トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

ユニクロで始めるトラッドスタイル入門。【秋冬編】

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少しだけ反響のあったこちらの記事。【春夏編】と銘打っている以上はちゃんと続きを書かなくてはいけませんね。ということで一通りシーズン物が出そろったタイミングに合わせて【秋冬編】でございます。

 

趣旨や条件は前回同様。ユニクロ縛りでトラッドワードローブを組むと仮定して、アイテムをセレクトしてみました。基本的には10月末現在で店頭に並んでいて、私が実際に手に取って確認できた物の中から選んでいますが、一部で未発売(近日発売予定)を含みますのでご了承ください。

 

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ユニクロで揃えるトラッドワードローブ【秋冬編】

ジャケット

コンフォート2Bジャケット

参照:ユニクロ公式 | コンフォート2Bジャケット(ガンクラブチェック・袖丈着丈標準)

 

【春夏編】でも触れた通り、トラッドスタイルの軸なるジャケットをユニクロで選ぶのは正直難しいです。ジャケットなどのテーラード物は価格とクオリティが露骨に比例する分野なので、コスパ優等生のユニクロとはいえブランドの価格帯(概ね1万円以内)で「それなりの物」を作ること自体がほぼ不可能なのです。

 

ただ、春夏物と比べたら秋冬物は幾分かマシ。生地に厚みがあり、表面もやや起毛しているのでチープな質感をだいぶ誤魔化せているように感じます。ユニクロ定番のこのコンフォートジャケットも素材はポリエステル55% コットン45%で構成されていますが、ぱっと見てフランネルのように感じる生地感も悪くないですね。シルエットやデザインもオーソドックスなカジュアルジャケットの体を成しているので使い勝手も良さそう。

 

テーラードジャケットUNIQLO and JW ANDERSON)

参照:ユニクロ公式 | テーラードジャケット(ウールブレンド)

 

こちらは11月上旬発売予定なので、残念ながら実物は確認できていないのですが、プレスリリースを見た時から結構気になっているアイテムです。生地にはウールが混紡されてソフトツイードを採用、ヘリンボーンの織柄もクラシカルな雰囲気が漂います。インラインのジャケットよりも着丈は長く、肩幅・身幅は気持ち余裕のあるシルエットとなっているので、よりトラッドな気分で合わせていきたいですね。

 

アウター

ユーティリティショートブルゾン

参照:ユニクロ公式 | ユーティリティショートブルゾン

 

いわゆるユニクロバブアー。少し前には「ハンティングジャケット」という名称でもっと露骨にバブアーっぽいジャケットがありましたが、現行ラインナップではこちらのショートブルゾンがそれに該当します。まぁ、デザインはやっぱり完成されていますね。まだ気温の高い秋の羽織物としてちょうど良さそう。

 

シングルブレストコート

参照:ユニクロ公式 | シングルブレストコート

 

汎用性の高いシンプルなコート。主成分はポリエステルですがウールも35%入っていますので、風合いもそれなりです。ゆったりとしたAラインシルエットは今っぽくもありながら、クラシカルな装いにもよく合うかと思います。

 

ウールカシミヤチェスターコート

参照:ユニクロ公式 | ウールカシミヤチェスターコート

 

チェスターコート自体は着こなしが難しいので、個人的にはそこまでおすすめしませんが、ともかくウールカシミヤの素材感が秀逸。U2万円でこのコートを出せるブランドは他にはないでしょう。コーディネートとしてはトーンの明るいタートルネックと濃紺のデニムなんかが合うかと思います。

 

トップス

エクストラファインメリノセーター

参照:ユニクロ公式 | エクストラファインメリノタートルネックセーター(長袖)

 

当ブログでは「ユニクロ史上最高傑作」と呼んでいる定番ハイゲージニット。そのクオリティは数万円するような有名ブランドのニットと比較しても素人では見分けが付かないほど。個人的にイチオシだったモックネックとニットポロがラインナップから消えてしまったのは非常に残念ですが、とりあえずはタートルネックを選んでおけばインナー使いに関して困ることはないでしょう。クルーネックやVネックを使う場合は中にボタンダウンシャツをインしてきれいに着たいですね。

 

ちなみに画像と同じカラーのタートルネックは私も最近購入しまた。良い色ですよね。

 

カシミヤセーター

参照:ユニクロ公式 | カシミヤタートルネックセーター(長袖)

 

ユニクロにしてはかなり高価な1万超えの製品ですが、これも普通なら5万円とかしますよ。なんせカシミヤ100%のニットなんで。保温性が高く真冬以外は着れませんが、一着は持っておきたい名品です。

 

プレミアムラムセーター

参照:ユニクロ公式 | プレミアムラムクルーネックセーター(アーガイル・長袖)

 

エクストラファインメリノやカシミヤと比べてふんわりと温かみを感じさせる質感のニット。生地風合いからもカジュアルな印象が強いので、きれいなジャケットやコートと合わせたい。特におすすめなのは参考画像にあるアーガイル柄です。これは今年からかな?ほっこりした感じが良いですね。少し前までラムウールといえばチクチクした肌触りで、決して着心地が良いものではないという認識でしたが、その点もだいぶ改善されています。是非一度手に取ってみてください。

 

オックスフォードシャツ

参照:ユニクロ公式 | オックスフォードシャツ(長袖)

 

気温が低くなってからもニットの重ね着などで出番のあるシャツ。そして秋冬のシャツといえばフランネル、いわゆるネルシャツが有名ですが、ひとつ間違えると一気に野暮ったくなるのであまりおすすめはしません。ユニクロの他のシャツと比べて生地のクオリティも微妙ですしね。やはり季節関係なく最も使いやすくて無難なのはオックスフォードシャツでしょう。

 

スウェットシャツ

参照:ユニクロ公式 | スウェットシャツ(長袖)

 

私は部屋着としても愛用しているユニクロのスウェット。ですが、クオリティに関してはなかなかのものだなと常々感じてました。またスウェットといえばラフなカジュアルアイテムのイメージをお持ちかもしれませんが、中に襟付きのシャツを着て、上からオーセンティックなコートを羽織れば、それは立派なトラッドスタイルです。最近はガレッジロゴとかも流行ってますが、やっぱり無地が良いですよ。

 

ソフトタッチタートルネックT

参照:ユニクロ公式 | ソフトタッチタートルネックT(長袖)

 

タートルネックを着たいけど、ウールのニットはまだ早いかなという時期にちょうどいいのがこれ。あくまでもコットンのカットソーなのでそこまで保温能力はなく、気温20℃以上でも全然着られます。

 

パンツ

ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ

参照:ユニクロ公式 | ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ

 

季節は関係ないデニムジーンズ。前回の【春夏編】ではよりクラシカルな「セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ」をピックアップしましたが、ジャケットスタイルでの使いやすさでいえばこちらのスリムフィットジーンズです。スリムタイプとはいえスキニーのように細すぎるわけではないので、普遍的なカッコよさを体現するちょうどいい塩梅のシルエットとなっています。色落ち加工などいくつかのバリエーションもありますが、濃紺のリジッド(未洗濯、糊付き)をきれいに穿くのがおすすめ。

 

ヒートテックスマートパンツ

参照:ユニクロ公式 | ヒートテックスマートパンツ(チドリ・丈標準85cm) (uniqlo.com)

 

ユニクロのスラックスといえば感動パンツが人気を集めているようですが、あれは生地の質感や機能性からして春夏用。これからの季節に適したドレスパンツとして挙げるのであればこちらのヒートテックスマートパンツが良いでしょう。ウールライクな生地感は遠目であれば気にならないレベル。合わせるジャケットやコートが無地ならグレンチェックやガンクラブチェックのような柄物を選んでみても良いですね。柄入りの方が生地の風合いも誤魔化せます。

 

イカーパンツ

参照:ユニクロ公式 | ベイカーパンツ

 

カジュアルなトラッドスタイルと相性の良いワーク・ミリタリー系のパンツ。今季のユニクロカーゴパンツが熱いそうですが、個人的に推したいのはベイカーパンツの方。シルエットはやや太めですが、参考画像のようにジャケットとも合わせやすく、季節感のあるモールスキン(起毛した厚手のコットンツイル)という生地のセレクトも良いですね。隠れた名作だと思います。

 

まとめ

名作揃いのニット、1万オーバーの価格帯であれば一気に見栄えの良くなるコートの存在もあって、春夏よりも充実したラインナップが並びました。

 

やはりユニクロの真骨頂であるベーシックなアイテムはトラッドスタイルと好相性ですね。強いていえばジャケットにもう少し力を入れてもらえたら、大手を振って「まずはユニクロだけでも大丈夫だよ」と言えるのですが・・・。コートぐらいの価格設定であればユニクロならそこそこの物が作れそうな気がするんですけどね。需要がないんでしょうか。

 

まぁ、とりあえずニット類とかは間違いないので、是非ユニクロを活用してトラッドの入口にして欲しいですね。

 

今回は以上です。