トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

大人のためのショルダーバッグ。COACH(コーチ)のメトロポリタン マップバッグをご紹介します。

本ブログでも何度か書いてきましたが、大人の男性が持つべき鞄はビジネスならブリーフケース、カジュアルならトートバッグが最適解だと思っています。

 

でも、今回ご紹介するのはショルダーバッグ。意外かもしれませんが一つだけ持っているんですよ。

 

 

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そもそもショルダーバッグってどうなの?

ショルダーバッグ、つまり肩掛け鞄ですね。バックパックやトートバッグと並んでメジャーな鞄の1つなので、皆さんも馴染み深いのではないかと思います。

 

ところがこのショルダーバッグって大人の男性が使うには少し難しいアイテムなんです。

 

その最大の理由はジャケットとの相性の悪さ。30代以上にもなれば仕事はもちろん、プライベートでもジャケットを着る機会もあるかと思います。ただ、斜め掛けをするショルダーラインはジャケットの顔でもあるラペルを潰してしまうのはどう考えても不格好。

 

これはテーラードジャケットに限らず、クラシックなコートやブルゾンにも当て嵌まることです。所謂「大人っぽいアウター」とショルダーバッグバッグが合わないことは容易に想像できますね。

 

ただ、流石にこの季節にもなるとジャケットを着ることも少ないので、その点を考慮する必要もなくなるのですが、そもそもショルダーバッグにはどこか子供っぽい印象が付きまとうので、やっぱり難しいアイテムであることには変わらないのです。

 

でもショルダーバックが便利な道具であるということもまた事実。トートバッグと違い両手に自由が利き、バックパックよりもすぐに必要な物を取り出すことができます。出来ることなら上手く取り入れていきたものです。

 

というこで、私が思う「いい大人が持つべきトートバッグ」の特徴を3つ程挙げてみます。

 

①素材は本革

これは簡単ですね。服でも靴でもカジュアルなアイテムも大人っぽい素材を用いることで、格上げする手法はもはや常套手段。そして鞄においてのそれはレザーです。キャンバスやナイロンがダメというわけではありませんが、本革の持つクラス感や洗練された雰囲気には敵いません。

 

②大きすぎないサイズ感

大きすぎるショルダーバッグはまるで中学生の通学鞄みたいでバランスが悪く見えてしまいます。それに斜め掛けした時に鞄がお尻や足に触れるので、大きいと単純に邪魔ですね。一方で小さすぎるとレディースバッグのように見えてしまうので、これも避けた方が無難でしょう。

 

③シンプルなデザイン

身体に密着するショルダーバッグは洋服のデザインを干渉する存在となってしまいます。なので鞄自体は極力シンプルな物を選びましょう。モノグラムなんもってのほかです。

 

わざわざ事例したぐらいなので、私が所有している鞄は当然上記の条件を満たしています。それを踏まえて次項でご紹介していきましょう。

 

COACHのメトロポリタン マップバッグをレビュー

概要

私が唯一所有しているショルダーバッグがこちら。コーチ「メトロポリタン マップバッグ」というモデルです。普段私が紹介しているアイテムからするとコーチというブランドは少し毛色が異なるようにも感じますが、世間的なイメージに反してクラフトマンシップを感じさせられるクラシックなコレクションも展開してます。

 

そんな「硬派なコーチ」の一角を担うにがこの「メトロポリタン」シリーズです。ビジネスマンをターゲットに、上質な素材を使ったシンプルで機能性の高いアイテムを揃えています。

 

購入したのは7年程前(曖昧)。巷に溢れるアウトレット専売品ではなく、コーチブティックで購入した正規品です。ここで詳しく言及することは避けますが、やはり同じコーチでも正規品とアウトレット専売品は全くの別物です。この件については多くの方が情報を発信しているはずなので、気になる方はグーグル先生に聞いてみてください。

 

さて、この鞄について。マップバッグという名称の通り、かつて軍事作戦で使用されていた地図を入れるための鞄がデザインソースです。無駄のない洗練されたフォルムはほぼ正方形(26cm*28cm)の大きすぎないサイズ感となっています。A4クリアファイルはギリギリ入りませんがビジネス用ではないので問題はないでしょう。

 

一方でマチは8.5㎝あるので、それなりに物は収納可能です。後述しますが、ポケットの種類が多く、デイリーユースでの活躍が期待できます。

 

ちなみに、基本的には床に直置きすることはありませんが、一応自立します。それだけにしっかりとした革が使われているということですね。

 

現在全く同じ物は販売していませんが、同じ形状のモデルはラインナップされていて、コーチの定番デザインの1つです。

 

ディテール

使用されている素材はカーフレザー ベジタブルなめしとクロムなめしを組み合わせたハイブリッド製法で仕上げたこの革はビンテージライクな独特の風合いもちっと柔らかな手触りが特徴的です。購入当初はもう少しマットな質感でしたが、使用とメンテナンスを繰り返すうちに光沢感を増してきました。小さな傷が付きやすく、色ムラもあらわれやすい素材ですが、そういうところも含めて愛着が沸きます。

 

私もレザーバッグはそれなりの数を所有していますが、革の質感だけでいえば一番気に入っているのがこれですね。使用頻度はそこまで高くありませんが、なかなか良い具合に経年変化が進んでいます。

 

フラップには控えめにブランド名を刻印。これ見よがしではないのが好印象です。

 

フラップを開けると正面には大型のジップポケットが付いています。私はここにハンカチなど薄手の物を入れています。ちなみに中央に位置する丸い物体はマグネットで、フラップを留めるために使われます。

メインの収納スペースには大小の複数の仕切りを備え付けられており、画像手前のポケットはi padなどのタブレット端末を入れることを想定して設計されています。決して容量は大きくありませんが、用途に応じた収納がちゃんと考えられていて使い勝手に優れています。

 

さらに背面にもポケットが。私は使いませんが、パスケースなどすぐに取り出すものを入れるのにちょうど良さそうですね。

 

長さを自在に調整可能なナイロン製のストラップはブラック×オレンジのツートンカラーで渋めの本体に反してスポーティーな印象を受けますが、これが意外にマッチするんですよね。ここら辺の洒落っ気は流石レディース市場で人気を集めてきたコーチといったところでしょうか。

 

さりげなくぶら下がっているブランド名が刻印されたプレートは本体と同素材。別に外しても良いのですが、なんだかんだでずっと付けています。

 

サイズ感、使用イメージ

実際に使ってみるとこんな感じ。まずは正面から。まぁ、これじゃ鞄本体は確認できませんが、ストラップだけを見てください。ショルダーバッグはその性質上、どうやっても斜め掛けしたストラップが洋服のデザインを邪魔してしまうわけなのですが、このストラップの場合は更にボーダーラインが入っています。つまりより主張が強く、トップスと喧嘩してまう可能性が高いということ。

 

なので、私がこのバッグを使う時は必ず無地のシャツと合わせます。逆を言えば装飾性を持たせてくれるので、画像のような地味すぎる装いにこそ合うのです。

 

次に横からと後ろから。やはりショルダーバッグのサイズ感はこれぐらいがベストでしょう。また、ストラップが長すぎるとだらしない感じになってしまうので、お尻の位置ぐらいで合わせることをおすすめします。

 

最後はおまけ。ショルダーバッグを斜め掛けしないという選択肢もありますが、何とも言えない違和感が・・・。使い勝手も悪いので、私は素直に斜め掛けにします。

 

まとめ

やっぱりショルダーバッグも1つは持っているとこの時期は役に立ちますね。

 

ただ、本文中でも触れた通り色々と難しいアイテムであることには変わりません。

 

現在全く同じモデルは販売していませんが、イメージとしてはこういう物が良いのではないかと思うので、ショルダーバッグを選ぶ際の参考になればと思います。

 

今回は以上です。