トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

30代服好きから見たSTUDIOUS(ステュディオス)はどんなイメージ?所有しているスウィングトップをご紹介します。

STUDIOUS(ステュディオス)というセレクトショップ(ブランド)をご存知でしょうか?

 

セレクト品にしてもオリジナルアイテムにしても「日本発」にこだをるというスタンスは好感が持てる一方で、「若者向けで30代以上はちょっと・・・」とか「接客に難あり」といったややネガティブな意見も見聞きします。

 

そんなSTUDIOUSですが、実は数年に渡って愛用しているアイテムが1つあります。STUDIOUSオリジナルのスイングトップブルゾンです。

 

今回はその所有品と共に私の感じるSTUDIOUS評を述べていきます。

 

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STUDIOUSのイメージ・評判は?

日本発を世界へ

「日本発を世界へ -From JAPAN to THE WORLD-」というコンセプトを掲げるSTUDIOUS。冒頭でも触れた通り、セレクトアイテムはドメスティックブランドで統一して、自社が手掛けるオリジナルは全て日本製というこだわり様。

 

正直、私はそこまでドメスティックブランドには造詣が深くはありませんが、服好きの端くれとして、メイド イン ジャパンの製品や日本のブランドを応援したという気持ちは持っているので、STUDIOUSと大本のTOKYO BASEの志には敬意を払っています。

 

コスパのオリジナルアイテム

STUDIOUSをはじめとしたTOKYO BASE系列を語る際に必ず話題に上がるのは原価率について。多くのアパレルブランドが25%程度、ユニクロでも約35%と言われる中でSTUDIOUSの自社製アイテムはなんと50%前後の原価率を叩き出しているそうです。

 

なんでも原価率で語りたがる風潮には若干嫌気がさしていますが、この原価率はまさに企業努力の賜物、素直に賞賛すべきでしょう。

 

ちなみにこの原価率を実現する秘訣は、セールに頼らず定価で売り切るビジネスモデルと売り上げの1/3以上を占めるというECサイトのおかげとのこと。

 

ターゲットとしている年齢層は?

セレクト品やオリジナルの傾向として、コンテンポラリー・モードの色が強いアイテムが多く、「若者向け」とカテゴライズされることが多いみたいです。実際に運営側からもメインの客層は20~30代とアナウンスされているので、認識としては間違っていないでしょう。

 

ただ、セレクトされているアイテムの中には「RAINMAKER」や「BATONER」「Scy」などクラシックスタイルがベースにあるようなブランドも散見されるので、一概に若い世代のためだけのお店とは言えません。オリジナルにしたってベーシックな物であれば、いい大人が着るのに相応しいクオリティのアイテムが揃っています。

 

ちなみにTOKYO BASEがSTUDIOUSより上の年齢層をターゲットにした「THE TOKYO」というセレクトショップを昨年からスタートさせているので、ドメブラ派の大人の方はそちらをチェックしてみても良いかもしれませんね。

 

接客に難ありは本当?

「難あり」と言うよりは「癖が強い」といった方が正しいでしょうか。とにかくグイグイ話しかけてきますポケモンの野良トレーナーの如く目が合えばすぐに近づいてくるイメージです。どこの店舗に行っても同じような接客なので、会社としてそのようなスタンスで教育を行ってきた結果なのでしょうか。

 

それでも役に立つお話を聞ければ良いのですが、かなり的外れなトークで押し売りをしてくるだけなので、正直イメージは悪いですよね。ここ2年ぐらい店舗には近づいてませんが、多分そんなに変わってないかと思います。

 

STUDIOUSのスイングトップをレビュー

概要

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4年程前に購入したSTUDIOUSオリジナルのスウィングトップブルゾン。「30代から見て~」のような表題にしましたが、購入時はギリ20代だったと思います。

 

実はこのブルゾン、かなりの頻度でヘビーユーズしています。その理由はとにかく楽だから。イージーケアで手間いらず、ややゆったりしたシルエットなので着用時はストレスフリー。春や秋になると気が付けば手に取ってしまう一着ですね。

 

気合を入れてお洒落を楽しむ服ではありませんが、楽だから故に友人や会社の同僚と飲みに行ったり、近所のショッピングモールに出かける際なんかは高確率でこれを着ています。それだけに、プライベートの私を知る人からしたら、私の服装はこのブルゾンのイメージが強いかもしれません。まさに日常着。

 

そして、ただ楽というだけじゃなくてデザインが洗練されているというのもポイント。この手のスウィングトップはどうしてもオジサンくさくなりがち(それがある意味魅力…)ですが、シルエットであったり絶妙な生地感やディテールによって現代的なニュアンスが表現されているので着こなしも難しくはありません。

 

ディテール

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若干の起毛感があり、天然素材のような柔らかな風合いも感じますが、ポリエステルとレーヨンによる100%化繊生地となっています。私自身、いまだに天然素材至上主義的な側面もありますが、こういう上質な化繊生地を手に取ると、これはこれで悪くはないよなと思わされてしまいますね。天然素材顔負けの質感ながら、雑に扱っても全くシワが残らない。それはもう重宝しますよ。

 

遠目からは目立ちませんが、モノトーンのグレンチェックにブルーの格子柄を被せたデザインも汎用性抜群。デニムかグレーのスラックス履いて、適当なインナーを合わせれば即席コーデが完成します。

 

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襟型はバラクータのG9に代表されるドッグイヤーではなく、マックレガーのドリズラーのようなシャツ襟タイプ。クラシカルな柄とも相まって上品な顔立ちです。

 

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余計な装飾を削ぎ落したシンプルなデザインのこのブルゾンで、唯一目を引くのは裾の側面に取り付けられたスナップボタン。

 

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このスナップボタンを留めることで裾を絞ることが可能。パンツの太さに合わせて裾幅を調整することが推奨されていますが、私は基本的にボタンを留めっぱなしですね。こうしてタックが入ることで後ろ姿にも表情が生まれます。

 

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国産にこだわるSTUDIOUSなので、ジップは当然の如く我らがYKK製。ただ、ジップを閉める機会は皆無。

 

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裏地はしっかりと総裏仕様となっているので、インナーに気を遣えばある程度気温が下がってきても対応可能です。

 

サイズ感とシルエット

終売しているアイテムなので何の参考にもなりませんが一応。

身長173cm体重65kg肩幅44cmの私が着ているのはMサイズに相当するサイズ2となっています。オーバーサイズとまでいきませんが、肩は軽く落ちていて身幅にもゆとりがあるので、リラックスした雰囲気があり、実際に着心地は楽の一言です。

 

コーディネート

ブルゾン:STUDIOUS(ステュディオス)

ニットポロ:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)

パンツ:A.P.C(アーぺーセー)

靴:JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)

 

ブルゾンの柄に合わせてグレーのニットポロとデニムを持ってきました。それだけで特に工夫はありません。

 

ブルゾン:STUDIOUS(ステュディオス)

ニット:FRED PERRY(フレッドペリー

シャツ:Southwick(サウスウィック)

パンツ:INCOTEX(インコテックス)

靴:CONVERSEコンバース

 

アームホールと身幅にゆとりがあるので、厚手のローゲージのニットをインすることも可能。先程のコーデもそうですが、どこかファッション雑誌の「ファッジ」ぽい感じに仕上がっちゃいましたね。実は20歳後半頃に愛読していたので多少の影響はあるかもしれません。

 

まとめ

では最後に私のSTUDIOUS評をまとめておきましょう。

 

  • MADE IN JAPANに焦点を当てたセレクトショップという形態は大手では唯一無二。一介の服好きとして好感が持てる。
  • オリジナルアイテムのクオリティは上々。コスパに優れ、特に生地へのこだわりを感じる。
  • メインターゲットは20~30代であるが、一部のセレクト&オリジナル品を見ると必ずしも「若者だけのため」ではないことが分かる。ただ、個人的な趣味とは少し離れてきたかな。
  • 押し売り感強めのイケイケ接客は人によっては拒絶反応を示すかも。私も同じです。

 

こんな感じでしょうか。色々な意見もありますが、似たり寄ったりのセレクトショップが多い中、しっかりとしたコンセプトを持っているお店は貴重な存在ですね。今では少し距離は置いていますが、その動向は気にかけています。

 

とりあえず、愛用しているスウィングトップブルゾンに関してはもうしばらくお世話になりそうです。本当に使い勝手が良いんで。

 

今回は以上です。