トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

自由は逆に難しい!?ビジネスカジュアルのマイルールについて。

「ビジネスマン=スーツ」という図式が崩れてから久しく、ビジネスカジュアルの導入が遅かった私が勤める会社でも早2年が経とうとしています。

 

ところがこのビジネスカジュアルが意外と難しい。なんせルールが曖昧なので。私の会社を例にすると規定を読む限りタンクトップに短パンのきんに君スタイル以外ならOKになってますからね・・・。もはやなんでもありです。とはいえそうもいかないので、何を着たらよいのか迷った挙句に結局スーツのままという方が多いように感じます。 

 

やはりカジュアルである以前にビジネスなので、最低限のルール(マナー)は必要です。そこで今回は私が考えるビジネスカジュアルのマイルールをご紹介してみようと思います。

 

結局のところ職場次第なので、一概にこれが正解というわけではありませんが、ビジカジ初心者の方でも実践しやすく、大きく失敗することもないはず。興味のある方はご覧ください。 

 

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ビジネスカジュアルのマイルール

ジャケットを着る

いくら規則が緩くなったとはいえ、あくまでもビジネスの場なので、誠実さ信頼感を与える服装が求められます。そしてそれを大人の男性が実現するにはジャケットが以上に適したものはありませんね。なので真夏以外は基本的にジャケットを着ています。まぁ、単に私が休日でもジャケットを手に取るぐらい好きだからという理由が一番大きいんですけどね。

 

色柄は無地のネイビーが鉄板で、必ず一着は揃えておきたいところですが、せっかく「如何にも」なビジネススーツから解放されたのであれば、洒落感のある生地にも挑戦してみてもいいですね。色はスーツだと少し手を出しにくいブラウン・ベージュ系、柄はクラシカルなグレンチェックやウィンドウペンあたりを選べば派手になりすぎることはないはず。  

       

インナーにはドレスシャツ

ビジカジのジャケットスタイルといえば、インナーにはクルーネックのカットソーをイメージする方も多いかもしれません。ベンチャー社長のテンプレみたいなあの格好です。実際に私の会社でもそういう服装の男性社員は結構見かけます。ただ、私としては完全にNG。その理由は主に2つあります。 

 

まず1つ目は当ブログの中でも散々述べてきた襟裏の汚れ問題です。1日中着たシャツの襟裏を見たら分かりますが、首が生地に直接触れるとあの皮脂汚れがジャケットにも付着します。そしてジャケットはシャツのように簡単には洗えません。そう考えるととてもじゃありませんが、ジャケットにクルーネックは合わせられませんね。 

 

そして2つ目はジャケットとのバランスです。先に挙げた「ジャケット+クルーネックカットソー」のような装いの場合、合わせるジャケットも生地や仕立てがテロっとした良くも悪くもチープな物の方が似合います。一方で本格的なテーラード仕様のジャケットだとカジュアルの王様みたいなカットソーとはアンバランスでチグハグな感じになってしまいます。

 

まぁ、その理屈だとネックの高いニットや襟付きのポロシャツのような首元が覆われて比較的ドレス度の高いアイテムならジャケットに合わせられるんですけど、そういう組み合わせは休日でもすることがあるので、オンとオフの差別化という意味も込めて私はドレスシャツを選びます。

         

普段はノーネクタイ

ジャケットにドレスシャツとなればタイドアップした方が様になりますが、勤める会社がビジネスカジュアルを導入する以前からノーネクタイを推奨していた風土があるので、それに倣い私も普段はノーネクタイで過ごします。ただ、ネクタイ自体は好きなので、外出する予定がある日などは隙を見て(?)タイドアップを密かに楽しんでいます。    

 

パンツはウールスラックス

ジャケットに合わせるパンツの選択肢は幅広く、デニムジーンズやチノパンなどの選択肢もありますが、私はあえてウールのスラックスで縛っています。理由はドレスシャツと一緒でオンとオフの差別化です。ジャケットにジーンズみたいな装いは休日用に取っておきます。

 

また、スラックスタイプであっても生地がコットンやリネンだとカジュアルな雰囲気が強くなるので、そういったパンツも基本的にはビジネスには使いません。今のところは硬派にウール一本で勝負しています。まぁ、この辺は今後考え方も変わっていきそうですが。   

 

足元はカジュアル寄りな革靴

ビジネスカジュアルの足元はスニーカーがもはや多数派かもしれませんが、私は休日でもほぼ革靴を履いているような人間なのでそうもいきません。そもそも「ジャケット+ドレスシャツ+ウールスラックス」という組み合わせを選んでいる時点でスニーカーは結構難しいんですけどね。

 

とはいえスーツではないので、ストレートチップのような如何にもドレスシューズ然とした靴はジャケットスタイルだと浮いてしまう可能性があります。そこで選ぶべきはカジュアル寄りな革靴です。具体的な例を挙げるとローファーUチップウィングチップなど。これらは休日のカジュアルな装いにも合わせられるので、持っていると本当に頼りになりますよ。    

 

クールビズにはポロシャツを

ビジネスカジュアルの場合、クールビズという概念もほぼないのですが、夏本番(最近は9月半ばまで)はさすがにジャケットは着ません。ただ、シャツにスラックスだと従来のクールビズと代わり映えがないので、私はポロシャツを選びます。まぁ、単純にシャツより楽で涼しいですからね。  

 

手に持つ鞄はブリーフケース

スーツではないので、手に持つ鞄の選択肢も広がります。ジャケットスタイルであればレザーのトートバッグぐらいがちょうどいいかと思いますが、そこを敢えて私はブリーフケースを選びます。書類やタブレットを持ち運びするのにトートより使い勝手が良いというのもありますが、ここまで何度か述べたようにオンとオフの差別化のためです。

 

休日用のレザートートは複数所持しており、装いや目的に応じて使い分けています。それを仕事で流用しても全く問題ないのですが、そこは気分的に分けておきたいのです。とはいえ、あまりにも畏まりすぎたバッグだとジャケットスタイルに合わない場合もあるので、適度にカジュアルな物を選ぶようにしていて、現在はフェリージのレザー・ナイロンのブリーフケースを愛用しています。ちなみに休日用と違い仕事用のバッグは日々中身を入れ替えるのが億劫なので、基本的には毎日同じ物を使います。     

 

まとめ

普段から意識していることを「ビジネスカジュアルのマイルール」として文章に書き出してみました。私の個人的な趣味や勤める会社の風土が大きく反映されていますが、少しでもご参考になれば幸いです。 

 

全体を通してお分かりいただける通り手堅い内容です。せっかくならもう少しカジュアルしたいって考えもあるのでしょうが、私の場合はこれぐらいのバランスがちょうどいい。

 

ジャケットにシャツ、スラックスそして革靴のようにビジネスとして相応しいアイテムを使うというルールを設けるからこそ、素材感やディテールで多少遊んでも許される、自分の中での免罪符になっているような気がしています。 

 

そして本文中でも何度か触れた通り、オンとオフの区別ははっきりさせておきたいという思いはあるので、普段の休日では取り入れづらいドレス度の高い装いを意識しており、むしろそれを楽しんでいるという側面もあるのです。(子供が小さいうちは休日にジャケパンというわけにもいかないので・・・)

 

今回は以上です。