ラガーシャツっぽい物は以前から持っていましたが、いつかはより本格的なプロダクトに挑戦してみたい、そして狙うならもちろんBARBARIAN(バーバリアン)だと決めていました。
この度、タイミングも合いようやく購入することができたので定番ラガーシャツのレビューをお届けします。
実は昨秋より日本向けモデルがNEW JAPAN SIZE(ニュージャパンサイズ)としてリニューアルされていますので、その点も含めてお伝えしていこうと思います。
バーバリアンのラガーシャツを未経験の方、今まで愛用してきた方共に参考になるかと思いますので、よろしければ最後までご覧ください。
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バーバリアンについて
「ラガーシャツといえば」なブランドのバーバリアン。カンタベリーやラルフローレンあたりも有名ですが、本格志向とファッション性のバランスが良く、私の中ではやはりラガーシャツといばバーバリアンなのです。
そんなバーバリアンは1981年にカナダで誕生したラガーシャツ専業ブランドです。勝手にアメリカ発と思い込んでいましたが、よくよく考えると北米でラグビーならアメリカじゃなくてカナダですよね。
創業当時は高品質なシャツが評判を呼び多くのラガーマン達に選ばれてきましたが、次第に競技者だけではなくプレッピースタイルやストリートファッションとも親和性を高め、ファッションアイテムとしての地位を確立していきました。90年代にはここ日本でもお馴染みの存在となり、現在でも老若男女問わず様々な層に愛されています。
バーバリアンのラガーシャツをレビュー
概要
ひとえにラガーシャツと言えども半袖やクルーネックなど複数のバリエーションがある中、今回購入したのは襟付きのロングスリーブモデル。生地柄に関してはシックな無地やアイコニックな4色使いのマルチボーダーにも惹かれるものがありましたが、ラガーシャツらしく、それでいて比較的コーディネートにも組み込みやすいグリーン×ネイビーのワイドボーダーを選びました。
がっしりと肉厚な生地、切り返しの白襟、リブ状の袖口、ゆったりとした身頃・・・等々、どこを取っても多くの方がイメージする「THEラガーシャツ」的な一枚ですね。
また、バーバリアンのラガーシャツは本国仕様のカナダサイズと日本人向けに展開するジャパンサイズが用意されていますが、記事冒頭で触れた通り、昨秋より日本規格がニュージャパンサイズとしてリニューアルしています。詳しくは後述しますが、近年のトレンドを踏まえややリラックス感のあるサイジングへと変更されています。
購入先はここ最近お世話になる機会の多い福岡のセレクトショップ「FRAME」。クロケット&ジョーンズやホワイトハウスコックスだけでなくバーバリアンの直営店代理店でもあります。品揃えは流石なので遠方の方はオンラインショップからどうぞ。
ディテール
12オンスのコットン生地。肉厚でありながら決してゴワついているということはなく、意外にも手触りは滑らかで上質さを感じられます。洗いを重ねることで風合いや色味が経年変化するとのことなので楽しみですね。
普段使いしやすいように薄手の8オンスモデルも用意されていますが、せっかくバーバリアンを手に取るなら昔ながらのヘビーオンスを選びたいところ。
ボディとは異なる素材のシャツ襟は8オンスのツイル生地。こちらもそれなりに厚みがあります。私はしませんが、しっかりと襟を立たせることも可能です。
私が思う本格的なラガーシャツの目安はこのラバーボタン。一般的にボタンはプラスチックや天然貝など硬質な素材が使われるところですが、フルコンタクト競技のラグビーでは怪我を防ぐため伝統的に競技用のシャツにはラバーボタンが採用されてきたそうです。比翼仕立てになっているのもおそらく同じ理由でしょう。
もっとも近年の競技用としてのラガーシャツは襟もボタンも省かれたクルーネック型が主流なようですが。
プレイ中に襟を引っ張られて襟口は裏地をバッテンに縫い付け補強されています。
同じように脇にも裏から補強がなされています。ラグビーという競技が如何にタフなスポーツであるのかが分かりますね。
右の袖口にはブランドタグが取り付けられています。主張しすぎないのは良い。
NEW JAPAN SIZEのサイズ感とシルエット
身長173cm体重65kg肩幅44cmの私が着ているのはニュージャパンサイズのS。
実は以前、ニュージャパンサイズが登場する前に旧ジャパンサイズを試着したことがあるのですが、Sサイズだと明らかに肩幅が足りず、胸元はやや窮屈な感じがあり、一方でMサイズにすると着丈と袖丈が長すぎるといった感じで、どちらもしっくりこずに購入を見送っていたという経緯がありました。
その点現在のトレンドに合せて従来から肩幅・身幅を2cm程アップしたニュージャパンサイズは、オーバーサイズ志向ではない私にとっても都合が良く、このSサイズがジャストだと思います。(写真は未洗濯の状態ですが、洗いをかけることで着丈・袖丈は平均2cm程縮みます。)
もう1つ上のMサイズでも全然良いのですが、私の場合ジャケットのインナーとしても考えているので、程よくゆとりのあるSサイズを選びました。
ファッション誌などでよく見かけるラガーシャツの中にBDシャツをインした着こなしをすることも可能ですが、多少ゴワつくのでこのような着方を想定するのであればワンサイズ上げた方が無難です。
ちなみに本国モデルのカナダサイズはニュージャパンサイズと比べると身幅と着丈こそそこまで違いはないものの、肩幅が広くドロップショルダー気味になるので、カジュアル派・ストリート派の方はこちらのフィットモデルを選んでみても良いかもしれませんね。
コーディネート
ジャケット:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
ラガーシャツ:BARBARIAN(バーバリアン)
パンツ:LEVI'S(リーバイス)
シューズ:JALAN SRIWIJAWA (ジャランスリワヤ)
このコーデをしたいがために、このサイズとカラーを選んだようなものです。ヘビーオンスの生地なので普通のジャケットだとアームホールが窮屈になってしまうところですが、クラシックモデルのブレザーということもあってか特に違和感はありません。
ラガーシャツ:BARBARIAN(バーバリアン)
パンツ:GERMANO(ジェルマーノ)
シューズ:CROKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)
紺ブレ以外だと基本的には一枚で着る予定。パンツはベージュチノとかでも良さそうですが、ここではラガーシャツと同系統色のカーゴパンツを合せてみました。ただ、これだと野暮ったくなりすぎるので足元にはタッセルローファーを合せてバランスを取ります。デザインが似ているポロシャツと違い、ラガーシャツは「どカジュアル」なアイテムなので、パンツなりシューズなりで工夫が必要ですね。
まとめ
バーバリアンの定番ラガーシャツをご紹介しました。
明らかにスポーティーでカジュアルなアイテムでありながら、トラッドスタイルとも相性が高く、期待してた以上に出番が多くなりそう。
ラガーシャツ自体どうしても好き嫌いが分かれやすいアイテムだとは思いますが、意外とコーディネートの幅は広く、使い勝手も悪くないので是非挑戦してみてはいかがでしょうか?もちろんおすすめはバーバリアンです。
今回は以上です。