ハイゲージニットはユニクロがあればええやん的な内容を書いてきましたが、実は同じぐらい愛用していてるタートルネックがあります。EDIFICE(エディフィス)が毎年リリースしている「16ゲージタートルネックニット」です。
なぜ、あそこまでユニクロのエクストラファインメリノセーターを絶賛していながら、わざわざ価格が4倍もするようなセレオリ品を買うのか。その理由を含めてご紹介します。
16ゲージ タートルネック ニット|EDIFICE(エディフィス)公式のファッション通販|【22080300501030】- BAYCREW’S STORE (baycrews.jp)
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エディフィスのハイゲージタートルネックをレビュー
概要
「16ゲージタートルネックニット」は毎年欠かさず発売されるエディフィスの秋冬定番アイテムです。セレクトショップオリジナルのニットだとトゥモローランドが頭一つ抜けている印象がありますが、個人的にはエディフィスが手掛けるニット類全般もなかなかの高評価です。
所有品を紹介すると、上画像の右手前から順番に昨年購入したグレージュ、一昨年に購入したロイヤルブルー、3年前に購入したダークオレンジとなっています。毎年微妙なサイズ感の調整は入っていますが、基本的なシルエットや生地感は変わらないので、最新22年モデルの参考にもなるかと思います。
では、次項以降でユニクロの「エクストラファインメリノタートルネックセーター」と比較しながらこのニットの特徴をご覧いただきましょう。
上質な生地、魅力的なカラバリ
価格に見合わぬ圧倒的なクオリティを誇るユニクロのエクストラファインメリノセーターですが、生地の上質さでいえばエディフィスのハイゲージニットも全く引けを取っていません。
そもそもニット類は他の生地と比べると、ある程度のレベルに達すればそれ以上の差は感じにくくなるので、私如きだとこの2つにジョンスメドレーのハイゲージニットを混ぜられても生地だけで判別することは困難でしょう。要するにどちらも生地のクオリティは素晴らしい。
強いて言えばユニクロと比べるとエディフィスの方が毛羽立ちが少なく、手触りが滑らかなように感じるかな。
それよりもこのニットの魅力はカラーバリエーションにあります。私が過去に購入した3着も決め手はその色味でした。毎年7~8色ぐらいの展開となるので決して種類が豊富というわけではないのですが、その限られた色数の中でベーシックの範疇にとらわれず、場合によっては使いにくいと感じるような鮮やかな色味も積極的にラインナップしています。
参照:16ゲージ タートルネック ニット|EDIFICE(エディフィス)公式のファッション通販|【22080300501030】- BAYCREW’S STORE (baycrews.jp)
今年で言えばこちらのトーンが明るいグリーン、昨年モデルだとビビットなイエローが印象的。私が所有しているグレージュのような中間色も素敵なのですが、このシリーズで特に魅力を感じているの発色の良いはっきりとした色味です。
一方でユニクロのエクストラファインメリノセーターはカラバリの豊富さがウリではあるものの、ことタートルネックになるとその種類は一気に少なくなります。今年はわずか6色の展開です。しかもブラック、グレー、ネイビー等どれもありきたりなド定番カラーです。こういたベーシックカラーの有用性は十分に理解していますが、服好きならもう持ってます。だから今となってはあまり食指が伸びません。稀に魅力的なカラーも出るんですけどね。
立体感のあるシルエット
ジャケットやシャツと比べるとあまり語られることがありませんが、当然ニットにもシルエットの良し悪し(合う合わない)があるわけです。まず、ユニクロとエディフィスのニットを平置きにして見比べてみましょう。
■ユニクロ
■エディフィス
着目していただきたいのは胴回り。ユニクロは腋から裾にかけて直線的なラインとなっていますが、エディフィスのニットは緩やかなカーブを描いています。
どちらもタイトめなフィッテイングとなっていますが、ユニクロのように直線的なシルエットの場合、どうしてもボディラインを拾ってしまうので、私みたいにお腹周りが怪しくなってきたならそれは出来るだけ避けたいところ。かといってむやみにサイズアップするとインナーとして使う場合ジャケットの中でもたついてしまいます。
その点エディフィスのニットのように胴回りにゆとりを持たせたシルエットにすることで、全体的にコンパクトな作りでありながらも、ボディラインを拾わずにストレスなく着用が可能となるわけです。実際に着るとよく分かるのですが、着用画像は後程。
絶妙なネック高
■左:エディフィス 右:ユニクロ
それぞれサイズに関わらず、ネックの高さはユニクロが15.5cm、エディフィスだと13.0cmに設定されています。その差2.5cm。どうせ折返すのだから大差ないだろうと思われるかもしれませんが、これが結構着用感に違いを生みます。
もちろん好みによるところですが、個人的にユニクロのタートルネックはちょっと高いかなと感じていたところだったので、エディフィスのこのニットはちょうどいい塩梅なんです。
サイズ感とシルエット
身長173cm体重65kg肩幅44cmの私が着ているのはMサイズ。先述の通り、胴回りに立体的なふくらみを持たせたシルエット故に、ボディラインを拾うことはありません。着丈と袖丈もちょうどよく、ジャケットのインナーで使うニットとしてはネック高も含めて理想的なサイズ感だと思います。
ユニクロのエクストラファインメリノセーターだと、タイトめな身幅を気にするがあまり、Lサイズにサイズアップした結果、少し着丈が長くなってしまうんですよね。
コーディネート
ジャケット:LARDINI(ラルディーニ)
ニット:EDIFICE(エディフィス)
パンツ:A.P.C(アーぺーセー)
シューズ:REGAL(リーガル)
ブラウン系統の服が多くなるこの季節、馴染みがよくてかつ目を引くレンガ色(ダークオレンジ)は様々なコーデで重宝しています。
ジャケット:TOMORROW LAND(トゥモローランド)
ニット:EDIFICE(エディフィス)
パンツ:INCOTEX(インコテックス)
シューズ:PIEVE(ピエーヴェ)
画像では分かりにくいですが、ジャケットに薄っすらとブルーの格子柄が入っており、それを拾う形でニットを合わせています。他のアイテムがモノトーンなだけによく映えていますね。
ブルゾン:VALSTAR(ヴァルスター)
ニット:EDIFICE(エディフィス)
パンツ:GERMANO(ジェルマーノ)
アウター、パンツ共にミリタリー由来のアイテムですが、上品カラーのニットを差し込むことでラギットな感じになりすぎないように意識。
まとめ
毎年愛用しているタートルネックのご紹介でした。
入手性の高さ、ほどほどな価格、インポート物と違い日本人に合ったサイズ感・・・等々といった観点から、「ユニクロも良いけど、他も試してみたい」という方に是非おすすめしたいニットですね。
ただ、散々比較に挙げたユニクロのエクストラファインメリノセーターに対して、価格差が最もネックになってくるのかなと思いますが、定価の約14,000円もセール期になると10,000円を切るぐらいまで下がってくるのでそこが狙い目です。(人気のカラー、サイズはすぐに在庫がなくなるのでお早めに。)
今回は以上です。