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HITOYOSHI(人吉シャツ)のデニムシャツをレビュー!探していたのはこんな一着だった!

昨年よりジャケットのインナー用にデニムかシャンブレーのシャツが欲しいとことあるごとに書いてきましたが、ようやく納得のいく一着を購入することができました。

 

どこのブランドでもラインアップしていそうなデニムやシャンブレーのシャツですが、生地の色味や質感、襟のデザインやシルエットがどうも思い描くものとは合致せず、インポートで良さげなものを見つけたと思えば、今度はサイズが合わなくて(袖が長い)、そして予算外。オーダーも考えましたが、デニムやシャンブレーのようなカジュアル素材になると途端に選択肢が狭まります。

 

そんな折に見つけたのが、人吉シャツことHITOYOSHIのデニムシャツです。以前から数枚所有している地元九州の大好きなブランドですが、ドレスシャツのイメージが強かったので完全に頭にありませんでした。でもそういえば昨年ここのカジュアルシャツを記事で取り上げてましたね。忘れてました(笑)。

 

ちなみに少し前にブルックスブラザーズのデニムシャツを紹介していますが、購入した順番でいえばこちらの方が先になります。あれはボタンダウンなので別物ということで。

 

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HITOYOSHI(人吉シャツ)について

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人吉シャツについては過去記事で詳しく紹介していますので、ここでは簡潔に。

 

熊本県人吉市に本拠を置くシャツ専業メーカー。元々はトミヤアパレルという会社のシャツ製造を請け負う専用工場でしたが、トミヤアパレルの倒産を機に独自ブランド「HITOYOSHI」を立ち上げました。

 

立体裁断を駆使した本格派のシャツは服好きの間でも評判を呼び、現在では日本屈指のシャツファクトリーとしての地位を不動のものにしています。

 

HITOYOSHIのシャンブレーシャツをレビュー

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人吉シャツではドレスラインとカジュアルラインに分けられますが、こちらはデニムシャツということでカジュアルラインにカテゴライズされています。

 

購入先は地元の百貨店・岩田屋ですが、人吉シャツは九州ローカル以外でも伊勢丹、大丸、阪急百貨店で取り扱いがあります。もちろん人吉シャツのオンラインストアでも購入可能ですよ。

 

オンラインストア by HITOYOSHI CO., LTD.|TOP (hitoyoshicorp.com)

 

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参照:オンラインストア by HITOYOSHI CO., LTD.|育てて楽しむデニムネイビーのワイド (hitoyoshicorp.com)

 

カラーは2色展開で涼し気なアイスブルーも用意されていますが、元々探していたイメージと合致したインディゴブルーを選びました。

 

ディテール

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写真では伝わりにくいところがありますが、強めの光沢感があり一般的にシャツで使用されるデニム生地と比べてもかなり薄手です。その特徴から見た目が似ているシャンブレーだろうと決めつけて手に取りました。こんなに上品なデニム生地を私は見たことがありませんでした。

 

公式オンラインストアでは「着用洗濯を繰り返すことにより徐々に色落ち
していく経年変化をお楽しみください。」と記載がありますが、この美しい状態をできるだけ維持したいというのが本音ですね。ちなみに写真の状態で2回洗濯済みです。

 

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襟型はノーネクタイでも様になるカッタウェイ。サイズ感も大きすぎず小さすぎず程よい具合ですね。また、カジュアルシャツではありますが、台襟はしっかりとあるので一応タイドアップも可能です。

 

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高級シャツの専売特許「鳥足付け」のボタンも健在。素材はもちろん天然貝でおそらく高瀬貝でしょうか。やや茶色がかったシャンパンゴールドのボタンは、インディゴブルーの生地の上で品よく映えています。ボタンと近い色味のステッチも良いですね。

 

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袖口はこんな感じ。芯地があまり使われていないこともあって、とても柔らかい雰囲気がありますね。

 

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バックスタイルはプリーツなしのダーツあり。ダーツはだいぶ高い位置から入っていますね。

 

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裾には薄っすらとブランドロゴが入ったガゼットが取り付けられていて、タックアウトした時にちょっとしたアクセントになります。

 

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こちらは裏側から除いた前見頃と後見頃の接合箇所。縫い目が肌に接触しないように生地の端を折り込む巻き伏せ本縫いが採用されています。ここら辺は抜かりありませんね。

サイズ感

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身長173㎝体重65㎏肩幅44㎝の私が選んだのはMサイズ。全体的にややコンパクトな造りなのでLサイズでも良さそうですが、シルエットがきれいに出るのはやはりこっちのサイズの方でしょうか。

 

カジュアルシャツということで、タックアウトしても違和感がない着丈(74㎝)に設定されています。一方でタックインしても余程激しく動かない限りは裾が飛び出す心配はない絶妙な長さです。また、2度洗濯機にかけていますが特に目立った縮みは確認されませんでした。

 

コーディネート

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ジャケット:RING JACET(リングヂャケット)

シャツ:HITOYOSHI(人吉シャツ)

パンツ:INCOTEX(インコテックス)

靴:JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)

 

目論見通り。やっぱりこのジャケットとは相性が良さそうです。オフのジャケットスタイルで、手っ取り早くビジネス感を取り除いてくれるデニムシャツは今後も重宝しそうな予感。

 

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シャツ:HITOYOSHI(人吉シャツ)

パンツ:EDIFICE(エディフィス)

靴:G.H.BASS(ジーエイチバス)

 

夏場はこんな感じで1枚でも様になりそう。足元はスニーカーの方が良かったかも。

 

まとめ

なんら変哲のないデニムシャツに見えますが、ずっとこういうのを探していたし、そして本当に見つからなかったんですよね。

 

馴染みのある人吉シャツを見落とすとは不覚でしたが、ともかく春に間に合って良かった。

 

安定のクオリティーで人吉シャツのカジュアルラインもやっぱり間違いありませんね。

 

今回は以上です。