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YCHAI(イカイ)のROBUSTO ホワイトデニムをレビュー!大人の白パンはちょいゆるめが正解です。

久々に今年はホワイトデニムを履きたい気分。

 

でもホワイトデニムをはじめとした白パンって結構難しいですよね。なんというか気恥ずかしさもあって、ともすればチャラい感じにもなりかねません。

 

そこで今回ホワイトデニムを選ぶにあたって重要視したにポイントは2つ。

 

まずは色が真っ白ではないこと。生成ともまではいかずとも少し黄みがかった色、若しくはグレーの混じったオフホワイトのイメージです。これはまぁ探せば割とあります。

 

そしてもう一つはちょっとだけゆるめのシルエットであること。実はこれが意外とないんですよね。リラックスフィット全盛の現在でもことホワイトデニムに関しては依然スリムフィットが主流。タイトなホワイトデニムもカッコいいとは思うのですが、少しやんちゃな香りが漂ってきます。昔はそういうのも履けてたんですけどね・・・。

 

ということで、多少難航したホワイトデニム探しでしたが、イメージに限りなく近い一本を見つけることができました。気鋭のパンツ専業ブランド YCHAI(イカイ)の代表作であるROBUSTO(ロブスト)のホワイトデニムモデルです。

 

これぞ大人が履くべき白パンの決定版。その魅力をお伝えします。

 


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YCHAIについて

YCHAI(イカイ)は2018年に誕生した極めて新しいブランドですが、イタリアを代表するパンツ専業ブランド SIVIGLIA(シビリア)の創業者兼デザイナーのサウロ・ビアンケッティ氏が立ち上げたパーソナルコレクションとしということもあって、デビューから早々に注目を集め、ここ日本でも徐々に知名度を高めています。

 

そんなYCHAI(イカイ)の十八番はなんといってもデニムパンツです。その点は母体であるSIVIGLIAと同じなのですが、バチバチのタイトフィットでスタイリッシュなSIVIGLIAのデニムと比べると、YCHAI(イカイ)はクリーンでありながらややルーズなフィッティングを中心としています。かといって巷に溢れるワイドパンツの範疇に入ることもなく「適度にゆるい」の塩梅が実に素晴らしいのです。

 

今回ご紹介する「ROBUSTO(ロブスト)」はまさにその象徴ともいえるモデルではないでしょうか。

 

YCHAIのROBUSTO ホワイトデニムをレビュー

概要

YCHAI(イカイ)の絶対的看板モデル ROBUSTO(ロブスト)。そのホワイトデニムを購入しました。

 

画像では伝わりにくいところですが、生地の色味はわずかに黄みがかったオフホワイトで、光の加減や組み合わせる服のバランスによっては生成りっぽく映ります。

 

それにしてもこの絶妙にルーズなシルエットが秀逸。ヒップや渡りには十分なゆとりを持たせる一方で裾に向けては自然なテーパードがかかっていて、リラックス感のある見た目、履き心地でありながらも洗練された印象を受けます。ドレスパンツだとよく見るパターンですが、ジーンズではありそうでなかったシルエットなんじゃないですかね。

 

ちなみにクリースのようなセンタープレスが入っていますが、これは私が付けたわけじゃなく購入時からそうなっています。普通に洗いざらしでも良いですし、こんな感じで軽く折り目を残してドレスライクに履いてみても様になるかと思います。

 

ディテール

厚すぎず薄すぎない13オンスのホワイトデニム。ほぼ通年で使えそうな生地感ですね。洗いがかかっているので、新品時点で既にこなれた雰囲気があります。ROBUSTOでもモデルによってはポリウレタンを混合させたストレッチ素材を使っている場合もありますが、このホワイトデニムは違います。やはりコットン100%の風合いに勝るものはありません。

 

フロントはボタンフライが採用されています。そこまでこだわりはないですが、ジーンズならジッパーよりボタンフライが好き。

 

ボタンはこんな感じで深い銅色(ほぼ黒)となっています。マットな質感で光沢はほぼありません。4連のドットモチーフはビアンケッティ氏の親愛なる4人の家族を意味しているそうです。

 

手書き風の革パッチは上質なゴート(山羊)スエード製。これが洗濯を繰り返すとどのように経年変化するか楽しみですね。ヒップポケットの上には例の4連ドットが刺繍されています。

 

サイズ感とシルエット

身長173cm体重65kgの私が購入したのはサイズ31。ウエストに多少の余裕があるのでサイズ30でも良かったのですが、全体のシルエットはサイズ31の方がイメージと近かったのでこちらを選びました。

 

サイズ31で渡り幅32cm、裾幅が19cmとなっていますが、これで裾幅18cm以下とかになるとテーパードが効きすぎちゃうと思うんですよね。いや、ウールパンツやインディゴデニムなら別に気にならないというか、むしろ好みのシルエットになるのですが、ホワイトデニムは違う。ホワイトデニムは頑張っちゃダメというのが私の考え。

 

その点ROBUSTOのシルエットはホワイトデニムと相性が良いし、逆にこれ以上太くしすぎるのも悪手。白は膨脹色なのでその加減が難しいんです。

 

繰り返しになりますが、本当に「適度にゆるい」の塩梅がちょうどいいパンツです。

 

コーディネート

ジャケット:RING JACKET(リングヂャケット)

シャツ:HITOYOSHI(人吉シャツ)

パンツ:YCHAI(イカイ)

シューズ:JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)

 

春らしい三者混のジャケットと鮮やかなブルーのデニムシャツ。これにホワイトデニムを合わせたら間違いないく合うよねって感じのコーデ。パンツが細すぎないからこそ、こういう「あからさま」な装いにも挑戦できます。

 

ジャケット:RING JACKET(リングヂャケット)

ポロシャツ:LACOSTE(ラコステ)

パンツ:YCHAI(イカイ)

シューズ:CROKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)

 

打って変わってあまり春らしくないブラウンのジャケットとボルドーのポロシャツ。どちらも大好きな色味ですが季節感には欠けますね。でもそこにホワイトデニムを投入すれば一気に雰囲気が変わります。やっぱりホワイトデニムを持ってて良かったなと思う一例。ホワイトデニムはブルージーンズよりもカジュアルな印象が強いので、ジャケットスタイルのドレスダウンにも便利ですね。

 

まとめ

久々に購入したホワイトデニムをご紹介しました。

 

「なんとなく恥ずかしい」とか「キャラじゃないな」と勝手な思い込みで避けてきましたが、色味やシルエットにさえ気を付ければなんら問題なさそうですね。

 

これからの季節はもちろんのこと、全体が重くなりがちな秋冬の装いでもホワイトデニムは重宝することになりそうです。

 

それにしてもこのROBUSTOのシルエットはかなり気に入りました。これは定番のインディゴモデルも欲しくなりますね・・・。割と真剣に検討してます。

 

www.beams.co.jp

 

今回は以上です。