トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

古着のような雰囲気を纏ったユニクロのシャツ!?ヒッコリーワークシャツを購入。

今年のユニクロはワーク系のアイテムに力を入れているみたいですね。

 

ただ、興味はのあったもののそこまでフォローできていなかったので、本当に偶然。たまたま見つけて妙に気になったヒッコリーワークシャツを購入したので、ご紹介していこうと思います。

 

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店舗の片隅で異様な雰囲気を放っていた・・・

近所のイオンモールで時間を潰すために、特に目的もなくユニクロへ。

 

今更ながらちゃんと見れていなかったユニクロUの22SSコレクションとインラインの新作を中心に眺めながら、いつものルートを歩いていました。

 

ユニクロUのニットポロやコットンリネンシャツなど食指が動きそうなアイテムもありましたが、購入には至らず。

 

いつもの順路の終盤に差し掛かり、もう見るものないので書店にでも移動しようかなと考えていたところで、あるコーナーで立ち止まりました。セルフレジの付近で、客の導線を考えると決して目立つ位置ではない場所に設置されていたデニムシャツのコーナーです。

 

ここ最近ボタンダウンのデニムシャツを探していたので、ユニクロでも悪くはないかなぁ、なんて思いながら生地感を確かめようと手を伸ばそうとすると、ラックの奥の方から異様な気配が。

 

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ストライプ?まずデニムじゃないぞ。

 

デニムシャツそっちのけで、そのストライプのシャツを手に取ると、造形からワーク系のシャツであることに気付きましまが、ボタンの付け方や生地の縫製を見ると他のシャツとは違い明らかにデザイナーの拘りを感じます。特別コレクションの売れ残りかとも思いましたが、タグを確認するとインライン物のようだ。なんだこれ??

 

正直この手のワーク系には詳しくありませんが、そのディテールや生地の風合いからは、まるで古着やヴィンテージのデットストックのような不思議な雰囲気を感じ取りました。

 

気にはなるものの私には上手く着こなせる自信がなく、カラーソックスを買い足したかったことを思い出して、一度はその場を立ち去っりましたが、どうもさっきのシャツが気になる・・・。

 

というこで、私にとっては少し珍しいアイテムを衝動買いしました。計画性は皆無。でも安定のユニクロ価格だし、まぁいいか。

 

ユニクロのヒッコリーワークシャツをレビュー

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こちらが今回購入した「ヒッコリーワークシャツ」です。あまり聞きなじみがないヒッコリー生地とはブルーのデニム生地に白糸で縞模様を施したもの。大枠で見ればこれもデニム素材だってんですね。

 

デザイン上の特徴としては、ボタン付きのダブルポケットとボックス型のゆったりとしたシルエットが目を引き、ワークウェア然としたルックスとなっています。

 

ディテール

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ユニクロの他のデニムシャツと比べてもしっかりと厚めの生地が使われています。また表面がわずかに起毛しており、使い込まれた古着のような質感を感じさせられました。

 

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ボタンにはヴィンテージウェアによく見られる猫目ボタンを採用。素材はナットのようにも見えますが、価格を考えたらプラスチックかもしれません。写真では白っぽく見えていますが、実際はもう少し黄みがかった乳白色で、表面には色味のムラがあるので本物のヴィンテージのような雰囲気があります。

 

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背中や袖の縫い付けにはトリプルステッチが施されています。縫製技術が低かった50年代60年代のワークウェアでは強度を高めるためのディテールでしたが、今では当時の意匠を再現するためのデザインの一部です。当然その分手間がかかるので、この価格帯でわざわざトリプルステッチを採用しているとは感服します。

 

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広めに取られたヨーク(襟元から広がる三角形の生地)がカジュアルな印象を加速させていますね。また両肩が動かしやすいようにサイドプリーツも備わっています。

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ユニクロのシャツにはあまり登場しない裾のガゼットもワークシャツらしいディテールですね。

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こちらは生地を裏から覗いた様子。両胸のポケットの淵と猫目ボタンの縫い付け箇所の上からフェルトで補強(カバー?)が施されています。これもヴィンテージライクなワークシャツの要素なのでしょうか?詳しくは分かりませんがあまり見かけないディテールです。

 

サイズ感とシルエット

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身長173㎝体重65㎏肩幅44㎝の私がMサイズを着るとこんな感じ。丈感はいつものユニクロサイズで着丈が長め。一方で身幅は他のカジュアルシャツと比べてもややゆったりとしている印象です。

 

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生地がしっかりとしているこのシャツはライトアウターとしての着用も推奨されているようで、厚手のTシャツを中に着ても全く問題なさそうですね。

 

コーディネート

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シャツ:ユニクロ

パンツ:GERMANO(ジェルマーノ)

靴:REGAL(リーガル)

 

このシャツは羽織るより、敢えてボタンを全部留めてキチンと着たい気分。ジェルマーノのドレスカーゴと合わせて程よくカジュアルに。

 

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ジャケット:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)

シャツ:ユニクロ

パンツ:CEASTERS(ケステル)

ベルト:BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)

靴:CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)

 

変化球的な着こなしですが、正直これがしたいが為にこのシャツを買った節もあります。やっぱりヒッコリーの柄と紺ブレは色味が合っていますね。目論見通りです。ちょっだけ見えている両胸のポケットも良いアクセントに。長めの着丈が幸いしてタックインさせても問題ありません。

 

まとめ

私にしては珍しいワーク系のシャツをご紹介しました。

 

偶然に見つけたアイテムでしたが、どうやら新作というわけではなく以前からラインナップされていたみたいですね。全然知りませんでしたよ。

 

ワーク由来の服にはいまいち知識が欠けている私にとっては、本格志向のディテールがより一層新鮮に映りましたし、それを2,990円で売るとはさすがはユニクロといったところです。

 

ちなみに3月17日までは1,990円の期間限定価格になっているみたいですよ。

 

今回は以上です。