」は今年でした。現行モデルはポリエステルの混紡比率が高く、往年のファンからは残念がられる声も聞こえますが、子育て中の身としてはそれが心強い。水や汚れに滅法強いので普段からついつい手が伸びてしまいます。私にしては珍しい黒に近いダークネイビーでしたが、良い意味でトラッド色が薄れ、結果としてより使いやすくなったという印象です。

 

■第4位(同率):SOのトロピカルウールスラックス

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  • 満足度 :7.5/10.0pt
  • コスパ :3.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.5/5.0pt
  • 合計  :14.5/20.0pt

 

今年はパンツの当たり年でした。その中でも既製品としてはSOのスラックスが一番のヒットです。パンツ専業のビスポーク職人 尾作隼人氏が監修を努めるブランドで、このモデルは腰周りのフィット感が抜群でした。脚の形がきれいに見える適度なスリムフィットですが、股上もやや深めで大人っぽく落ち着いた雰囲気があります。中庸を極めたような一本です。

 

■第4位(同率):ファイブワンのネイビージャケット

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  • 満足度 :7.5/10.0pt
  • コスパ :3.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.5/5.0pt
  • 合計  :14.5/20.0pt

 

いつものファイブワンでオーダーしたネイビージャケット。春夏らしいモヘア混の生地は強い張りと眩い光沢を纏い、清涼感に満ち溢れています。ネイビージャケットの使い勝手の良さは言わずもがな。仕事でちょっとかしこまった場に赴く際には大体これを手に取っていたような気がします。頼もしいジャケットです。完成したばかりの頃はまだ生地が硬く、着させられている感もありましたが、着用を重ねるうちにだいぶ馴染んできましたよ。

 

■第3位:ファイブワンのリネンスラックス

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  • 満足度 :8.5/10.0pt
  • コスパ :3.0/5.0pt
  • 使用頻度:3.0/5.0pt
  • 合計  :14.5/20.0pt

 

先程のネイビージャケットと同時にオーダーしたリネンのスラックス。ついでのつもりでしたが、出来栄えの満足度はこちらの方が上でした。パンツ単品のオーダー自体初めての経験でしたが、生地の選定から細かいシルエットのバランスまで理想的で、注文時点での想像を大きく超えてきました。当初はカジュアル用として考えていましたが、結局仕事でも着用することはあったので、機会が限定されがちなリネンパンツでありながら出番もそれなりにあったと思います。

 

■第2位:J.M.ウエストンの180 シグニチャーローファー

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  • 満足度 :8.0/10.0pt
  • コスパ :2.5/5.0pt
  • 使用頻度:4.5/5.0pt
  • 合計  :15.0/20.0pt

 

永世定番のコインローファー。美しさと愛嬌を兼ねそなえたシルエットと誰が見ても明らかに上等なレザーが多くの革靴愛好家を惹きつけます。いわゆる修行をするつもりはありませんでしたが、とある事情で想定よりタイトフィッテイングに。半ば無理矢理に登板機会を増やしたおかげで、ようやくストレスなく履けるようになりました。ただ、良い靴であることには違いありませんが、ひと昔前の価格を知っているだけにコストの妥当性としてはどうしてもこういう評価になってしまいます。

 

■第1位:リングヂャケットのカシミヤジャケット

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  • 満足度 :9.0/10.0pt
  • コスパ :4.5/5.0pt
  • 使用頻度:3.0/5.0pt
  • 合計  :16.5/20.0pt

 

購入までにちょっとしたエピソードのあったジャケットが今年の1位となりました。カシミヤ100%のベージュジャケットは少しラグジュアリーな雰囲気が強すぎて私にはどうかなという不安もありましたが、自分でも意外な程しっくりきています。主にビジネスメインで活躍中。果たしてコスパという表現が適切なのかは分かりませんが、当時の定価から約70%OFFで購入しているので、この点におけるポイントも必然的に高くなります。

 

このブログの状況について

PV(ぺージビュー)数

2年前の10月にグーグルのアルゴリズムが変更され、多くの個人サイト同様に当ブログも大きな影響を受けPV数も激減していましたが、どうやら今年の秋に入ってから回復傾向にあるようです。

 

先月と今月は5万PVを超えており、最もアクセスが多かった時期(2022年後半)に近づいています。他のブロガーさんからも同じような声を聞くので、私達にとって何らか有利に働くような変更があったのでしょう。

 

このブログはあくまでも趣味で運営しているので、PV数に囚われすぎないようにはしていますが、理由はどうあれ、より多くの方に見ていただけることはモチベーションに繋がりますね。いくらかの収入も発生しているので、一般的に見て異常な被服費の足しにもなっています。

 

結局のところグーグル様のご機嫌次第なので、一時のボーナスタイムぐらいにとらえています。私に出来ることは一定の更新頻度を死守して記事のクオリティを上げることぐらいです。検索流入に依存せずに固定読者を増やすことがやっぱり理想でしょう。それをどうやって実現するのかは分かりませんが。

 

人気記事ランキングTOP5

久々に記事別のPV数ランキングを載せておきます。

 

■第5位

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初期の看板記事がしぶとくランクイン。知らない間にマディソンフィットはトラディショナルフィットへと名称が変わっていましたが、その人気は不動のようです。定番アイテムで上位を取るとやっぱり強いですね。

 

■第4位

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この記事が人気があるという認識がなかったので、上位に入ってきたのはかなり意外。どうやら同じような疑問を持っている方が多いみたいですね。

 

第3位

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TOP5の中で唯一今年の記事。正直狙って書いた記事だったので、目論見通りの結果だと言えます。

 

第2位

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同じように狙って書いた3年前の記事。こういう感じで需要を分かった上で執筆できればそれなりの結果はついてくるのですが・・・。そう簡単にはいきません。

 

■第1位

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ぶっちぎりの1位。2位の記事の約3倍で、ブログ全体の10%近くを占めるPV数を稼いでいます。3年前の集計でもトップでしたが、年々その威力を増しているような気がします。比較目的だけではなく、各ブランド単体で調べようとしても上位に表示されるので、そりゃ強いに決まってます。

 

4位以外は全て2021~2022年にアップした記事となりました。過去の記事が今なおPV数、ひいてはお金を稼いでくれているのはストックメディアのブログならではの現象ですね。上位に入っていない直近の記事もいつかは日の目を見る時がくるのかもしれません。

 

まとめ(今年の総括)

プライベートでは1歳になった息子に振り回される日々を過ごしており、それはファッションの面でもしっかりと反映されています。ベストバイに挙がった中だとオフィサーズチノやG9がそれに該当します。ラフに使えて、下手にお洒落になりすぎず、だけどトラッドテイストの感じられるアイテムというのが今後数年のキーワードにはなりそうです。

 

ビジネス用のドレスワードローブに関しては既に一通りが揃っているので、既存のものと入れ替えでアップデートさせるような買い物が目立った印象です。保管スペース的にむやみに数を増やすことは難しいので、手放すことを意識していかなければなりませんね。

 

仕事の方はそうでもありませんが、子育ての影響で以前に増して自分の時間を確保しづらくなりました。そんな中にしてはブログ運営の方もまぁまぁよくやった方だなと思っています。ブログ開設以来、年間の記事数は常に右肩下がりでしたが、今年は初めて前年を上回る更新回数を達成しました。昨年が47記事で、今年は56記事。全然対した数字ではありませんが、前年超えを密かに目標にしていたので、ちょっとした達成感はあります。

 

ペース的にはこんな感じでぼちぼちでやっていこうと思いますので、どうぞ来年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

では、皆さん良いお年を。